ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

教育委員会に同性愛者の差別を聞きに行く

2007-05-31 01:27:25 | Weblog
レインボープライド愛媛の活動として先日、松山市教育委員会に
同性愛者ら性的少数者への偏見や差別を育てない教育について教育委員会が
どう考えているか話を聞きにいきました。

相手は松山市教育委員会の学校教育課長さんと保健体育の指導主事さん
こちらは俺と市議会議員の武井さん

1時間を越える話をしてきましたが、なんともはっきりしない話に
ぐったりでした。

多様性を認め合う教育については同じ思いであると思いましたし
性的少数者に対して偏見を持って対応される印象もありませんでした。

でも、いざなんらか授業の内容で触れていくことが出来るかというと
何もかも忙しくてそこまでは・・・といった感じで

実際に聞いてても、忙しさから疲弊している感が伝わってきます。
そしてバッシングの多い性教育に関しては当の教育者たちも身動き取れなく
なっている感じです。

性的少数者のことを授業で取り上げれば、クラスに1,2名はいるだろう
当事者にとって初めて自分のことが肯定される情報として伝わるかもしれません。
どれほど救われ自己確立にもつながるでしょう。

そのときにまだ意識をして無い生徒でも、いづれ気が付いたときには
冷静に自分を受け入れる方向に考えも持っていけるように道しるべとなるでしょう。

そしてこのことを題材にした時に、子供たちに根付く偏見が湧き出してくる
ならば、それこそ考えを改める好機、あらゆる差別問題につながるとても有効な
題材となることでしょう。

一切の情報が否定的情報しかない中で自分たちは悩み自分を追い込んできました。
その辛さは多くの仲間が共有していることでしょう。

性にまつわる授業でも男と女のことしか書かれていません。

性教育となるとバッシングがある中でも、人権教育としては向き合わざるを
得ないはずです。
今回は人権教育担当の指導主事の先生ともお会いしたかったのですが
都合が付かなかったようです。

とりあえず、活動している自分たちが松山にいることは挨拶できたってところかな~うーむ

実力テストとか、やることがたくさんあって忙殺されている・・
それもそうでしょうが人間を育てていることや、実際に当事者の生徒がいる
以上はどうしても向き合ってもらわなくてはなりません。

さあ、今回は挨拶としても次はどこからお願いし意識していこうか?
また考えてみたいと思います(ちょっと途方も無い気分)

今回会った指導主事の先生も、ご本人の意識はとても高く持ってらして
今日の話を受持ちクラスがあるならホームルームですぐに取り上げたいくらい
だとは言ってくれました。

わずかな一歩でも変化出来るはずだ、実際に教育にかかわっておやれる
先生なら、その方法ややり方を見つけられるはずだ!と
宿題をお願いしてはみましたが・・・

ちょっと反応が薄く、先につながりそうに無いというか
先が見えなくて疲れました。

この話の後、渡した資料などを見て何か考えてくれていれば良いのですが。

実際に教鞭をとられている皆さんには、教師の裁量で出来る範囲も相当
あるようですし。実際の教員の皆さんとも知り合っていければいいなあ。
その出会いの中から、広げてもいかないとなあ・・・

先生方!!お話しませんかぁ??

レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org
コメント
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