ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

映画「バベル」の挫折感

2007-05-01 23:59:31 | Weblog
これがまた・・救いを探すのに途方にくれるような虚しさに溢れていてね
押しつぶれそうになるほどでね、見たくないものを一度に見せられたようで・・。

なかなか難しくどう捉えてよいものか・・
ちょっとブログ記事を書く自信がなくなるほどです。

後を引きながら今日いろいろ考えてみました。

アメリカの観光客に見る横柄な態度。
物質の豊かさに若者がめちゃくちゃな日本。

豊かな国の手前勝手な醜さ。

そして、国が変わればこんなにも違う世界が・・。

この格差に耐えられるか?そんな映画だった。

この映画を見て、海外旅行は危険だなって思えたって感想も多いようだ
確かに、俺もそういうところは感じた。

でも、それで済ませてよいことか?
それならアメリカの観光バスの客となんら変わりが無い。

この映画に出る無邪気な子供たちでも、
銃はすべての問題の元凶だったと最後の最後で悟るのです。

でも、救いの光が限りなく見えなくて・・
世界が分かり合えることなんて決してございませんよね?・・みたいな

そんな挫折感に押し寄せられる映画ですが、そんな世界であっても
ほんの小さな希望の光から切り開いていきたいよね?と気が付かされる映画で
それでも、これは映画館で見てよかったなと思えるものでした。

一つ一つのエピソードが心に深く残っていくでしょう。

「バベル」
テーマ音楽が流れますが、これがまた泥沼の不幸の旋律がエンドレスに・・
この曲、聴いただけで心が沈みます!?よく出来たテーマ曲だと唸ります。
http://babel.gyao.jp/
コメント
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