ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

NHK紅白・OZMAのそれから

2007-01-15 00:32:00 | Weblog
NHKもね、散々利用しておいて切り捨てるとは・・。

でも一番気になるのはこの事件をこれほどまで大きなものにしてしまう風潮だと
思うんだ。

あのパフォーマンスがくだらないものであることは百も承知
くだらない!嫌いだ!で済む話なのに。
どうしてそこまで目くじらを立てなくてはならないか?

過去何人かの出演者が紅白と言う大きな、そして特別なステージにおいて
アナーキーなパフォーマンスをやってきた。

そこには何か世の中への反骨精神を感じるものでもあったろう。
それがOZMAにあったか?どうか?なんてこともくだらない話でしょう。

全部承知で出場させ、騒いで紅白の宣伝をしてもらったNHK。
すべての責任を押し付け逃げた。

「俺たちを出場させたことをNHKは後悔するだろう!」とのOZMAの予言
どおりのことにはなっている訳だけど。

しっかりしてくれよNHK、そりゃないやろ?と思うところだ。

なにより、今の世論圧力が、NHKにあんな幕引きをさせるしかおれないように
追いやっていることに不安を感じている。

「お祭りなんだからいいじゃないですか。多くの人が見るとは言ってもショー
なんですから。表現の問題ですからそこまで極端に締めつけるのはどうかと思う。
良い悪いは、ぜひ家庭内でお話する機会にしてください。」

てな調子でNHKが抑えてもらわなくちゃ・・。

だって、1000件程度のクレームでしょう?確かに多いかもしれないけど
大きな声を出したものにばかり合わせてて良いのかな?

何か、窮屈な時代に向かっている現われだと思っちゃうのですが。
主流意見に反論できない「やわらかな全体主義」ってやつでしょうか・・。

性教育バッシングと同じものが匂うのです・・。

NHKはそもそも出場者を選ぶところから信念が無かったのだろうし、そこに
受信料問題の弱みに付け込まれて放送者としての主体をなくしボロボロです。

NHKがガタガタになって済む話で終われば良いけど、世の中の風潮を
悪い風向きに煽ってしまっていることは問題だなあ。

NHKに限らずマスコミの無能を感じてしまいます。

もう少し、俺たちマスコミはこういう国でありたい!
こういう社会でありたい!という信念持ってもらいたいな。

大衆の代弁者たるマスコミが無自覚で主体性をなくしたら
誰が大きな声で発言できるのか?

常に主流を探し漂っている大衆に、こびる必要も無いのです。
コメント
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