ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

HIV検査で誤通知・・

2007-01-24 00:29:35 | Weblog
仙台の保健所でエイズ検査を受けた男性に検査結果を間違えて通知して
しまったらしい。

匿名の検査だから特定できず、伝えることも出来ないでいるらしい。

HIV陽性を陰性と誤通知、検査男性は特定できず(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070123it06.htm

この、まるで公開捜査?のような記事を、複雑な思いで読んだ。

何日の検査で、受付番号が何番の30代男性・・
これだけの情報があれば当人が気がつく可能性も大きいだろう。

でも、こんな形で感染を知ることになるなんて、どんな気持ちだろうか。
カウンセリングを受けることもできず陽性の情報だけが伝わっていく・・・

大丈夫なのだろうか。連絡なんてしてこれるのだろうか

確かに本人の体のためにも、エイズを発症する前の早くに通院しはじめる
必要がある、だから早く知らせてあげなければならない。
でも、一刻を争うことかどうか・・

この公開捜査というやり方?にこんなことを思った。

このままでは検査後、安心した感染者が無自覚に一般社会でHIVを撒き散らして
いるかもしれない、早く食い止めなければ・・??

そんな気持ちが隠されてはいないのか?

もう少し、配慮はできないのか
マスコミを利用するにしても当日検査をした人のすべてと懇談できるように
利用して努力すればよかったのではないか?

何日あたりの検査の人は再度検査を受けなおしてほしいとか・・
そういう情報に抑えることは出来なかったか?

ここまでの情報を出すべきだったのか・・

ちゃんと本人を目の前にしてカウンセリングを持って通知してもらいたい。

当然すべてが終わったところで、この重大ミスは
世の中に説明すべきことではあるが・・・そうもいかないものだろうか・・。

なんとも悩ましい、軽々しくとらえられない事件だ。
コメント
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