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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Odyssey : 14 In Eumaeus' Hut (1)

2005-05-15 10:27:54 | BookClub
Odysseusは,Atheneに言われた通りに,Eumaeusの家へやってきます。
Eumaeusはたくさんの豚の面倒を見,犬達が豚の見張りをしていました。Odysseus(老人に変装させられている)がやって来た時,犬達は今にも襲い掛からんばかりに近づいてきましたが,ちょうど自分のサンダルを作っていたEumaeusが慌てて飛んできて,あやうく難を逃れました。

Eumaeusは気前よく豚を(2頭も)さばいて料理を出してくれました。彼は,もちろん目の前の人物が王とは知らず,王が戦争に行ったきり帰ってこない事,王妃は彼の帰りを待ち焦がれている事,王子は立派に育っている事,Suitor達が王宮を乗っ取っている事をとくとくと話します。

Eumaeusは,何かOdysseusの噂を聞いてませんか,と尋ねます。ただ,今までにもありもしない事を話して,王妃をがっかりさせた人はたくさんいたそうです。するとOdysseusは,ただ単に彼が帰ってくるとは言いません,Zeusに誓って言いましょう。Odysseusは今月,古い月が消え,新しい月が出る頃,帰ってくるでしょう。そして彼の妻と息子に無礼を働く者どもを一掃するでしょう,と言いました。

するとEumaeusは,今度はOdysseusに,あなたのトラブルは何ですか?と尋ねます。Odysseusはこんな話(汗)を作り上げました。

「私はCreteのCastor(あの双子とは別人の全く架空の人物です(笑))という金持ちの息子で,何不自由なく育ちました。しかし彼が亡くなった時,たくさんいた子供達は家を分割し,私が受け取ったのは僅かでした。それでも私はお金持ちの家に育った妻を娶りました。

(Odysseusの作り話(笑)は続く‥)


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