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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Spy in Chancery : 11 12

2008-11-29 12:22:24 | Athelstan・Doherty
Spy in Chancery (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)Spy in Chancery (A Medieval Mystery Featuring Hugh Corbett)
価格:¥ 1,048(税込)
発売日:1991-07-04

(11)
コーベットは,モーガンの宮廷の裁判を見る機会がありました。重罪者には厳罰が処され,しかも刑は素早く執行されます。でも夕食の時間は,地元の芸人が来て会話はウェールズ語,モーガンとオーウェンはコーベットとラナルフを馬鹿にしているように見えて落ち着きません。

ある晩,ミーヴがコーベットに「チェスを教えて」と近づきます。早速ドキドキしながら(笑)一生懸命教えるコーベット。でも,いざゲームをすると完敗。実は「私はどの殿方より強いのですよ。」冗談で誘ったのね。でもこれがきっかけで2人は屋上へ。ミーヴは,両親をイングラントとの戦争で失いおじに育てられた事(エオウィンだ~(笑)),退屈な時はチェスをしていた事,等をひとしきり話すと,コーベットにキスして行ってしまいます。

その後,2人は付き合うようになります。不思議とモーガンはジャマしませんでしたが,オーウェンは挑発。何か蛇の舌グリマみたいな奴だな(笑)

(12)
所変わってスコットランド。ジョン・ベイリオル(Wikipediaでの衣装は下着姿?みたいで気になるなあ。。(汗))はアレキサンダー3世亡き後,いろいろなゴタゴタを経てエドワードの後押しで王になりました。おかげでエドワードには「臣下」扱い,スコットランドの有力貴族ブルース家等には後ろ指,の辛い生活です。でも最近の行いがエドワードにバレたら,と,ハラハラドキドキ。彼は,フランス王フィリップと与する事を決意したのです。

この王の決意を聞いたテーブルの隅にいた,オーグルビーという若い騎士,こっそり城を抜け出して,町の酒場に向かいます。そこには,エドワードにスパイとして送られた,公文書部屋の長アプ・リーズ(王宮の書記官全てスパイかい!(笑))がいました。アプ・リーズは話を聞くと謝礼を支払って立ち去りますが,これを影でこっそり見ていた2人組が,オーグルビー(もしくはアプ・リーズか)の命を狙っているようです。(汗)

実は、歴史上、ジョンがイングラントとの戦争に敗れ退位する時期(1296年7月)があと1ヵ月後に迫っているんですね。そろそろ宮廷スパイ事件解決が近づいているのでしょうかね。


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