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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Odyssey読書 : 13 Odysseus Lands in Ithaca (1)

2005-05-11 00:08:20 | BookClub
Odysseusの話が終わると,Phaeaciaの王様Alcinousは,人々にめいめい彼に贈り物をするように言い,船は豪華な贈り物で一杯になりました。そして船はIthacaに向けて出発しました。
船はほどなくIthacaに到着し,Phaeaciaの船の漕ぎ手達は,眠っているOdysseusと贈り物を砂浜に置いて,国へ帰ります。

ところが,ここで,目が点になるようなPoseidonとZeusの会話。
Poseidonは,Zeusに,「神々は私への敬意をお忘れですか! あなたはOdysseusに苦難を負わせる事に同意したではありませんか。私の子孫であるPhaeaciaの者どもが彼に贈った物は,彼には分不相応,Troyの戦で得た以上の物だと思いませぬか。」

するとZeusは「然り!」(えっ(汗))
「何故そのような事を申すか! 神々はそなたへの敬意を忘れてはおらぬぞ! そなたの好きに復讐するがよいぞ!」

「では,私は,Phaeaciaの船を沈め,あの国を山で囲み,他から見えないように隠してしまいます。」

Poseidonは,Ithacaから帰った船が,港に入るところで,石にして沈めてしまいました。これを見ていたPhaeaciaの人々はたいそう驚きます。ある人が,「私の祖先が予言した通りだ! いつか我々はPoseidonの怒りを買い,外国人を送った船を沈められ,国の周りを山で囲まれると。しかし,生贄を捧げれば,神がかわいそうに思ってくれるかもしれないそうだ」

彼らは,慌てて生贄を用意しました。


ところで,私は今更知ったのですが,‥ZeusにCronosというお父さんがいたって事。よく考えてみると,ZeusとPoseidonは兄弟ですので,お父さんがいても不思議ではないですが。(汗)


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