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趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Odyssey読書 : 9 The Cyclops (1)

2005-04-17 23:10:34 | BookClub
Odysseusは,ついに自分の名前とどこから来たかを打ち明けます。
彼は,今までにCalypsoと,Aeaeaの魔女Circeによって捕らえられたけれども,彼女たちは結局彼の心を奪う事はできなかったと言います。

彼はTroy戦争の後,Ismarusを侵略します。彼の部下は略奪を楽しみますが,その間にIsmarusの住人のCicone人達は,近隣に助けを求めます。彼らの逆襲を受け,Osyddeusの軍隊はしかたなくIsmarusを出ます。しかし,この時彼らはZeusの怒りを買い,強風に巻き込まれます。

9日間海を彷徨った後,彼らはある島に辿りつきます。そこに住んでいる人達は,蓮の実を食べて生きていました。Odysseusの斥候が様子を見に島に入りますが,実は彼らの蓮の実には不思議な力がありました。故郷に帰りたい,という気持ちを消してしまうのです。これに気付いたOdysseusは,急いで部下達を引き上げ,出航します。

彼らは次にCyclopsという人種が住む国に着きます。Cyclopsは気性が荒々しく,畑を耕さず,法律を持たず,他人に興味を持たない人達でした。

Cyclopsの国の近くに,野生の山羊の住む島がありました。そこは木に覆われ,とても豊かな手付かずの土地がありました。Odysseusの船団は入り江で一夜を明かした後,山羊を狩り,食事を楽しみました。

しかしOdysseusは,どういう人達が住んでいるのか確かめるべく,本土の方に向かいます。そして,ある洞窟に辿りつきました。そこでは入り口には月桂樹があり,羊や山羊が囲われていました。そして石や松や樫の壁の部屋がありました。そこは巨人の住処でした。Odysseusは側近の12人の男と一緒に,ワインを携えて進んでいきました。ワインは,Ismarusの守護神Apolloを守る祭司Maronからもらったものです。彼はこの祭司の一家を略奪から保護したので,お礼にもらったのでした。Odysseusがワインを持っていたのにはわけがあります。それは,彼は何か途方もない力を持った野蛮な生物に会う事を予測したからです。
しかし,巨人の姿はなく,彼らの見た光景は驚くべきものでした。バスケットにはチーズが一杯で,子羊達も一杯いました。彼らは,春とか夏とか,生まれた時期にちゃんと分けられていました。

この章では名前だけですが,Circe(キルケ)って,ハリポタの世界の蛙チョコカードに出てくる魔女ですね。変な名前なので,一体どんな魔女なのかと思ってました。Odysseus達がおみやげを持って巨人に会いに行くシーンも,なんだか,5巻で巨人の国を訪れるハグリッドとマダム・マキシームが思い出されます。


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