ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Golden Compass (2) The Idea of North

2008-01-03 12:13:06 | 読書
章の名前がきちんと書いてあるというのは,イギリス流ですね。でも,イギリスファンタジーによくありがちな(笑),退屈なスタートとはちょっと違いますね。最初から読者を引き込む工夫と,説明もちゃんと入っていて,わかり易く読めるようになってますね。

でも,この章は,人名,地名,用語の登場がとても多いです。しかも重要と思われる言葉が幾つも出てくるし,話が進まないと,意味がわからんので,消化不足?(笑) 日本ではかなり子ども扱いされているように見えますが,子供用語とは思えないような言葉が多いですよね。ネイティブから,ハリポタよりも大人の小説と聞いていたのですが,2章で早くもそれがわかりました。

Lyraは,RequirementRetiring Roomという所で,箪笥に隠れてLord Asrielのプレゼンテーションの様子を観察。彼は,北方で何か「2つの世界」の存在を示す証拠を見つけ,それを写真(スライド)などで説明する為にJordan Collegeに来たようです。でも,何か世界を支配する宗教的な壁があって,この種の話を公の場所でするには,慎重さが必要そうな雰囲気ですね。

章の最後に,MasterとLibrarianが,Lyraがその場所にいたのは知らないはずですが,実は彼女はその北方の世界に,何らかの形で関わっているらしい事を暴露してます。

ところで,RequirementRetiring Roomって,いわゆる会議室なのでしょうが,何故そんな所に箪笥が?(^^;) 何だかC.S.ルイスのナルニアに対するあてつけのようにも見えますよ。また,重要そうに見える言葉「Dust」。イギリスの一般的なお葬式のお約束フレーズ"Dust to dust"と関連アリなのでしょうかね。(言っちゃダメよ,既読さん(^o^;))

ところで,今始めて知ったのですが(恥),この話,The Golden Compassというのは,実はUS版のタイトルで,オリジナルのタイトルは,「Northern Lights」なのだそうですね。ひぇ~すごい改変。安さにかまけて,US版買ってしまいましたよ;失敗。(汗)


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はーさんこんばんは! (える)
2008-01-09 23:21:18
あらら! いつの間にか(すっかり頭の中で)Requirementになってました(爆) どうりで,勘違いしていたわけですね。失礼!

wardrobe以外にも,ちょっと怪しげな所(笑)もあったのですが,まあ良いか。
返信する
「Retiring Room」(Requirementはハリポタじゃ・・・... (はー)
2008-01-08 22:35:40
というより、ちゃんとした会議室じゃなくて、そんなプライベート用のとこでコソコソやってるのが、いかにも怪しいのです・・・。

ちなみに、wardrobeの件「は」、ナルニアを意識したわけじゃないと、プルマンさんがどこかで言い訳してました。
つまり他の場所は・・・ということですが(笑)
返信する

コメントを投稿