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ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

The Poisoned Chalice : Chapter 7

2010-05-23 11:01:08 | Athelstan・Doherty
The Poisoned Chalice (Tudor Mysteries 2)The Poisoned Chalice (Tudor Mysteries 2)
価格:¥ 1,154(税込)
発売日:1993-01-14

その夜またもや大事件発生。ペックルに叩き起こされたシャロットは信じられない光景を目の当たりに。なんと,モービッソンのイングランド大使館は,まるで映画TTTのヘルム峡谷の戦状態。(^^;) 武装した大使館の兵が城壁に弓矢を持って駆け上がり,今まさにオークが大槌で城門を破ろうとしている所でした。ベンジャミンも武装して事態収拾に向かいます。慌てて戻ってきたシャロットに,セオデン化した(笑)ダコート,「臆病者でいる場合ではないぞ!」その言葉に慌ててアラゴルン化した(爆)シャロット,手勢を引き連れ城壁へ。城壁にかけられた梯子から入ってくる敵に雄叫びと共に勇ましく飛び掛ろうとしたその時‥‥

カ~~~~ット!!!!

あれぇ?な大使館の面々。別にひよどり越えが来たわけでもない(笑)のですが,とにかく,戦いは終了。

翌日ボーバンがやってきました。意識的に避けるベンジャミンとシャロット。ボーバンはダコートに取り入って,自分の手勢を城に置く事に。ふん,どーせベンジャミンとシャロットを見張るスパイを入れる為の口実でしょっ、な2人。しかし,ボーバンは,大使館のメンバーをフォンテンブロー城でのフランス国王の宴に招待して行きました。シャロットは,それならヘンリー8世の指輪を奪い返そうと提案しますがベンジャミンは反対。

フランス国王フランソワ1世(当時のシャロット達とそんなに年頃も変わらないのね)の居城はとてもおしゃれだったそうです。ダコートとクリントン夫妻には個室があてがわれ,その他のメンバーは城のてっぺんに泊まる事になりました。しかしこの中に殺し屋がいるはずだと思うと落ち着かないシャロット(笑)雑魚部屋の外にはイタリアの巨匠ラファエロ=Raphaelの絵画。それを見て,「ラファエル」とは,単なるコードネームというだけでなく,絵画の巨匠だったり,大天使ラファエルだったんだと気付くシャロット。

昼食の時間,イングランド大使一行は奥の部屋に招かれますが,そこでピンクのマントに青タイツ,スワロフスキーなチュニックに金のバンド(げっ趣味悪(爆))といういで立ちのボーバンを発見。フランソワ1世はクロード王妃とお出ましになりますが,ダコートの超長演説に飽きると,アキム(Hakimでしょ(笑)→Shahnamehのお陰でそんな事まで知ってる私(笑))というアラビア系「猫科動物」使い芸人の芸を勝手に楽しんでおります。

食後こっそりミーティングベンジャミンとシャロット。今回のイベント中に消える奴は怪しいねと同意。まだ指輪の事でブツブツつぶやくシャロットに,ベンジャミンは,ウルジーには魔法の指輪で操られている「demon」がいるとアグリッパから聞いたと言います。しかしシャロットはウルジーの政敵は透明マントを持っていると。。(ええ! 魔法の指輪と透明マントは「伝統のお約束アイテム」なんですね(笑))

夕食はとても豪華だったそう。まるでホグワーツの大広間がそこにあったかのような描写でした。しかしシャロットは,食事中にミレットが消えていた事に気付きます。


The Poisoned Chalice : Chapter 6

2010-05-23 10:04:28 | Athelstan・Doherty
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ベンジャミンとシャロットは亡くなったモービッソン村のジェラール牧師がいた教会を訪ねます。そこにはリカールという牧師さんとシモーヌという少女のお手伝いさんがいました。(どうせシモーヌはお手伝いさん以上の存在でしょ,と勝手に思ってるシャロット(笑))リカールは近所の檀家さんに合わせるかのように質素なたたずまいです。(一瞬アセルスタンを思い出す)

ちなみにジェラールはアッベ・ジェラール,リカールはクーレ・リカールと呼ばれてます。アッベ(Abbe)クーレ(Cure)どちらも牧師さんを現す言葉ですが,Abbeの方がほんの少し偉い人のようですね。CureのWikiのその記述とクーレ・リカールの外見から,Cureとはまさにアセルスタンのような坊さんですね。おそらく英語のcure(治療)はもちろんcare(世話)もここから来たのでしょうね。

クーレ・リカールから,アッベ・ジェラールの人柄とその日の行動について話を聞き,教会を見せてもらおうとしたまさにその時,突然,武装した男達がやってきました。見ると赤毛の男ばっかり。しかもLion Rampantの旗。スコットランドです。実は何と,当時イングランドに対抗心の強かったスコットランドは,こうしてフランスの為に働いていたんですね。

そうこうしているうちに,1人の男が現れました。その容貌の描写(スペイン風の靴とか。。)からうっかり例のあの人かと思っちまいましたが,それってマンガ読み過ぎ(爆),それにWiki見ればわかるちょっと前の人でした(^^;) まあでもかの家の旗がコレだそうで,何となくスコットランドの旗に似てるよな。。。

するとこの伊達男,ボーバンと名乗り,ベンジャミンとシャロットをスパイか?と疑いながら,優雅に脅し始めます。強面スコットランド兵をバックに,城までお供しましょうと言われたら,おとなしく一緒に行くしかありません(爆)。しかもベンジャミンとシャロットも良く知るイングランドの恋歌をビオラで弾き,皆で歌いながら‥‥

強制的に城に戻らされたベンジャミンはもうカンカン。大使館の人達をすぐに招集。この時シャロットは,フランチェスカが"SUL"とラベルされた小瓶を持っている事に気付きます。(何でしょ?sulfur系?)そしてベンジャミンは自分達の目的を話して,大使館員にちょっと揺さぶりをかけます。ボーバンはベンジャミンとシャロットをスパイだと思っているようで「ラファエル」からの情報を基に動いているようだけど,「ラファエル」に関連するような事は何も言ってないので,中途半端な情報が伝わっている可能性があり,そこからラファエルを特定できる可能性がある,との事。


The Poisoned Chalice : Chapter 5

2010-05-23 08:33:01 | Athelstan・Doherty
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シャロットとベンジャミンは,ファルコナーの遺品を調査。ファルコナーには家族がなかったので,遺品は王様のモノになるのだそうです。しっかしあのヘンリー8世のモノになるって。。。とブツブツ文句を言ってるシャロット(笑)はほっといて。。。ファルコナーさんは質素な人だったようで,アクセや服は地味。その中で目を引いたのは,やはりキリスト教の季節のイベントをあしらったカップのセットですね。

2人はダコート大使の書記官無愛想なペックルを訪ね,ファルコナーの遺したドキュメントを調査。すると意外?にもファルコナーは鳥好きだったようで,精巧なスケッチがたくさん遺されておりました。ベンジャミンはこれを見て,ファルコナーが塔に上がったのは,鳥の観察の為で,やっぱり殺人事件と断定。

その帰り,シャロットは憧れのフランチェスカを見かけて声をかけます。しかし通り一遍の挨拶の後は彼女はシャロットに興味なさげ。しかもちょっとよろっとした彼女に手を差し出すと,彼女は激怒して「触らないで!」 ベンジャミン,クリントン夫人は何かに苛立ってるね,で,城の周りで誰かが見張っている,きっとほどなくルシフェリに会えるだろう,と,言います。

翌日の早朝,大事件発生。ワルデグレーブが,ダコートの愛馬バルカンに‥‥(汗)何でもバルカンは軍馬で,血の臭いを嗅ぐと興奮して襲うのだそうです。そう言えば,Rostamの愛馬Rakhshがとても強くて,敵を何人もやっつけたって話がありましたが,ソレって本当の事なんだわ。。(汗)そんな事馬の民の国が出てくるLOTRの本でも映画でも,触れられてなかったですよねぇ。(何か馬ってそういう恐ろしい動物だという事があまり話されないって,ちょっとズルイなあと感じてしまうのでした。。(汗))

ワルデグレーブはかねてからバルカンに乗りたがっていて,泥酔状態だったようで,誰もが不幸な事故だと思いかけましたが,ベンジャミンの機転で,彼は泥酔していた所にブタの血を塗られて馬小屋に放置された事が判明。それを血に飢えた戦闘馬バルカンが襲ったというわけ。


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