仕事帰り雨の中を疲れた身体を引きずって自転車を漕いでいると、私の真横を大きなダンプカーが通り抜ける。「ああ、ここであのダンプカーの車輪が私を自転車ごと巻き込んでくれないかしら。そうすればもう辛いことなど感じることもなく、あっと言う間にあの世へおさらばできるのに。」などとかなり超ネガティブなことを考えたりもする。
だけど次の朝仕事場に言って一旦仕事を始めて身体を少しずついじめてやると不思議と頭の中からそういう暗い考えが払拭されてきて「ま、せめて今日一日は頑張れるかも知れない。」と思い始める。身体を酷使することによって頭の中がクリアになるなんて、え?わたしゃマゾヒストですかい?
思うに私が今置かれている状況というのは、たとえば川底にいるゲンゴロウのようなものかも知れないと考えたりする。ジタバタもがいても川底の泥をかき回すだけで一向に前どころか上も見えない。それでも本人は何かせずにいられなくて必死で動いているのだが川全体を見渡し見れば川底のゲンゴロウが少しくらいあがいたところで川と言うのは流れるようにしか流れていかないもの。
ここはひとつ、じーっと川の水が澄んでくるのを待って何かの拍子にふいに川の中の水が流れている箇所に乗ることさえできればもう少し浮上することもできるかも知れないし、川の表面にだって浮かび上がることもできるかも知れない。その何かの拍子は自分の努力なのかも知れないし、単に時代のうねりという抗い難いものなのか私にはわからないけど。もう少し息を潜めて水が澄むのを待ってみよう。
だけど次の朝仕事場に言って一旦仕事を始めて身体を少しずついじめてやると不思議と頭の中からそういう暗い考えが払拭されてきて「ま、せめて今日一日は頑張れるかも知れない。」と思い始める。身体を酷使することによって頭の中がクリアになるなんて、え?わたしゃマゾヒストですかい?
思うに私が今置かれている状況というのは、たとえば川底にいるゲンゴロウのようなものかも知れないと考えたりする。ジタバタもがいても川底の泥をかき回すだけで一向に前どころか上も見えない。それでも本人は何かせずにいられなくて必死で動いているのだが川全体を見渡し見れば川底のゲンゴロウが少しくらいあがいたところで川と言うのは流れるようにしか流れていかないもの。
ここはひとつ、じーっと川の水が澄んでくるのを待って何かの拍子にふいに川の中の水が流れている箇所に乗ることさえできればもう少し浮上することもできるかも知れないし、川の表面にだって浮かび上がることもできるかも知れない。その何かの拍子は自分の努力なのかも知れないし、単に時代のうねりという抗い難いものなのか私にはわからないけど。もう少し息を潜めて水が澄むのを待ってみよう。