こんばんは~、マリーで~す。
今日はうちのおばはんも少しは仕事に手をつけてたわよ。黙ってるといつまでたっても怠けてるんだから少しは怒ってみたらやっと腰を上げたのよ、あの人。何とか今日一日分くらいは仕事したから、動画見るのも許可したら早速落語を見てたわ。それを見てあたしのほうもちょっと思い出したことがあったの。
このごろの若いお父さん、お母さんて、こどものしつけとかで暴力的になって子供を死なせちゃったりしてるじゃない。昔のお父さん、お母さんだったらひっぱたくくらいはしたけど、死ぬほど殴ったりけったりなんて普通はあんまりなかったと思うのよねえ。
子供をおとなしくさせるんだったらもっと強力な手があったのよ。うちのおばはんなんかも小さいときはよくやられて、もうしません。もうしません。いい子にしますとかって泣き喚いてたものよ。悪い子にしてると、本物のお灸をすえられちゃったんだわ。あれは効き目あるんだわさ。
妹や、弟をいじめて泣かせたりしていると、親は子供が嫌がって泣き喚いても、指とか、おへその脇とかに痛いお灸をすえたものよ。このごろの若い親みたいにお灸より危険な暴力で子供を痛めつけるよりよっぽど効き目があるのよね、あれは。
お灸自体、知らない人もいるみたいだけど、昔の人は今みたいにすぐ整形外科だ、痛み止めだって言える環境じゃなかったから、家庭でもよくお灸をすえてたのね。鍼は素人では難しいけど、お灸はつぼがわかると誰でもすえられたからかしら。子供には絶対うれしくなかったけど、忘れられない思い出だってうちのおばはんも言ってたわ。
今の時代って高齢社会だし、もしかしたら昔の知恵だって今の年をとってあっちが痛い、こっちが痛いって言ってるひとたちのためにもいろいろ役に立つことだってあるかもしれないわよね。でもうちのおばはんは小さいときの記憶でお灸には近寄らないかも。
まじめな話がなんだかおばかな話しになってきそうだからこのへんでやめとくわ。ほんじゃまたね。