10月4日はアシジの聖フランシスコのお祝いの日。というわけで霊名にアシジのフランシスコをいただいている当方(正式にはフランシスコとマリア様でfrancisca.mariaだが)、風邪気味で、どうしようかと迷ったもののやっぱり夕方のミサに出かけた。昨日もこれで調子が悪くて、せっかく赤羽教会の聖フランシスコ帰天祭のほうに行こうか、カテドラルのコンサートに行こうかと迷っていたのがどちらもだめで早々と寝込んでしまったのだった。
カテドラルには行けなかったが、同じ東日本大震災チャリティーのパイプオルガンコンサートが今日は四谷で行われることはわかっていたので、夕方のミサに行き、そのままその後のコンサートを聴くことにしたわけだ。これが実に行ってよかったと思う、なかなかのすばらしいコンサートだった。
演奏者のホセ・エンリケ・アヤラ・ハルネ師はスペインの高名な演奏家で今回の東日本大震災のために各地の教会でチャリティ・コンサートをしてくださっている方だ。
四谷の教会は駅のすぐ前で場所もよいので人も多く集まるから、海外からの聖歌隊や合唱団のコンサートなども時々あるが、今日のパイプオルガンにはちょっと驚いた。繊細な響き、激しい音色、なんとも多彩な音。この方はパイプオルガンで説教をし、パイプオルガンで宣教をしているのだという気がした。しかも、やたら抹香くさい如何にも教会音楽でござい、というのではないから参ってしまった。アンコールに応えての何曲かのポピュラーな曲がまた、こんなのパイプオルガンで弾けるのかというような曲が流れてきたのには本当に驚いた。いかにもスペイン人だなあ。
聖歌隊席で師のそばであれこれ手助けのようなことをしていらっしゃった教会の首席オルガニストの浅井さんも忙しかったのではなかろうか。とにかく行ってよかった。今週は金曜日の夕方のミサの後に初金聖歌隊の歌と祈りの会もあるそうで、聞きにくるようにと誘っていただいたからそれも行ってみようかと思っている。あれ、その翌日の土曜日のミサと練習は新垣壬敏先生の指揮だった。まじめに行こうっと。