10月は「相棒」が始まる

2011-10-01 13:26:26 | インポート

ツイッターのお友達の如月さんが、今月は「相棒」が始まるのが楽しみだとおっしゃっておいでなので、久しぶりに相棒とか水谷豊さんや関係者の方々のはなしでも書いてみましょう。

如月さんはカトリック信者の女性で、しっかりと落ち着いた世代の方です。実を言うと彼女が「相棒」が楽しみというのにはびっくりしました。だって、普通カトリックのご婦人方ってそんな話題はほとんど言わないではありませんか。その言葉で倍も気に入ってしまいました。

我が家にはテレビは置かない主義なので、たぶん実際に見るのは少し遅れた頃になると思います。なぜなら、せっかくワンセグ内蔵のDVDプレイヤーなども買ってみたものの、なんと我が家は非常に受信に不適な場所で、ぜんぜん映りません。ケータイのワンセグも似たようなもので、あてにならないのです。

そんなわけで、相棒は全巻ほとんど、ご近所のレンタルショップで借りたり、パソコンで見たりしたのです。そこまでして普段テレビは見ない私が夢中になって見ようとするくらいですから、本当に面白い作品だということではないでしょうか。知り合いの奥様方は韓流メロドラマで同じような反応をしていましたが、あちらについてはいったいどこがいいのかさっぱり理解できませんね。

気にいると出演者の俳優さんたちから、脚本、音楽、何から何まで調べてみるほうなので、、当然主演の水谷さんや、他の俳優さんたちについても細かくみているうちに、懐かしい懐かしい昔のグループサウンズの時代(こちらは十代、二十代でしたっけ)のスターだった方達が映画、演劇のほうに移っていったことが、背景に見えてきました。いやはや懐かしい。

ジュリー、サリー、ショーケン、皆様すでに還暦を過ぎて新しいステージを迎えて、今もなお、実にかっこよく見えます。いろいろなことはあっても、やっぱり長生きするって大事ですね。年月がたってみないと見えてこないこと、わからないことがたくさんあります。若いときは目の前のことしか見えていません。今の時代、人生を早々とあきらめて自殺してしまう人が多いけど、うつ病とか精神的なご病気以外でやたらに自分で自分にけりをつけたりする人は大きな損をしています。もったいない、生きていないと見えてこないものがたくさんあるのです。

ショーケンさんが水谷さんを見つけ出してくださったおかげで、ファンのわれわれは今、「相棒」を見ているんですよ。サリーだった岸部一徳さんが映画のほうに移ったおかげで「相棒」の世界に官房長が登場してはなしにふくらみや陰影が出たんですねえ。岸部さんがサリーだったことに気がついて、改めて昔のザ・タイガースやジュリー、トッポ、ピー、タローを見直し、同時に今の自分自身をも見つめなおすよい機会になったりしているのですよ。

今は亡き岸田今日子さん、いとこの岸田森さん、お二人とも懐かしい。子供のときからラジオドラマの世界でまず声から知っていたのですよ。時が経って今見直すと、直接ではなくても人はみなどこかで関わりあって存在しているのではないかと思えてくるのです。水谷さんの演技力、昔のものから見直していってみてもさすが劇団出身で、せりふや演技は当然として、すべて形がさまになっているところがすばらしい。歌も気に入っている。

大体同世代のこの方々、まだまだこれからも活躍していただきたい。見ているこちらもそう、自分自身の新しいステージを生きることを考えなくては。まあ、とりあえずは今月始まる「相棒」を楽しみにして、早く見たいと思いながらあれやこれやと思う日々ですなあ。