欧州の現実

2011-08-19 10:31:52 | インポート

スペインではワールドユースデーも始まっていることだし、どんな様子だろうかと単純に好奇心で、昨日のいや、今日になっていたか、真夜中に、いつもこういうときは最新の話を伝えてくれる、フランス在住の奥様のtwitterを覗いてたまげた。

パパ様もおいでになる国際大会のはじまりだというのに、なんとスペインでは反カトリックの活動が盛り上がって大騒ぎだったらしい。これは日本人の感覚ではほんとにびっくりものだ。日本のカトリック教会のお知らせだけ見ていても絶対にわからない今のヨーロッパのカトリック事情、キリスト教事情があって、向こうのまじめな信者の方々を苦しめ、惑わしているといったら言い過ぎだろうか。

だからこそ、今のカトリック教会が、昔の一枚岩のようなきちんとした形に戻りたがる復古派や、そうもいかないからもう一度、ボーンカトリックの人々を信者として再教育して教会に連れ戻そうという、ネオカテの方々が入り乱れているのだろう。ちなみに、元来キリスト教国でない日本で、さまざまなグループが動いているのは本来の宣教には逆効果ではないのかと思えるのだがどうだろうか。

気になるのは、もう30年以上も昔、某修道会のシスターから、フランスではカトリックからモスリムに改宗する人が増えていると聞いたことがあった。今はどうなっているのか知らないが、当時のその会では、東方教会や東方カトリックともつながり、イスラームの人々の中にも入っていくという非常に視野の広い生き方をしていた会だった。世俗の真っ只中での観想を主張していたあの会がただの労働修道会扱いになるとは、なんとももったいない話だ。いや、そんなことを言おうとしていたのではない。その当時からすでに世界的にイスラームの台頭は始まっていたわけだというはなしだ。

雷が鳴り始めたからここでひとまずパソコンを閉じる・・・・・・・

雨が降っていても雷が鳴っていても今日はどうしても出かけるので後は簡単に夕べあるところに書き込んだものをそのまま再掲しておく。これをもう少し詳しくちゃんと書くつもりだったのだが時間がなくなってきてしまった。出かける都合で中途半端なままで申し訳ないがお許しを。

 ―  私はこれでも一応カトリックなんだが、日本人だから欧州の現代のキリスト教離れとか、無神論とか、話しにはきいてもあまりピンとこないわけだ。が、昔、ある修道会でフランスではモスリムに改宗する人が増えているのだと聞いて驚いたことがある。今回のワールドユースデー中のパパ様もおいでの時期の反カトリック活動って、これもやっぱり国は違えど根は同じなのかもしれぬ。キリスト教ばかりではない、モスリムを除いた既成の宗教の大半が昔の力を失っている。それこそまるで黙示録の世界ではないの。

おまけに今や世界の経済活動が非常に危険な状況だ、へたをして、再び世界的な大恐慌のようなことになれば、現在の国際関係は大きく崩れていくはず。

なんとも恐ろしい時代になってきたものだ。還暦を過ぎてはもはや怖いものなしで言いたいことを言う。心配なのは知り合いのお子さん達の未来だけだもの。