猪突猛進

2011-04-28 20:38:55 | インポート

Facebookで旧日経WagaMaga以来のメンバーの集まっているグループから出てしまった。 またそのうちに戻らないとも限らないが、今のところ、正直な話どうも私の方向とあわないところがあって、くたびれて来たわけだ。

今は以前のようには食文化についてもあまり関心が向いていないし、文学、音楽、芸術関係の話題にもそれほど気持ちが向かない。まあごく普通に『相棒』のシリーズは相変わらず面白がっていたりしているけれど、このグループの中だけでというのはいやなのだ。

せっかく何人かのイエズス会やコンベンツアル・フランシスコ会の司祭もいて、はてな系の若い子達もいて、ガラルダクラスの知り合いたちもいるというのに、なんだか狭い世界に閉じこもってしまうような感じがいやだ。上智の卒業生のくせに全然宗教性を感じない誰かさんにブロックされるというのも気に食わない。そんなグループにいたいと思わないぞ。

相棒の劇場編2で小野田官房長が死ぬ前に右京さんをたしなめて、そんなに自分だけの正義にこだわっているとそのうちにおまえを敵に回さなくてはならなくなるじゃないか、そんなことは避けたいんだよ、とかなんとかいう場面があったっけ。そしてまた、右京さんのほうでは、僕の進む道を変えるわけにはいきません、とかって言っていたのではなかったかな。ただの映画、ただのドラマではあるのだけれど、あれは実は非常に深いはなしだったのではなかろうか。

世の中まことに複雑で、人それぞれの様々な考え方がある。ぶつかり合う意見もある。ブロックするというのは相手を最初から否定してしまうわけだ。正しいのは自分だけ、自分さえ守ればいいということじゃないか。ぶつかり合うところから真実が発見できるかもしれないとは思わないのだろうか。ガラルダ師のその昔の倫理学の時間は何をおしえていたのだろう?いいたくはないが文句が出てきてしまう。