Peace!!のブログ

岐阜県富加町の古い家で、小さな店をしていました。暮らしや、ご飯について、政治について思うことなど。

来年も

2011-12-31 09:53:23 | インポート
今日で2011年は終わり…
全然そんな気がしない大晦日です。おせちも作らず、これといって大掃除もせず。
一昨日と昨日、子供のころからの友人たちが顔を見に来てくれて、昼間じゅうお喋りをし、お酒はないけれども忘年会気分を味わいました。
悩んでいる事、嬉しかった事、なんて言うことのない家族の愚痴を思いつくままに話せる友人が何人かいるという事は、ものすごく有難いです。

日本という国にとって、震災やそれに伴う原発事故で今年は試練の年だったのだと思いますが、私と夫にとっては自分たちの子供を亡くした試練の年でした。
結婚してあまり時間をおかないうちに子供を授かった私は、本当にお気楽な妊婦で、子供の命を疑う気持ちはこれっぽっちも持ち合わせてはいませんでした。その子供が7カ月で亡くなった事が、これまでの半年間でジワジワと自分をみじめにさせ、自信を失わせてきました。
「ふっきれた」と思ったころに、また振り出しに戻ってしまうような感覚なのです。「私の人間性に欠落した部分があるから子供が駄目になったのではないか」「あんなに可愛い子を死なせてしまうなんて私の体は出来そこないだ」今思うと、よくもそんなに自分の事を悪く思えるな、というくらいに自分自身を責めていました。また、周囲の人やテレビに出てくる人たちを、知らず知らずのうちに「子供のいる人」「いない人」に分けてしまい、自分と比較したりしていました。

そういう間も、こんな暗くて楽しくない私のいる家に友人たちは時間を見つけて遊びに来てくれていました。
そのうち、ふと「何という意味のない事をしているんだろう・・・」と思えるようになっていたのです。
私という人間の本質は、子供がいるのかいないのか、という部分とは関係のないところで決まっているのに。
子供は誰かがものすごく努力すれば生まれてくるっていう訳ではないのに。

誰かと比べたり、自分を悪く評価したりすることは、何よりも暴力的な威力を持っているなあ、と思います。
私は私の価値観で、私の世界で、(なるべく)胸を張って2012年を生きていけたら最高です。




家で作ったご飯を載せようといつも思っているのですが、毎回食べた後で気づく私…

このごろの茶子はこの姿勢のまま居眠りしています。
彼女にかなり笑わせてもらっています。

みなさま、よいお年をお迎えください。
来年、11日より再始動いたします。