2014年6月28日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。今回は、「花の館エリア」の露地ほ場に植栽されている植物から見学しました。沢山群植されたイングリッシュ・ラベンダー(ラベンダー ’ナナ・スィート’)が、青紫色の小さな花を穂状につけて、芳香を漂わせながら沢山咲いていました。
http://www2.pref.iwate.jp/~hp3005/file/migoro.html [岩手県立花きセンター:2014年6月24日現在:屋外(3)露地ほ場・花の館エリア]
ラベンダー’ナナ・スイート’(イングリッシュラベンダー) シソ科 ラワンデュラ属 Lavandula officinalis
ラベンダーは英名。北アフリカ、ヨーロッパ南部(地中海沿岸)原産の半耐寒~耐寒性常緑多年草(小低木)で、乾燥したやせ地に生える。根もとは硬く木質化する。ギリシャ・ローマ時代から利用されていたようで、「ラベンダー」は、ラテン語の「洗う」が語源で、古代ローマ時代には浴槽に入れて香りをつけたという。日本では北海道で香料を採るために栽培されてきたが、近年のハーブ人気で、家庭でも栽培され、花穂(かすい)や葉を乾燥して香りを楽しむようになった。
高さは40cmぐらい。茎は細くて硬く、灰緑色の細い葉を対生する。全体に軟毛が密生して白っぽく見える。5~9月、青紫色の小さな唇形花を穂状(すいじょう)につけて芳香を漂わせる。花穂や茎葉からラベンダー油を採取する。
ほかに花穂(かすい)の先にウサギの耳のような苞葉がつくラベンダー・ストエカス’キューレッド’(フレンチラベンダー)、レースのような葉が美しいラベンダー・ピンナタ(レースラベンダー)など多くの品種がある。
栽培管理:市販の苗を購入して植えると簡単。一般に高温多湿を嫌うので、日当たりと風通しの良い涼しい戸外に置き、雨を避けて鉢土を常に乾かし気味に保つ。また高温時に蒸れると株が弱るので、花が開いたら花がらは早めに摘み取り、枝をすかす。挿し芽で株を更新する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる花の事典」&同「色・季節でひける花の事典820種」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=40714858&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:北上市文化交流センターのラベンダー’ナナ・スイート’(イングリッシュラベンダー)2012年7月26日(木)]