peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

紫波町「野村胡堂あらえびす記念館」のペラルゴニウム(テンジクアオイ) 2012年3月24日(土)

2012年03月28日 | 植物図鑑

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2012年3月24日(土)、野村胡堂・あらえびす記念館(岩手県紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)に行きました。3月も下旬だというのに、この日は湿った雪がどっさり降り、山も野原も真っ白になっていました。

この記念館は、ふるさとの偉人野村胡堂・あらえびすを顕彰していこうと地元岩手県紫波町彦部に顕彰委員会が組織され、その後、地元の人達の熱い思いと、胡堂の三女・稔子(としこ)の女婿・松田智雄氏を中心とした在京の研究家や胡堂と交流のあった沢山の方々の思いが結集し、平成7年に開館したそうです。

今まで一度だけ、ざっと見学したことがありますが、この日は胡堂の生い立ちなどのビデオ映像なども見るなど、じっくりと見学し3時間も滞在してしまいました。

2012年3月24日(土)、野村胡堂・あらえびす記念館(岩手県紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)に行きました。3月も下旬だというのに、この日は湿った雪がどっさり降り、山も野原も真っ白になっていました。

この記念館は、ふるさとの偉人野村胡堂・あらえびすを顕彰していこうと地元岩手県紫波町彦部に顕彰委員会が組織され、その後、地元の人達の熱い思いと、胡堂の三女・稔子(としこ)の女婿・松田智雄氏を中心とした在京の研究家や胡堂と交流のあった沢山の方々の思いが結集し、平成7年に開館したそうです。

今まで一度だけ、ざっと見学したことがありますが、この日は胡堂の生い立ちなどのビデオ映像なども見るなど、じっくりと見学し3時間も滞在してしまいました。

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(下6つ)野村胡堂胸像がある記念館入口に展示されていた鉢植えのペラルゴニウム(テンジクアオイ)と思われる植物が沢山花を咲かせていました。真っ赤な花の方はゼラニウム’オレンジ・ジャイアント’Pelargonium×hortorum cv.Orange Giantと呼ばれているものではないかと思います。

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フウロソウ科 ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属 Pelargonium:「ペラルゴニウム」と総称される属で、南アフリカ原産の半低木、宿根草、一年草。形態の変化が大きい。約230種が知られ園芸的に多数の種が栽培されている。

ペラルゴニウム フウロソウ科 ペラルゴニウム(テンジクアオイ)属 Pelargonium spp.多く栽培されている種はクリスプムP.crispum、グランディフロールP.grandiflorum、ホルトルムP.×hortorum、ペルタツムP.peltatumなどがある。現在栽培されている品種は、これらの交配品種が多く3000品種はある。大きく次の4グループに分けられている。

ゼラニウム・ゾナル系(ホルトルム)…一般にゼラニウムと呼ばれ、最も種類が多いといわれる。開花期は長く花色も豊富。

夏咲きペラルゴニウム・リーガル系(グランディフロールム)…一般にペラルゴニウムと呼ばれ、夏に開花する系統。

ツタ葉系(ペルタツム)アイビーゼラニウムとも呼ばれ、葉形がツタに似るやや蔓性の系統。

香料ゼラニウム(クリスプムフラグランスP.flagrans(Fragrans group)など)…葉に強い香りをもつ種で、ハーブとして利用される。

栽培:ほとんどの種や品種は夏の高温多湿に弱く、腐りやすい欠点がある。また、耐寒性がないので寒地では温室内での栽培が必要。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4%E5%B1%9E [テンジクアオイ属(Wikipedia)]

http://www.flowers-beauty.com/007_flowers/geranium/geranium_10.htm [特徴:ゼラニウム:植物:小さな園芸館]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20110210 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのゼラニウム’オレンジ・ジャイアント’]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20111220 [peaの植物図鑑:岩手県立花キセンターのペラルゴニウム’オレンジ・ジャイアント’]

(下2つ)事務・管理室の前で展示販売されている冊子などの中に、下記の2冊もあったので、買い求めました。この中に掲載されている主な写真を紹介します。

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(上)「かたくりの群れ咲く頃の~野村胡堂・あらえびす人と作品~」(1000円)

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(上)「野村胡堂・あらえびす小伝」(500円)

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(上と下)展示室:「野村胡堂・あらえびす」の生い立ち・業績・コレクションなどを学生時代、新聞記者時代、小説家時代に大別して紹介しています。

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(上)あらえびすコレクション:無類の音楽好きであり、日本屈指のレコードコレクターだったあらえびす。歴史的名演奏を始め、7,000枚のSPレコードと蓄音機等が収蔵されています。(別室の2階)。

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(上)ロビー

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(上)ギャラリー・ラウンジ:腰かけて休めるようになっていました。また、コーヒー・紅茶の自動給茶機もありました。

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(上)胡堂の生家付近の地図

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(上)記念館から胡堂の生家を望む。(下3つ)は昭和11年6月撮影の(strong>生家と生家の蔵(蔵は現在も残っているようです。)

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(上)レコード音楽評論家あらえびすとして活動していた頃:2万枚の蒐集品に囲まれて。

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(上)菊池寛賞授賞式でハナ夫人と(胡堂46歳)。(下)いつも睦まじく:ハナ夫人と。(胡堂56歳、ハナ50歳 十和田旅行。

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(上と下)ハナ夫人と2人で。

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(上)庭で、「銭形平次捕物控」の作者として十手を持たされて。

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(上)胡堂:軽井沢にて 夏。

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(上)昭和30年8月、軽井沢山荘にて、ハナ夫人と三女稔子(としこ)子供は4人いたが、うち3人は胡堂より前に亡くなってしまい、この三女だけが生き残っていたようです。


紫波町「野村胡堂・あらえびす記念館のオキザリス・レグネリィー 2012年3月24日(土)

2012年03月27日 | 植物図鑑

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2012年3月24日(土)、野村胡堂・あらえびす記念館(岩手県紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)に行きました。3月も下旬だというのに、この日は湿った雪がどっさり降り、山も野原も真っ白になっていました。

この記念館は、ふるさとの偉人野村胡堂・あらえびすを顕彰していこうと地元岩手県紫波町彦部に顕彰委員会が組織され、その後、地元の人達の熱い思いと、胡堂の三女・稔子(としこ)の女婿・松田智雄氏を中心とした在京の研究家や胡堂と交流のあった沢山の方々の思いが結集し、平成7年に開館したそうです。

今まで一度だけ、ざっと見学したことがありますが、この日は胡堂の生い立ちなどのビデオ映像なども見るなど、じっくりと見学し3時間も滞在してしまいました。

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(上)野村胡堂あらえびす記念館:同館発行「かたくりの群れ咲く頃の~野村胡堂・あらえびす図録」より]

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(下6つ)野村胡堂胸像がある記念館入口に展示されていたプランター植えのオキザリス・レグネリィー(トリアングラリス)と思われる植物が沢山花を咲かせていました。

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カタバミ科 オキザリス属 Oxalis:は、南アフリカ、中南米の熱帯~温帯地方に500種もある大属だが、雑草化するおそれがあるためか、わずか100種ほどが世界で栽培されているに過ぎない。日本ではムラサキカタバミO.corymbosaなど帰化植物になっている種類や、カタバミO.corniculataなど雑草もある。半耐寒性~耐寒性春・夏~秋植え球根。別名:球根カタバミ。

特徴:雑草のカタバミの仲間で、地下に球根を持つものをオキザリスと呼ぶ。花の少ない秋から春に花を咲かせるものが多いが、温度があれば一年中開花するものもある。花と葉は日中開き、曇りの日や夜間は閉じる。耐寒性のあるボーウィーは花壇でも楽しめる。花期:10~4月。出回り時期:9~6月。用途:鉢植え、庭植え。

管理:いずれも丈夫で2~3年植え放しでもよく育つ。開花中は日当たりのよい場所に置くのが絶対条件。葉が茂っている間は鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりし、月に1~2回液肥を与える。葉が枯れ始めたら水やりを止め、鉢のまま乾燥させる。

オキザリス・レグネリィー カタバミ科 オキザリス(カタバミ)属 Oxalis regnellii

ブラジルなど南アメリカ原産の半耐寒性多年草だが、関東地方以西なら植え放しでも問題ない。但し、12月下旬こ頃には地上部が枯れ、越冬するとのこと。日本にも自生するカタバミO.corniculataの仲間で、地下に塊根(球根)をもつ宿根草で、「オキザリス」と呼ばれている。

草丈は10~30㎝。葉は濃い赤紫色の三枚葉で、三角形をしていて先端が尖っている。小葉の大きさは3㎝ほど。花の直径は2㎝ほどで、花色は淡いピンクだが、濃い紫色の葉との対比で白色に見える。花と葉は日中開き、曇りの日や夜間は閉じる。

葉色にちなんで最近、「紫の舞」の名で日本に普及した。開花期は6~8月。栽培:繁殖は株分け。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/1b73f6ae5301bc85250711c7dea5b5d1 [peaの植物図鑑:オキザリス・レグネリィー ’トリアングラリス’]

http://d.hatena.ne.jp/teganumapark/20110910/1315642365 [オキザリス・レグネリィー:手賀沼の南に住んで。]

http://garden-vision.net/flower/agyo/o_regnellii.html [オキザリス・レグネリー:新・花と緑の詳しい図鑑]

http://isao-web.c.ooco.jp/zukan/zu03b/fnmg25-2.html [オキザリス・レグネリー(フィールド日記)]


奥州市水沢区「」のシナマンサク(支那満作) 2012年3月25日(日)

2012年03月26日 | 植物図鑑

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2012年3月25日(日)、奥州市水沢区の「」(佐倉河字慶徳)に行きました。近くにあるケーズデンキの駐車場に車を駐めて、乙女川という川を眺めながら、公園に向かいました。生憎の天気ですぐに小雨がパラついてきました。公園のトイレの近くに植えられている2株のシナマンサク(支那満作)が、花を沢山咲かせていました。近くに寄って見れば花が沢山咲いていることがわかるのですが、遠くから見ると大きな葉が沢山付いているので、花が目立たないような気がします。

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(上)トイレがある所から100mほど離れた場所に立つ「」の名称板。

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シナマンサク(支那満作)マンサク科 マンサク(ハマメリス)属 Hamamelis mollis

高さ2~9mになる中国中部原産の落葉小高木。若枝は綿毛が多い。葉は大きく、長さ8~16㎝のやや歪んだ倒卵形で、縁には波状の鋸歯がある。表面と葉柄に軟毛があり、裏面は灰色の綿毛があって灰白色。葉は花期にも褐色になって残るものが多い。1~3月、香りのいい花が咲く。花弁は長さ1.5~2.3㎝あり、黄金色で基部は紅色。萼は外側にさび色の軟毛がある。蒴果には鉄色の綿毛があり、2裂する。用途:庭木、鉢植え、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/hamamelidaceae/sinamansaku/sinamansaku.htm [シナマンサク]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-shinamansaku_large.html [シナマンサク(支那満作):東京都薬用植物園 2009年3月8日]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_937.htm [四季の山野草(シナマンサク)]

http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/sinamnsk.htm [シナマサク:支那満作(2000.2.19、2001.2.17)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/sina-mansaku.html [シナマンサク(支那満作)]

http://www.showakanricenter.jp/hana_blog/cat69/ [シナマンサク・マンサク:国営昭和記念公園]

http://www.youtube.com/watch?v=9LwVfnnX6yM [YouTube:2012支那満作(シナマンサク)花と緑の振興センター]


奥州市埋蔵文化財調査センターのフキノトウ(蕗の薹) 2012年3月25日(日)

2012年03月25日 | 植物図鑑

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2012年3月25日(日)、奥州市埋蔵文化財調査センター主催の所長日曜講座・特別編「古典から見た清衡の境遇~古典文学と考古学~」が行われたので、妻と共に聞きに行ってきました。平成23年度事業として行われた「所長日曜講座」(全5回)の特別編として行われたもので、平泉黄金文化の礎を築いた藤原清衡の波乱に満ちた生涯を、古典文学に記された資料をもとに考古学の見地に立って解説していただきました。講師の所長・伊藤博幸さんは、3月末をもって退職とのことでした。長い間ありがとうございました。

3月も下旬になってから何度も雪が降ったりしたため、フキノトウ(蕗の薹)の姿を見かけませんでしたが、この日、埋蔵文化財調査センター駐車場のドウダンツツジの根元に生えていたのを見つけました。春は確実に近付いているようです。

http://www.oshu-bunka.or.jp/maibun/index.htm [奥州市埋蔵文化財調査センター:(事業ご案内)平成23年度事業のお知らせ(3月9日更新)]

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フキ(蕗)/フキノトウ(蕗の薹) キク科 フキ属 Petasites japonicus

山野に生える多年草。淡緑色の苞に包まれた蕾(花芽)がフキノトウ(蕗の薹)で、雌雄別株。ほろ苦い早春の味として人気がある。strong>花期は3~5月。雌株は白色の頭花を、雄株は白黄緑色の花を密に散房状に付ける。雌株の中心部には少数の両性花がある。また、雄株は花が終わると枯れるが、雌株は花の後高さ50㎝ほどになる。花後、株元から腎円形で幅15~30㎝の葉を伸ばす。葉や葉柄も食べられる。果期のフキは白い冠毛が目立つ。分布:本州(岩手県以南)~九州。

栽培:鉢で管理するよりも、地植えのほうが育てやすい。フキノトウ(蕗の薹)を鉢で鑑賞する場合は、初冬の蕾ができた頃に赤玉土単用または富士砂との混合土で植え付ける。花を観賞した後は再び露地植えに戻したほうが良い。施肥をするのであれば、月に1回置き肥をする。増殖は、鉢から露地に戻す時に、株分けによって殖やす。冬の凍結を避けるため、露地に藁などを敷き詰めておくと良い。

北海道や東北地方に分布するアキタブキ(秋田蕗)var.giganteusはフキより全体にかなり大きく、葉は直径1.5m、葉柄は長さ2mにもなる。市販のフキはほとんどがアキタブキの栽培品。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%AD [フキノトウ(Wikipedia)]

http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Fukinotou.htm [ふきのとう(蕗の薹)]

http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Fuki.htm [ふき(蕗)]


一関市千厩野草会のクリスマスローズ(その1) 2012年3月17日(土)

2012年03月24日 | 植物図鑑

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2012年3月17日(土)、一関市千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「春の雪割草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア・ホール(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されたので観に行ってきました。会場には雪割草をはじめ、福寿草、クリスマスローズ、翁草、万両など120点ほどが展示されていましたが、3分の2ほどが雪割草でした。

それらの中に俗にクリスマスローズと呼ばれている植物の鉢植えが、かなりの数展示されていました。名札が付いていませんでしたので、名前はわかりません。

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キンポウゲ科 クリスマスローズ(ヘレボルス)属 Helleborus:

ヨーロッパ、地中海沿岸、西アジア、一部は中央アジアに及び、約15種が分布する常緑性または落葉性の多年草。葉は長い葉柄をもち、鳥足状に深裂する。花は集散花序をなす。萼片は5で花弁は退化している。

日本ではヘレボルスHelleborusを総称して「クリスマスローズ」と呼んでいるが、本来のクリスマスローズはヘレボルス・ニゲル Helleborus nigerを指す。ニゲルは丁度クリスマス頃から2月にかけて白い花を咲かせるヨーロッパ中~南部・西アジア原産の多年草で、最も多くの交配種が作られているのはヘレボルス・オリエンタリス(別名:レンテンローズ)H.orientalisである。

クリスマスローズ(ヘレボルス・ニゲル) キンポウゲ科 クリスマスローズ(ヘレボルス)属 Helleborus niger

ヨーロッパ中部から南部、さらに西アジアに分布し、古くから栽培されている。しばしばレンテンローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)H.orientalisと混同される。無毛の常緑多年草で、根出葉は鳥足状となり7~9深裂する。花茎は15㎝ほどで、頂部に径5~6㎝の白色の花を2~3つける。花弁状の萼片は5、外側(背面)が淡い紫紅色を帯びることがある。花弁は小さい。蜜腺状で、雄しべのまわりに付く。栽培:土質は特に選ばないが、半日陰で適当な水分をもち、排水性のよい肥沃な場所を好む。繁殖は株分け。種子による。花期:12~3月。

レンテンローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)キンポウゲ科 クリスマスローズ(ヘレボルス)属 Helleborus orientalis

ギリシア、トルコなどの原産で耐寒性が強い。根茎はよく分枝する。常緑の根出葉は1~2葉つき、鳥足状の葉は5~11深裂し、裂片は楕円状披針形または広披針形となる。葉柄はよく伸び45~60㎝となる。花柄を伸ばし、3~4花をつける。花径は6㎝ほどで、やや下向きに咲く。開花はじめはクリーム色、後に褐色を帯びた黄緑色になる。花弁状のものは萼片で、花弁は退化して小さな蜜腺状となる。多種との交雑が容易で’ピンク・スポットド’cv.Pink Spottedなど多くの園芸品種があり、花色もクリーム、紫紅赤、黄緑、複色と多彩。栽培:クリスマスローズに準ずる。花期:2月下旬~4月。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&栃の葉書房発行「最新決定版・育てる調べる 山野草2525種」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AC%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%82%B9 [ヘレボルス(Wikipedia)]

http://yasashi.info/ku_00006g.htm [クリスマスローズの育て方:ヤサシイエンゲイ]

http://www.wakaizumi-farm.com/ [クリスマスローズガーデン園芸花情報]

http://www.hana300.com/kulisu.html [クリスマスローズ]

http://homepage2.nifty.com/maihana/okiniirisub2.htm [クリスマスローズ(知識編)]