2012年3月30日(金)、天気予報では午後から雨が降るということでしたが、曇り空ながらどうにかもって、暖かい日になりました。すっかり雪も溶けた一関市街地を散策していたら、何軒かの民家の庭に植えられているクロッカスが、花を咲かせていました。(上)の紅紫色のクロッカスは、シエベリ’ファイアー・フライ’かではないかと思います。
(上と下3つ)黄色の花はクロッカス・アンキレンシスCrocus ancyrensis ではないかと思われます。
(下)の紫と白の絞り咲きのクロッカスはベルヌス’ピックウィック’cv.Pickwickではないかと思います。
アヤメ科 クロッカス属 Crocus:地中海沿岸から小アジアにかけて80種が知られている。地下に短縮した球茎のみがある。根出葉は5以内で膜質の鞘に包まれ、中央から伸びた短い花茎上に1~数花を出す。花茎は地下にあり短い。耐寒性が強い秋植えの球根。
コッツィアヌスC.kotschyanus、オクロレウクスC.ochroleucus、プルケルスC.pulchellusなど秋咲きの種。
、アンキレンシスC.ancyrensis、シエベリC.sieberiなどの寒咲き、早春咲きの種は少なく、ビフロールスC.biflorus、クリサンツスC.chrysanthus、ベルヌスC.vernusなどの春咲きの種並びに品種は多い。
白、クリーム、黄、藤青、紫青、紫紅、紫、絞りの花色のものがある。
園芸品種には、クリサンツスの’ブルー・パール’、シエベリ’ファイアーフライ’、ベルヌス’ピックウィック’、’パープル・ビューティー’などがある。栽培:日当たりの良い場所に植える。繁殖は分球による。花期:種により異なり、秋から春に及ぶ。
クロッカス アヤメ科 クロッカス属 Crocus vernus
ヨーロッパ中南部原産で、和名はハナサフラン。「クロッカス」と呼ばれて栽培されている園芸品種は、このハナサフランから改良されてできたものが多い。花は大きめで、葉は細く白い筋が入る。花の色は紫色や白、絞りなどがあるが、黄色系の花はやや小さい。ラージ・イエローなどの黄色系の品種はC.flavusとC.angustifoliusの雑種と考えられている。クロッカスの仲間は日当たりの良い所を好み、日が陰ると花が閉じる。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/2e/3596a9cbe2e522601ec87f003ac6a32b.jpg [クロッカス・アンキレンシス(デジカメ練習日記)]
http://www2.mmc.atomi.ac.jp/web01/Flower%20Information%20by%20Vps/Flower%20Albumn/ch6-foreign%20flowers/lat-crocus%20ancyrensis.htm [クロッカス・アンキュレンシス:跡見群芳譜(外来植物譜)]
http://hananouta.web.infoseek.co.jp/page_thumb342.html [花の詩ずかん:クロッカス・アンキレンシス]
http://hananouta.web.infoseek.co.jp/page_thumb343.html [花の詩ずかん:クロッカス]
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-crocus_large.html [クロッカス(Crocus)]