2011年2月16日(水)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)の出入り口の所にある「エントランスホール」では、四季折々の花卉(かき)と椿苗が展示販売されていますが、それらの中に、紅紫、桃、青など様々な花色の花を咲かせたシネラリア(サイネリア)/ペリカリスがありました。名札には「桂華(けいか)華金剛」と書かれていました。
キク科 ペリカリス属 Pericallis:世界各地に約14種が分布する多年草または小低木。
キク科 セネキオ(サワギク)属 Senecio:世界中に2000種以上がある。シネラリア・ヒブリドゥスS.×hybridusはカナリア諸島原産のクルエンツスS.cruentusを中心に交雑を重ねて育成された園芸品種群で、日本には明治10年ごろに導入。サイネリア、フウキギクなどと呼ばれ、市場では「ネリア」と略称される。一般英名はシネラリアCineraria。
花色はほかの種類に珍しいブルー系統が豊富であるが、黄色系統がない。グランディフロラ系は花径5~6㎝以上の大輪で、葉も大きくなる。最近は改良が進み、花と葉のバランスの良い品種がある。ムルティフロラ系は花径2~3㎝の小輪品種だが、多花性で、草丈15㎝程度で開花し、早咲きで小鉢物に向く。古くからよく栽培されるのがダルマ系品種で、グランディフロラ系とムルティフロラ系の交雑から育成されたといわれる。花径3~5㎝の中輪品種で、円弁・多花性、草姿もよい。花弁の基部が白色の品種は’蛇の目咲き’と呼ばれる。
栽培管理:シネラリア・ヒブリドゥスは、夏から秋に播種し、年末から春に開花する。5~8℃で越冬するが、よく日光に当て、水切れしないように気をつける。本来は多年草だが、暑さに弱いので夏が越しにくい。鉢物のほか、花壇、切り花にも利用できる。ほかの種類は、冬は日光によく当て、用土を乾燥気味に保ち、8~10℃以上に保温する。平均して多肥栽培が望ましい。ハダニ、カイガラムシの防除が大切。挿し木、実生で殖やす。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」より]
シネラリア’桂華(けいか)’ キク科 ペリカリス属 Pericallis (=Cineraria)×hybrida(=Senecio)
http://www.engei.net/guide/guide.asp?ID=592 [木立性セネシオ(ペリカリス)桂華(けいか):栽培ガイド]
http://www.engei.net/Browse.asp?ID=66002 [コンパクトセネシオ桂華(けいか):蜻蛉(せいれい)]
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http://www.engei.net/Browse.asp?ID=66011 [木立性セネシオ<ペリカリス>桂華(けいか):彩りシリーズ]
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