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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのカラテア・ビーチアナ(ベッチアナ)

2011年02月02日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の本館・管理棟の傍にある「研修温室」に地植えされているカラテア・ビーチアナ(ベッチアナ)と思われる植物が、斑が入った葉を広げていました。

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http://blog-imgs-34.fc2.com/h/a/p/happyplants/20090831224536aaa.jpg[Calatea veitchiana]

クズウコン科 Marantaceae:熱帯アメリカに約30種300種ほど分布している多年草で、地下に根茎や球根(塊茎)がある。また、地上茎をよく分枝するものもある。葉は葉鞘、葉柄、葉身が分化し、銀白色の斑、濃緑色の斑紋や線紋が入る種類が多いため、観葉植物として栽培される。花は小さくて目立たないものが多い。カラテア属、マランタ属、クテナンテ属などがあり、どれも良く似た葉模様をしていて、これらの属はよく混同されるが、花の構造の違いなどで区別される。

クズウコン科 カラテア属 Calathea:中南米の熱帯地域に約100種ほどが分布する多年草。その多くが高温性で、寒さには弱く、種類によっては乾燥にも弱い植物である。葉は根出し、茎は立ち上がらないで地面を這う。花は穂状につくが、数種を除いて目立たないものが多いため観賞には向かず、もっぱら、葉を楽しむ植物として栽培されている。

葉の形はバリエーションに富み、葉の裏と表の模様が違うものが多く見られる。数種類が栽培されているが、マコヤナ、ランキフォリア、クロカータなどが代表的な種。なかでもクロカータはオレンジ色の花を観賞できる観葉植物で、古くからゴールド・スターの別名で栽培されている。

属名のカラテアは、ギリシア語のkalathosによるといわれており、kalathosは、様式化されたユリの花の形をした果物かごを意味し、一説には、カラテアの仲間のある種の花の形に由来しているともいわれている。

栽培管理:いずれも高温多湿を好み、温室で栽培される。観葉植物として鉢栽培されることが多いが、地植えにすると、驚くほど草丈が大きくなる種類が多い。置き場所:一年を通じて、室内の、強い風の当たらない明るい日陰に置く。窓の近くに置いた場合は、直射日光が当たらないように注意が必要。水やり:夏は毎日たっぷり与える。ハダニの発生を防ぐためのも、乾燥時期、特に夏には霧吹きで葉水を与える。冬は鉢土が乾いたら与える。肥料:4~9月の間、月に1~2回、薄めの液肥を与える。病害虫:葉が乾くとハダニが発生しやすくなるので、乾燥期には葉水を与え、空中湿度を高くする工夫が必要。用土は水苔がよいが、ピートモスを多くした多孔質の土も良い。半日陰で栽培するが、暗すぎると斑が鮮やかにならない。冬は最低10℃が必要で、できるだけ暖かい室内に置く。増殖は株分け。

カラテア・ビーチアナ(ベッチアナ) クズウコン科 カラテア属 Calathea veitchiana

ペルー、エクアドル、ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の多年草。地植えにすると高さ1mにもなる大型種。葉は卵状楕円形で長さ30㎝、黄緑色の不規則な斑が入り、長い葉柄がある。鉢植えよりも地植えにするとよい。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&池田書店発行「観葉植物事典(土橋 豊・監修)」より]

http://www.foliage-plant.com/plants_database/database.cgi?equal3=Calathea&equal4=veitchiana&tid=list2 [カラテア・ヴィーチアナ]

http://albinopri.cool.ne.jp/leaf/html/g/s/Calathea-veitchiana.html [観葉植物データーベース:カラテア・ヴィーチアナ]


岩手県立花きセンターのカラテア・ゼブリナ

2011年02月02日 | 植物図鑑

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2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の本館・管理棟の傍にある「研修温室」に植えられているカラテア・ゼブリナが、大きく葉を広げていました。「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられてものと比べると大変大きいです。

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クズウコン科 Marantaceae:熱帯アメリカに約30属300種ほど分布する多年草で、地下に根茎や球根(塊茎)がある。また、地上茎をよく分枝するものもある。葉は葉鞘、葉柄、葉身が分化し、銀白色の斑、濃緑色の斑紋や線紋の入る種類が多いため、観葉植物として栽培される。花は小さくて目立たないものが多い。

クズウコン科 カラテア属 Calathea:熱帯アメリカに約100種ほど分布する小型の多年草。葉は根出葉で美しい色彩模様が入る種が多い。本属とマランタ属Marantaの区別は花の構造上の点だけで、外観では区別がつきにくい。日陰、高温多湿を好み、繁殖は根分けで行われる。

属名のカラテアは、ギリシア語のkalathosによるといわれている。kalathosは、様式化されたユリの花の形をした果物かごを意味し、一説には、カラテアの仲間のある種の花の形に由来しているともいわれている。

カラテア・ゼブリナ クズウコン科 カラテア属 Calathea zebrina

ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の多年草で、カラテア属の中では最大の種類で、大きく育つと高さ1m以上なる。葉が最も大きくなる種で、茎葉は柔らかく、葉は長楕円形。葉幅は10~20㎝、長さ30~60㎝ぐらいになる。葉の表面はビロード状の光沢がある地に明るいグリーン(淡黄緑色)と濃緑色のゼブラ模様のすじ斑が入る。これに因んで「別名:ゼブラプラント」zebra plantとも呼ばれている。裏面は紫赤色。花は紫色(スミレ色)でマツボックリのような集合花をつける。和名:トラフヒメバショウ(虎斑姫芭蕉)。

園芸品種に’フミリオ’cv.Humiliorがある。また、葉の色が濃く、丈もさらに大きくなるものをビノティcv.'Binotii'と呼ぶ。

[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&池田書店発行「観葉植物事典(監修・土橋 豊)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20110118 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのカラテア・ゼブリナ’フミリオ’]

http://www.engeinavi.jp/db/view/link/477.html [カラテア・ゼブリナ:園芸ナビ 植物図鑑]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/c-zebrina.html [カラテア・ゼブリナ’フミリオ’'Humilior']

http://blog.goo.ne.jp/tettsuan/e/6796eb85dd6101834e00190d911dfc96 [カラテア・ゼブリナ(フミリオ):気儘にブログ]

http://jusa.sakura.ne.jp/zukan/ca-zebrinal.html [カラテア・ゼブリナ:hanazukan]

http://jusa.sakura.ne.jp/zukan/c-z-humilior.html [カラテア・ゼブリナ’フミリオ’]