日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

最近の話題より

2013年07月05日 | 経済動向

大学と大学卒業生が急増する中で、中国も経済的にはかつての元気がない情況だ。 需給のバランスが大きく崩れ、「史上最も厳しい」という表現で、大卒の就職難が大きな問題となってきている。 そこでも賃上げの指導もあるのだからアンバランスぶりも複雑だ。
 
報告書では、2013 期大学院卒業生、大学卒業生、高等職業学校・高等専門学校卒業生の就職内定率(雇用契約を結んだ割合)はそれぞれ26%、35%、32%となり、2012 期同期より11 ポイント、12 ポイント、13 ポイント低下。

一方では、「90後(1990年代生まれ)」と呼ばれる新卒者の採用に積極的ではない企業が多いとも言われている。

90後に対する経営者の評価は、個性が強い、自己中心的、協調性が低い、チームへの忠誠心が欠如し離職率が高いなど・・・・ こうした90後を採用するのは、会社からみればしり込みしてしまうのも当然。

ただ、こんな指摘も
『以前の世代に比べ90後は一般に日系企業に対するイメージは希薄である。日本企業が世界や中国で存在感を高めた70年代、80年代を知らず、彼らにとって外資といえば、まず欧米企業や韓国企業の名前が挙がる。すなわち、今後、中国の労働市場、消費市場の主役となる90後を活用できるかどうかは、日系企業にとっても、巨大な中国市場で勝ち抜く重要なヒントが潜んでいる。』

確かに、今更80年代生まれの新卒が出てくるはずもない。 しかし、企業は世界中で、工場適地を探す。 当然人、国民性も採点される。



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