日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

社会保険 その後のはちゃめちゃ

2011年09月20日 | 経済動向
一部の方には関係のない話であろうが、グチ、不満、疑心・・・・ご勘弁を。 

外国人加入を強制化した中国の社会保険制度。 いやはやめちゃくちゃな内容となってきた。 はたして目的は何? と言いたくなる。

日中間の協定も出来ておらず保険料の二重払いに拍車を掛け、大連地区に関しては保険料の基数の上限を撤廃。 こんなもの中国全土どこにもない。 取れる者から取れ! ではなく、ここまで来ると、取れる者から奪い取れ! 国の政策? 地方の政策? 本当にこんな事でいいのだろうか?  疑問、疑問の連続だ。

関連してもう一つ。 中国人の社会保険料は、前年度の収入で基数が決まり、それに応じて会社と個人が納付するもの。 ところが、個人の基数は固定するものの、会社負担の基数は先月の給料と改定。 おいおい、社会保険を根底から覆すか?

ここまで来ると、既に社会保険は破綻し、資金不足のための資金集めでは? そう思わざるを得ない。 それが社会保険のためならまだいいのだが、そこら中で行っている開発資金が不足したのでは? このやり方はその疑心を証明するようなもの。 こんな事やってていいのか?

中国はすでに経済大国だ。 グローバルで展開される厳しいコスト競争の中で、突発的なこのようなやり方ではこの地で企業は安心して操業することは出来ない。

国策として、中国は、ハイテク産業を呼び込もうとがんばっている。 ところが、そのような企業は外国人労働者を多く抱える。 まさか、社会保険でハイテク産業のみ優遇政策はないだろう。 物価、人件費の高騰、今度は自らのコストアップ。 製造業のみならず、IT関連までも海外(中国以外)脱出する企業が急増する事だろう。 もう少し時間を掛けて、話を聞いて、慎重に検討したらどうだろう。


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