日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

こんなんでいいの?

2011年11月03日 | 比較文化
一大プロジェクトがこの有様・・・と言うニュース

例の高速鉄道の事故以来、資金繰り悪化などで、中国全土で1万キロ近い鉄道建設工事がストップしている。 会社の隣を走る高速鉄道もしかりだ。 予定では10月に試運転開始、12月には営業運転ではなかったか? ものすごいスピードで進んでいたのに・・・・

ここにきて、中国鉄道省は、2000億元(2兆5000億円)超の資金を確保し、車両メーカーへ約60億元に上る金額を支払ったとか。 (やはり、払ってなかったのか) そればかりか、各地で工事の中断や遅れで、給料遅配や、下請けや関連取引先への支払い遅延などの問題も深刻化しているとの事。

我々民間企業も、中国企業(それが国営企業であれ)を相手にする場合、最大の壁は売掛金の回収だ。 契約も何の役にもたたない。 『お金がない。 仕方ない。』自己都合を並べ、支払を延期(回避)する。 これも中国ビジネスであり、文化なのか。

ましてやである。 鉄道事業は国家の一大プロジェクトではないのか? それなのに、中国人に対する給料を遅配する。 中国企業に対して支払を延ばす。 今や経済大国の中国でありながら、あまりにもお粗末では。 

鉄道事故は想定外であろう。 でも、その想定外の事故、災害は世界で発生している。 そもそも全てが順調に行けば・・・これだけで計画されたのか? これまた仕方ないで片付けるのだろうか。 



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