出来事2例紹介
①大連地区で人が集まらずに、企業が集まって田舎に求人に出掛けたそうだ。そこで、地元の学校に対して会社説明会を開催する予定だったそうだが、学校側の参加はゼロ。見事失敗。
②地元で、田舎の40校前後の先生を集めて会社説明会を開催するとの事。①の出来事はその時点では知らず、参加の申し込みをした。これも学校が集まらずにキャンセル。今考えれば当然の結果だ。
日本の就職難はごく自然。不景気、減産、人員削減。中国経済はV字回復、絶好調だ。輸出を除けば内需中心で急成長を続けている。(ただ、この数字どこまで本当か?私は正直疑問だが)。そうなると製造業を中心として人手不足。(ここまでは13億人に目を閉じれば流れに合う)だが、大卒者をはじめとして就職難と言われているのだ。 ん~っ わからん。
企業は人を求めているのに、就職しないということか?これを就職難と言うのだろうか?
過日の会議でも政府方針として都市部の失業率を抑えると宣言した。ますます理解不能。
(中国では田舎=農民であり、農民に失業はないという前提もある。事情は日本と少し違ってくる。)
この状況で、新たに自動車産業を中心とした工業区の開発が会社のすぐ近くで始まった。本体メーカーと関連企業が動き出すと数万人? それ以上の桁か? これから先、人の奪い合いは明らかだ。その中で賃金も急上昇するであろう。
為替の切り上げもまもなく始まり、人件費UPで販売価格も上がってくる。それは熟練で上がったものでもない。そこで出来る商品が、国内はともかくも輸出に耐える品質を保てるのだろうか。粗悪品がまかり通る国、もちろんこれは国民も承知。販売単価を上げて勝ち目はないと思うのだが。
トヨタのリコールが中国で必要か? その前に部品が外れず、故障しないのがトヨタだ。おとなしく、ぼちぼち成長したほうが身のためと思うのだが・・・・