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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

バブルの証明

2010年03月14日 | 経済動向
すぐお隣に出来たショッピングモール。

建物自体も高級に見える。 が、オープン前に出掛けたわけではない。日曜日の11時時すぎでこの有様。店内を一回りしたが、高級品店と思われるテナントが入っていた。でもこれでは・・・・

これだけ人がいる街でねぇ~。商売は難しい。この先どうなるのだろうか?

外観

人手不足その2

2010年03月09日 | 経済動向
出来事2例紹介
①大連地区で人が集まらずに、企業が集まって田舎に求人に出掛けたそうだ。そこで、地元の学校に対して会社説明会を開催する予定だったそうだが、学校側の参加はゼロ。見事失敗。

②地元で、田舎の40校前後の先生を集めて会社説明会を開催するとの事。①の出来事はその時点では知らず、参加の申し込みをした。これも学校が集まらずにキャンセル。今考えれば当然の結果だ。

日本の就職難はごく自然。不景気、減産、人員削減。中国経済はV字回復、絶好調だ。輸出を除けば内需中心で急成長を続けている。(ただ、この数字どこまで本当か?私は正直疑問だが)。そうなると製造業を中心として人手不足。(ここまでは13億人に目を閉じれば流れに合う)だが、大卒者をはじめとして就職難と言われているのだ。 ん~っ わからん。

企業は人を求めているのに、就職しないということか?これを就職難と言うのだろうか?

過日の会議でも政府方針として都市部の失業率を抑えると宣言した。ますます理解不能。
(中国では田舎=農民であり、農民に失業はないという前提もある。事情は日本と少し違ってくる。)

この状況で、新たに自動車産業を中心とした工業区の開発が会社のすぐ近くで始まった。本体メーカーと関連企業が動き出すと数万人? それ以上の桁か? これから先、人の奪い合いは明らかだ。その中で賃金も急上昇するであろう。

為替の切り上げもまもなく始まり、人件費UPで販売価格も上がってくる。それは熟練で上がったものでもない。そこで出来る商品が、国内はともかくも輸出に耐える品質を保てるのだろうか。粗悪品がまかり通る国、もちろんこれは国民も承知。販売単価を上げて勝ち目はないと思うのだが。

トヨタのリコールが中国で必要か? その前に部品が外れず、故障しないのがトヨタだ。おとなしく、ぼちぼち成長したほうが身のためと思うのだが・・・・




ものすごい数

2010年02月24日 | 経済動向
23日付の北京紙・京華時報(電子版)が、中国工業・情報化省のまとめとして報じたところによると、旧正月連休中(13~19日)に、中国で送られた携帯電話メールは230億通に達 し、前年の春節連休に比べ10%増となった。現在の携帯電話契約は7億3500万件で、1人当たり平均31通の年賀メールを送った計算になる。

大みそかに当たる13日と正月当日の14日に送られたメールは、全体の56.5%に当たる130億通。メールサービス別では、映像や音声を送信できるMMS(マルチメディア・メッセージ・サービス、中国名・彩信)が同4割増の13億通余りに伸びた。
 
一方、第3世代携帯電話(3G)の1月の新規契約は、中国聯通(チャイナ・ユニコム)が85億件と、中国独自規格を採用した最大手の中国電信(チャイナ・テレコム)の49万件を大きく上回った。(時事)

ニュース丸投げで恐縮だが、何と言う数字だろうか。 日本で1億人を対象に商売するか、13億人を対象とするか? 今、中国の富裕者層をターゲットとし中国に進出する日本企業が多いようだ。ただ・・・・富裕者層といっても、その数・・・・日本の総人口を超える日は近い。

品質・サービス。求めるものは同じだ。

労働力不足 関連ニュースより

2010年02月24日 | 経済動向
【北京時事通信】によると、
製造業が集積する中国沿海部の広東省などで深刻化する労働力不足につい て、「製造拠点の沿海部から内陸部への移転進行が主な原因だ」という。

中国メディアは22日、沿海部での人手不足を一斉に報道。製造拠点 の移転傾向を受け、内陸部に帰郷した出稼ぎ労働者らが、地元で就業先を見つけやすくなっているというのだ。

内陸部で出稼ぎ労働者層を調査したところ、多くは「収入が少なくて も、家族の面倒を見ることができるので広東には行かない」と答えたという。

沿海部の製造業に対し、賃金アップや労働条件改善、労働者の権益保護などを重視しなければ、「人手集めは一層難しくなる」と警告している。

そうは言っても、簡単に工場は移転できない。沿岸部はどうなるのか?人材を求め人件費が上がってくる。当然、販売単価も上がってくるだろう。 まぁ~ここまでは流れとしていいだろうが、品質は上がってくるかと言えば、極めて疑問。 そうなると“Made in Japan”が競争力を盛り返してくる。 はずだが・・・・


目先、非常に困る状況ではあるが、『いい気になるな。やるならやってみろ・・・』だ。 

今度は人手不足 大連事情

2010年02月23日 | 経済動向
ついこの前、各社はリストラに走ったばかりだ。『いかにリストラするか』をテーマとして研修会も開催されていた。それなのに・・・・今は人手不足という。それも中国全土の工場地帯でその現象は発生しているようだ。

地元大連では、人が集まらずに増産できない会社もある。各社増員の前に、現社員の確保に躍起だ。賃金の改定をしたり、春節後(里帰り後)戻ってくるようにと、臨時賞与を支給した会社もあるほど。面白いのは、給食に肉の量を増やしたとか。これはいかにも中国ならではの話だが、実に有効な対策だと納得。

とは言え、販売価格は下がりっぱなしの日系企業。各社頭が痛いことだと思う。去年は、リストラ防止で最低賃金の引き上げは抑えられた。一転、今年は中国の人件費は急上昇するであろう。

背景はなんだろうか?
大卒者は就職難で相場は下がっている。これも事実だと思うが・・・・

一説では、農民工が田舎から出て来ない事があるようだ。田舎に仕事が出来たのか?一人っ子で子供を外に出さなくなったのか??

今度行われる日系企業相手のセミナー 『人材不足対策』がテーマだ。さすがに急激に変化する中国。ついていくしかないのだが、あまりにも極端に振れる。


真実はどこに? 

2010年01月24日 | 経済動向
『中国国家統計局が21日発表した2009年の国内総生産(GDP)は実質で前年比8.7%増加し、政府目標の8%成長を達成した。第4四半期(10~12月)は前年同期比10.7%増と、伸び率は3期連続で加速。6四半期ぶりの2ケタを記録した。日米欧など主要国の景気回復がもたつく中、中国の回復は際立っており、世界経済のけん引役として大きな期待を集めている。』

これが中国を含めた世界中の話。でも・・・・中国とは言わないが、少なくともここ大連では実感がない。中国人に聞いても、彼らも同様な意見だ。“景気が悪いから・・・・” 常に聴く言葉。現に、本来、離職率の高い中国で、辞める者はいない。次の仕事がないことは明らかだ。大学を卒業しても全国的に就職難。(大卒者が多すぎると言われているが)

そうは言っても、である。 車は確かに売れている。マンションも延びは落ちたと聞いているが、相変わらずの工事数であり、売れている。不景気の中でこのようなことがあるはずもない。いったい何なんだ?



日本の平均的レベルと平均がない中国ではこうも違うのだろうか? いずれにしろ、不景気の中の春節。気をつけよう。

街では景気付けの太鼓。


行政庁では春節の飾りつけ。

高速鉄道

2009年09月16日 | 経済動向
会社の近く、大連からハルピンまでの高速鉄道の工事が急ピッチで進んでいる。

コンクリートが伴う工事はマイナスになる冬場は完全にストップする場所だけに、今は最後の追い込みといったところ。

現在の状況・・・・すでに橋げた?が乗ってきた。この場所はついこの前、強制退去があったところ。早い!



300kmを超える高速鉄道。まず2010年には瀋陽まで開通と聞くが・・・

いずれにしろこの手の公共事業が今の中国経済を引き上げている。ばんばれ! がんばれ! 

いつか一度は乗ることになると思うが、前線開通半年以降をお薦め!



大学生の就職活動

2009年09月13日 | 経済動向
中国では9月に新学期が始まる。就職難のこの時期、日本同様すでに就職活動が始まっている。

日本語を勉強した学生の就職先として、コールセンターがある。日本で、パソコン、機械の使い方がわからない時の問いあわせ先が中国にあるのだ。日本人は海外に電話してるとは気づかない。(むろん料金無料、あるいは、国内電話料金)

この手の仕事の初任給は通常の2倍以上。驚いた! それでも日本に置くよりもいいのだろう。大連地区は日本語を勉強する学生も多く、日本向けのコールセンターの設置場所としては適地。学生にとっても給料面では憧れの職場のようだ。

私が聞いたのは、日本企業ではなかった。アメリカのPC会社。なるほど、確かにその会社の製品は日本でも販売されている。それもありだ。全てが国際的・・・・・


中国の一人っ子達

2009年08月28日 | 経済動向
中国の「一人っ子政策」は始まってから約30年という。今はその一人っ子たちが親になる時代。この政策で中国では人口のバランスが大きく崩れ、日本以上のスピードで少子高齢化が進む。一方では嫁不足も深刻なようだ。

最近はその運用にも弾力性が出てきていて、彼らが「夫婦とも一人っ子なら2人目の出産を認める」とか、「農村で一人目が女の子なら男が生まれるまでいい」とか(定かでないが)の例外が地区によって認められるようだ。

ところが当事者はそうは考えていないようだ。
世論調査では、条件を満たす夫婦のうち、「2人目が欲しい」と答えたのは18.5%、59.5%が「欲しくない」と回答したそうだ。その理由は、「経済的負担が大きくなる」、「子育てするパワーがない」・・・・・

両親と両方の祖父母の大人計6人から溺愛されて育ち、今は経済的豊かさの追求に余念がない世代には、子供よりも、自らの豊かな生活を守ることを重視。確かに、今の中国、電化製品、マイカー、海外旅行と夢が広がる時代。 お金、心配が伴う子供よりもはるかに魅力的なのかもしれない。

ただ、日本人が考える“一人っ子”とは少し異なる。“いとこ”も兄弟同様。(金銭的にも) 感覚的にどうもピントが合わない。





一時帰国も本番に・・・・

2009年08月11日 | 経済動向
日本のお盆を前に駐在者の帰国が多くなった。とは言え、中国で夏期休暇があるわけではなく、どこの会社も交代制をとってるようだ。早めに帰る人、遅れて帰る人。今年の私は後者。出張者はもちろん激減する。

会社によっては、全て中国のカレンダーに会わせる会社もある。中国で長期休暇は、5月のメーデー。10月の国慶節。春節(お正月だが旧暦)。何とか一致するのは5月のみ。これも厳しい。せめて日本のお正月は・・・・

今日航空券が手元に来た。(今は紙一枚で物足りないが)実はここからが問題。なぜか疲れがどっと出る時期なのだ。日本に帰ったら体調を壊す人も多い。やはり普段は気づかないが、気が張ってるのであろう。駐在生活も未熟ということか。

過日の若き総経理。お子さんはまだ小学一年生という。親として・・・・やはり辛いことだろう。もちろん子供も親と遊びたい。それを口に出さずに我慢されるとまた辛い。

離れていても、家族はそれを理解し、家を守ってくれる。やはり家族みんなで仕事をしてるということかもしれない。感謝!

カウントダウンが始まると嬉しいもの。でも留守に慣れた家族は迷惑か?(笑) 私の縄張りはすでに子供たちが占領している・・・・・





インテル動く!

2009年07月10日 | 経済動向
2年前、インテルが進出するといって沸いた大連。欧米人をターゲットにした、飲食店の開店。マンションは大型化(大きい部屋を好む)、ホテルは五つ星(幹部クラスは高級ホテルしか利用しない)へと改装工事・・・・なにせ、関係会社を含めると3万とも5万とも言われ、大騒ぎしていた。

そうしてる間に、同時不況へとまっしぐら。インテルの話は静まりかえっていたし、話題にも出てこなかった。

だが、ここに来て動きが・・・・インテルの関連会社がいよい進出してきているようである。私が住むホテル兼マンション。普段はホテル利用者を含めても、日本人、韓国人、中国人の構成。(ほぼ均等) 欧米系は一人も見なかった。最近どでかい欧米系の男(米か欧か判断できない)が増えてきた。インテルの関連会社の社員だそうだ。韓国、中国人よりも愛想はいい。

報道では中国経済は好調なようだ。09年度経済成長率も6%台から8%に戻るような話も出てきている。大連に有る企業も残業が復活したとか聞く。これも事実だが、ただ、企業税収のデータでは大幅な落ち込み。失業者は相変わらず。大卒の就職難、等々。この辺の不一致があり、正直、いいのか悪いのか判らない状態だ。

結局は先が見えないということか。でもインテル。日本人街を欧米の街に変えるのか?



ついにここまで来た。交通渋滞!

2009年07月06日 | 経済動向
ついこの前、急増する車をテーマにしたばかり。すでに遅かった感がある。

今日会社から開発区への帰り道。高速道路を走る途中、前方で車の渋滞。誰もが事故だと思い込んでいた。しばらくしてどうも様子がおかしい。事故でもない。検問だという話も。ちょうど、新疆ウィグルでの暴動もあった、北朝鮮も近く、脱北者の捜査か? 政府の幹部が通るのか? 車の中はいろいろ飛び出して、いい暇つぶしとなった。ただ、これが中国、半分本気だ。

約30分、あっさり車が動き出した。

ちょうど同じ頃、同僚が大連市内より開発区を目指していた。何と、大連市内はインター周辺で大渋滞が発生。身動きできなかったという。つまりは、市内の交通をコントロールするために、市内に通じる高速道路を一時的に閉鎖していたのだ。

このようなことは初めて。ということは・・・・これから頻発することは間違いない。

それにしても、ここは高速道路だ。高速道路の途中で車を止めろというから怖い!






UFO 修理中

2009年07月04日 | 経済動向
いつもの散歩道は写真のとおり、未だ修理中。街中に行ってみた。今日のテーマは車!

中国の車の販売台数は毎年うなぎのぼり、さすがに大型車は頭打ちだが、小型車の販売台数は急増している。だんだん庶民の手の届くところになってきているようだ。スーパー前の広場では車の臨時販売。7万元~12万元の表示があった。(100万円~170万円台)



ただ、写真のとおりの交通渋滞。こちらも日増しに激しさを増している。食事の時間のレストラン街は、もともと駐車場はなく、歩道に駐車する。広い歩道も歩けたものじゃない。


一方、これもスーパー周辺の道と歩道。中国の真骨頂、人の迷惑顧みず歩道も車道も出店の行列。車も人もジグザグに進む。




これが中国のエネルギーなのか。




驚きの数字

2009年06月22日 | 経済動向
私の読書といえば、中国に関するさまざまなテーマの単行本。通勤バスの中で見る程度。以前、中国の富裕者層向けに、日本での人間ドッグツアーがあることを紹介したが、そのことが書いてあったので、改めてご紹介したい。

そのツアー金額、300万円。では、中国の富裕者はどのくらいいるのか?
年収100万元(1,500万円)以上・・・・断っておくが物価そのものは日本とは大違い。金額のレベルだけ日本に合わせると勘違いする。

驚いたのは、その層は人口13億の6%ということ。著者は“わずか”と書いていたが、私は“そんなに?”と思った。7,500万人。日本人の半分以上。皆さんはどう思います? 多すぎませんか? すごい

彼らが日本に来て、役人や親族に高額なお土産を数多く買いあさるのだ。『お客様は神様です。』やはり、中国に売らないと今後の商売は成り立たないかもしれない。

よく聞く、『日本人は金持ち』 素直に聞いていた私が馬鹿だった。日本人を馬鹿にした言葉だったようだ。



マンションの売り出し

2009年06月01日 | 経済動向
早くも6月。私も中国で丸2年が経過。2度目のマンションの更新時期がやって来る。不景気なおり、会社としてもコストダウンに必死な状況。家賃といえども例外ではない。

何分にも、借りるのが日本人、セキュリティーや日本語を話すスタッフ等のサービスを備えたマンションとなると当然(?)高い。慣れるまでは仕方ないが、慣れたら安くて、よいところは確かにあるのだ。中国人が借りてる家賃を聞くと驚くばかり。もちろん領収書なし。つまり、大家さんは不動産収入に課税なし。(ほとんどそう)

とはいえ、部屋の不都合もなくなり、やっと我が家化したマンションを出るには抵抗がある。『大切に使ってます。大家さん安くして』お願いするしかない。

写真は新築マンションの売り出し風景。かなり大型なマンションのようだが・・・はたして売れるのか? 売れても住むのか? どうなることやら。それにしても懲りずに立て続けるものだ。