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日々の生活にみる驚きの中国

単身赴任中の中国(大連)で日々発生する“驚き”を強引かつ身勝手な比較文化で紹介。

中国市場

2012年08月29日 | 比較文化

陰りは出ていると言えども、中国は世界一の消費市場であり、さらに拡大する市場。 世界の企業が中国に製品を投入、あるいは現地で生産する。 しかし、ここに来て、日本企業の苦戦が目だつ。 理由は、“高品質すぎる”という皮肉な結果。

ならば、中国向けの製品を開発しよう。 掛け声は上がるが、これは言い換えれば、『質は悪いが安いもの』となる。 しかし、質の悪いものを作れと言われても、日本人技術者は許せない。 技術者として恥ずかしいと感じ、プライドもある。 結果、中国市場にある低価格商品の開発が進まない。 その時はすでに、中国、他国企業が先を行くことになる。

全てそうか? そうではないから複雑だ。 高級品、高いものから売れる世界(商品)がある。 その市場も小さくはない。

神戸に大型クルーザーが入港、3,000人の中国人が入国したニュースを見た。 受け入れる側は高級品を品揃えして待ち受けていたところ、ドラッグストアーで安い物を探していた。 このクルーザーは安さを売りにしたもの、一般とは言わないが、会社で言う課長・部長クラスの収入の人の集団。 

上海からに豪華クルーザーで、日本、韓国を7泊8日で旅をする人。 日本人は富勇者と思うだろう。 私でも超高級品(要は高いもの)を準備する。 結果はそうではなかった。 ここでも格差があった。 中国向け商品と一概に言えないところ。 確かに中国人は旅行に日本人以上の開放感を感じているようだ。 無理してもとは言わないが、結構思い切った旅行をしている。

中国市場の開拓は単純ではなさそうだ。 問題は、日本から来るバイヤーだ。 品質は高く安くを求める。 日本人として品質は下げない。 もう少し理解して欲しいもの。

私は? 安い物を買っていつも後悔している。



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日本人 これが嫌いベスト5

2012年08月24日 | 比較文化

会社に日本での研修制度があり、日本語の研修もまもなく終わる。 研修最後に私が彼らに贈るワンポイントアドバイス。 

そのものズバリ。 この際言わせてもらおう。
『日本で嫌われる研修生(中国人)とは』

私が上げるベスト5 (あくまでも仕事上)
1 不潔
2 挨拶をしない。 無視する。 睨むような目つき
3 金銭、残業の要求
4 規律、時間を守らない
5 報告、連絡、相談、確認しない

常々現地で一緒に仕事をする上で“嫌な思い”をしていることを並べるとこんなものか。 中国では彼らの国であり、日系企業といえども多数派。 確かに項目によっては一部だが、どうしても 中国人は・・・ となる。 今度は、彼らは日本に行き少数派となる。 ますます 中国人は・・・ となってしまう。 彼らから見れば、 日本人は・・・ 言われてるだろうなぁ~

いずれにしろ、少しは意識してもらわないと本当に嫌われたり、逆に日本(人)を嫌いになっては何のための研修か、本人もかわいそうだ。 送り出す方も心配でならない。 

先ほど日本からのお土産のキャンディーをもらった。 それを見た女性社員、『部長は歯がないから無理』 『あほっ! キャンディーを噛むか? 歯はいらんぞ。』(むろん歯はある) 別の女性いわく、『中国人はキャンディーは噛むんですよ。』 え~っ 本当か?  6番目として キャンディーは噛むなと入れるべきか?

そうそう、呼び捨てするなよ。 名前には“さん”を付けるか、いっそ中国語で呼べばいい。 不思議と抵抗は感じない。 忘れている事、言ってやるべき事がたくさんあるようだが、結局は、日本で実体験し、感じて取ってもらわないとないと理解できないことだろう。 畳係数(中国人の日本人化)を上げて来い。


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情人節(恋人の日)

2012年08月23日 | 比較文化

朝晩はすっかり秋、そのせいか昼間の日差しを強く感じる。 やはりこれは残暑というべきか。 中国は今夏休みだが、9月より新学期が始まる。 来週ぐらいから学校(学生寮)に学生が戻り始め、新入生らしき親子が寮に荷物を運び込む。 日本人はどうしても4月のイメージでぴんと来ないのだが、9月は子供達が親元を離れる季節。(高校より全寮制) 若者の新たなスタートの時期となる。 私の知人も改めて勉強すると言うことで昨日学校へと旅立った。 がんばれ! 

道端では、バラの花一色。 今日は旧暦の7月7日、七夕だ。 中国では情人節(恋人の日)。 花束を持った男性を多く見かける日だ。 今朝、体操の時間を待つ社員の前を大きな花束を持った若い社員がみんなに冷やかされながら横切っていく。 今日彼女にプロポーズするらしい。 九州男児の私・・ よくやるなぁ~。 感心するばかり。

過日結婚、新婚の男性社員が太り気味。 奥さんの料理がうまいのだろうと思いきや、料理は全て自分が作ると言う。 奥さんは出来ないそうだ。 後片付けは? 奥さん。 全て自分でやるしかない私と比べるとまだいいか。

中国人の男性は、見た目と違い(?)結構子煩悩だ。 料理も今日の花束、誕生日もそう。 昨晩、いつものコースで散歩に出かけた。 夜風が実に気持ちよかった。 いろんな人が散歩している。 日本人も結構いたようだ。 夫婦らしき若者、おじん、おばんまで。 それがよく手をつないでいるのだ。 う~んっ  私には出来ない。



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中国よ 王道を歩け!

2012年08月20日 | 比較文化

日中間がまたもや騒がしい。 日本のニュースであれ、中国のニュースであれ、見ていて気分がいいものではない。 今回の騒動に関して、日本の見方は、中国国内問題の反映(ガス抜き)との報道がほとんど。 中国のニュースは感情的な部分があり、日本のニュースに救われた気分になった。 まさか中国で、ガス抜きとは言えないだろうし、中央も歓迎する動きではないはず。 学生の活動は猪同様一直線で、激化する。 何処の国も嫌なのだ。

中国でも、特に大連地区なのだが、冷静な見方をしている人が多い。 『日本じゃない、実はアメリカだ。』と言う人もいるが、それ以上は言えない部分があり、後は暗黙の了解と言ったところか。

四川省で活発なようだが、大地震の際、日本はどれだけの支援をしてきた事か。 『中国人は恩は一生忘れない。』 都合のいい時はよく聞く言葉だが、それまで偽者とは思いたくない。 人道的支援に対して報われようと思ってもいないのだが、そうは言っても一抹のむなしさを感じる。 

いつも日本、日本・・・・ なにつけて日本・・・ よくぞここまで。 その背景は・・・ ここでストレートに書けない国での、領土問題。 実にデリケート、触れたくない問題。 パンドラの箱なのだ。 しかし、国民のガス抜き(不満の捌け口)にこれ以上の材料はない。 大日本帝国・・ 何十年前の話? 急成長する中国なのだが、この部分は全く昔のまま。

大人の対応といいながら、自国の国旗を燃やされたら“ふざけるな”と言いたくもなる。 もしも、日本人がそんなことをしたらとんでもない問題になるのだが、自分達がやってることは何なんだ。 まず、話し合えるレベルになって貰わないと。 

同じアジアの人間だ。 西洋人対東洋人の構図もある。 西洋人はまだまだアジアの人間を下に見る(?)。 レベルの低い、身内の争いは相手に漁夫の利を与えるのみ。 

中国で次第に強調されてきた、『失われた道徳を取り戻せ』 過度な拝金主義への動きを憂いている。 国境問題を抱えながら、幸福富度を追求するブータンと関係回復を図ってもいる。 

みんなが認める世界の大国。 世界の経済も中国が大きく左右する。 私が中国に持つイメージ(似合うと思うスタイル)だが、もっと堂々と王道を歩いて欲しいもの。 どうしてそこに中国人らしい太っ腹、自信をもてないのか不思議でならない。 



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強烈な性格と“控えめ”な日本人

2012年08月14日 | 比較文化

血液型で言うつもりはないのだが、意外と一致する。 誤解を覚悟で。

中国人はO型 B型が主流。 性格も通常いわれるそのものズバリ。 日本人でも、この地でのびのびしておられると見える方に聞くと、O型、B型の人が多い。 やはり中国人との関係もスムーズに見える。

では、A型、AB型は? 
当然中国人にもいるし、日本人はたくさんいる。 私がA型だからと言うわけではないのだが、辛そうに見える時が多々ある。 話を聞くと『そうそう、そこがねぇ~』 日本人だろうと、中国人だろうと、A型が感じる中国人の嫌な(?)ところは共有できるのだ。

社員寮をみてみると、これはまた人間が住むところか? これまで数名追い出した。 ところがきちんとした部屋があり、やはりA型の人が必ずいる。 いいとか悪いではないのだが・・・・  やはり悪いか?

“控えめ”対“図々しいほどの自己主張” この点をみて、 
今回のオリンピックだが、何せ舞台はオリンピック。 メダルの獲得数は過去最多とか。 出るだけでもすごいのだが、ましてやメダル。 実にりっぱ。 

しかし、期待は金。 勝手なものだがこれも仕方ない。 世界一の人。 私の周りにはまずいないし、見たこともない。 このレベルの戦いは想像もつかない。 結果から見て、最後にA型気質が出たような気がする。 少しでも、一瞬でも引いたら予選通過も出来ないのでは。  

一方、アメリカ、中国はわかる。 でも韓国がここまでやるか。 血液型は知らないが、キムチと激情の国。 さもありなん。 その性格で、竹島かぁ~。 厄介なことだ。

中国人同士の言い争いも結構エスカレートする。 女性は手が付けられない。 いきなりトップギアでいわゆるヒステリー状態。 最初から話にならない。 

今日、会社で男性社員間でもめていた。 営業と生産管理。 短納期で対応に追われ、双方に言い分があることは理解できる。 内容を知らない私が入る余地もなくしばらく無視。 エスカレートするにつれ、周りは私がいつ切れるか気にしだしてきた。(現在日本人は私だけ)そろそろかなぁ~と言う時、いわゆる“あうん”の呼吸。 読まれていたか、別の社員が調整。 出番なく終わった。 男性はこれができる。 

それにしても私は猛獣使いか。



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きちんとやろうよ。

2012年08月10日 | 比較文化

昨日、高速鉄道を営業用の車両がまたしても恐る恐る走っていた。 前回の車両(黄色い線が特徴)と違い、TVでよく見る白い車両。(長崎本線のかもめに近い)

そしてタイミングよくこの記事
『中国鉄道省がこのほど実施した安全検査で、トンネル壁の亀裂やケーブルの混線など、12の鉄道路線で重大な施設欠陥が見つかった。 安全運行に深刻な影響を及ぼしている。 欠陥は手抜き工事や、技術不足などが原因。大規模な補修や工事のやり直しは避けられないという。』

しつこいが、エアコンでもこれだから、素直に理解できる。 手抜き? 技術不足。 その可能性がある中で、本当に300kmのスピードで走るつもりか。 恐る恐る走るわけだ。

レベルは違うが、ご参考までにご覧あれ、ちょっと目立たないところは壁紙でもこれ。 隠れて見えない部分はどうなっていることやら。 くわばらくわばら。 



 

手抜きか、技術不足か? いつもこの問題になるのだが、あらゆる工事で繰り返されている。 当然、建設基準があり、検査機関もある。 一方で、許可を与える人とか検査官は必ずと言っていいほどいい車に乗っている。 これって無関係(?) この辺がそもそもの問題ではないだろうか。 既に更迭された鉄道省トップの贈収賄の額は相当なものだったようだ。 

我が社の製品も外部機関の検査を受ける。 さすがに現金はないのだが、実に貢物の要求があるようだ。 要求だからやむを得ない。 ヘソでも曲げられたら仕事が止まってしまうというか、止められる。 酒、タバコ、食事は当然で、ガソリン代、どこぞやのタクシー代・・・ 完全に、仕事を勘違いしているし、それを当然の特権と思っているようだ。 これがまたいい車に乗っている。 

ここが、“中国は100年経っても変わらない。” 皮肉ってよく言われるところだ。 安全検査では誰が冷や汗をかいていた事やら。 『李下に冠を正さず』 日本人は中国人に教えてもらったのだが、その先生ときたら・・・・ いまだにこれだ。 

こちらは災難。 歩道の改修工事が開発区のあちらこちらで行われ、ほぼ完成、後は養生だけというところで大雨・・・・ 養生中に濡れてはいけないようだが、歩道は川になっていた。 お蔭で、また剥がしてやり直し。 この費用は誰が負担? 請け負った業者であれば、倍の作業になり手抜きするしかないような気がするのだが。



景気が悪い中、中国国民も一生懸命がんばって働いている。 所得格差は拡大するばかり。 やはりいかん事はいかんだろう。 今はそんな時代ではない。 “百姓一揆”の原因になりかねない。



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意図的な差別化 ?

2012年08月09日 | 比較文化

日本も中国も一緒だと思うのだが、何処に行っても携帯電話の時代。 中国では、バスでもエレベーターでもお構いなし。 わざわざ発信する人はさすがに少ないのだが、かかってきたら仕方ない。

一旦始まればすさまじい。 下手すれば相手の話声も聞えて来る。 話す方は、傍にいる他人をよくぞそこまで無視出来ると言うほどの大声。 私は聞いてもわからないが、多分、周りの中国人は他にすることもない状況下で、じっと電話の内容を聞いている事と思う。

この電話の出方に国民性が出ているのでは?
電話に出る時に、『はい・・・○○さん』 (敬称は普段使わないので呼び捨てだが) 実に優しい言い方、感じが出ている。(甘えたような言い方とでもいうか) この一言で二人の距離を一気に縮めているような気がする。 なるほどねぇ~ いつも感心し、自分がやろうとしてもなかなか出来るものではない。

ところがである。 別の出方は、『うぇい』(日本語でもしもしに当たるが)なのだが、この場合は実にぶっきらぼうな言い方。 投げ捨てるような・・・・ この差は何なんだ? 自分に近い人と距離がある人では電話に出る時点で明確に区別しているのではないか。

電話ではなく、実際に会ったらどうか。 第三者と話す時、

【A】異常なまでの親しげな口調、
【B】ごく普通の話し方、
【C】なぜそこまでと言うほど敵対的な口調 

この三つがある。 むろん口調のみならず態度もだ。 

『日本人だってあるよ』と言われるが、日本人の場合は、ごく普通 B がほとんど。 久しぶりに大親友と会えば A だろうが。 中国人で違うのは、頻繁に、 A とか C があり、それを使い分けていると思うふしが多々ある。 へたすれば、男同士でも手をつないで歩く。 むろん女性同士は頻繁に見かける。 逆は、店の店員ですら、【C】タイプが多い。 お客さんに対して、ふてくされたような態度を取る社員もいる。

はい○○さん的な話し方を常にしてくれれば、中国人のイメージは大きく変わるし、敵対的な口調、態度を減らしてくれれば、(Aは気持ち悪い) 本人ももっといい事があるような気がする。 『こいつらへたねぇ~』といつも思う。 

駐在が長くなると(中国に慣れてくると)日本人でも【C】が増えてくる。 自分でもそう思う時があるのだが、反省の前に、『 まっいいか・・・ 関係ないし・・』

いかんいかん。
 



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呆れた! エアコン

2012年08月06日 | 比較文化

中国では「新築は避けろ」は鉄則。 新築でなくとも、1年住まないと何が起こるかわからない。 先日の窓ガラスはまだそのまま。 次はどれが割れるのか? 興味もあるのだが・・・

まぁ~それよりも
大連は30度を越えてきたが、それよりもこの湿度の高さはもはや大連ではない。 こうなるとエアコンに頼るしかないのが・・・・  驚きの事実が判明。

たぶん、ワンフロアーでコントロールしているのだろう、個別のシステムではない。 肝心な時には全く効かないのだ。 



自動で22度。 冷房にしても、除湿にしても全く効果ない。 一斉に使っているのだろう。 たぶん容量が不足しているのだ。 部屋の時計についている温度計は28度。 こちらも当てにはできないが、風は熱風に感じるほど。

原因はまだあった。 何と、エアコンの室外機はエレベーターホールにあるようだ。 ホールは熱風が吹き出ていて、サウナ並みの暑さ。 ボタンを押していったん退避するほど。 またか・・・・ これだけのビルを設計する人が、エアコンの知識はないのだろうか? これが疑問。 こんな熱風を取り入れて冷えるはずがない。 ばかかっ 何とかしろ。

窓を開ければ・・・ 確かに湿度は来るがまだましだが、今度は蚊が入り込む。 こうなると夜は眠れない。 蒸し暑さと、耳元でブーーーン。

会社にあった蚊取り線香を持ってきた。



これは効果があるのだろうか?  そばを蚊が飛んで行ったのだが・・・・ いずれにしろ外気が冷えて、エアコンの効果が出るまで眠れそうもない。 それまでに、昼間入り込んだ蚊を抹殺しないと。 

別の新たな発見
水シャワーで・・・ それが今度はめちゃくちゃ冷たい。 大連は基本的に地下水と聞いている。 水道管も冬場の凍結を避けるために深いところを通っているはず。 水だけは冷たい。 是非お試しを。

夏でも大連は乾燥した気持ちのいい風が吹いたものだが、今年はまるっきり違うようだ。 早くマイナスになってくれ~っ  大連は冬がいい。




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戸籍の取得

2012年08月02日 | 比較文化

現在統一化に向け改善されつつあると言うが、今だ農民籍と都市籍の区分が残る。 

農民は土地をあてがわれている、定年後も農業が出来るという事で、社会保障の上でも区分(差別)されている。 確かに、開発で農地を買収され、いきなり(小)金持ちになった農民も多い。 しかし、一般の農民は貧しく、農業だけで生計は成り立たず、都市部へ出稼ぎとなる。 結果、都市籍の人と同じ仕事をしながらも農民籍の人は不利益な点が出てくる。

出稼ぎ労働に限らず、引越しは結構おおらかなような気がする。(気軽に引っ越す) そこで、籍を移すことになるが、簡単ではない。(出来ない)

何が不便か? 例えば、身分証明書(中国では重要なもので頻繁に提出する機会がある)。 一旦失くせば遠い田舎に帰って手続きしないといけない。 出身地でないと出来ないものが結構あるようだ。 (不確定な情報ながら・・・)中学校までは出身地でないとだめ。 両親が出稼ぎで、子供をつれてきても、出稼ぎ先での学校に行けないことになる。 現地で生まれた子供は?

どうしたら都市籍に移れるか? 
大学を卒業して一定期間内(1年以内?)に、手続き完了まで、同地域の企業で勤務すればOK。 この就職難の時代、就職できなければ人生最大のチャンス、権利を喪失、田舎に帰るしかない。 対策として、就職できなければ、大学院に進学。 大学に籍を残しながら就職活動やアルバイト。 このパターンも多いと聞く。

もうひとつは、その地域で住宅購入を含め、いわゆる投資をすればOK。 

実は、会社の周辺でも開発が行われているのだが、村所有の土地が収用され、その売却代金は村に戸籍がある人を対象に分配されたそうだ。 こんなの有り?  転籍していれば、たぶんこの権利はなくなるだろう。

最近のニュースでみると
都市部の戸籍取得条件を緩和し、新規売り出しは70平方メートル、在庫物件なら90平方メートル以上の住宅を購入すれば、都心部の戸籍取得を認める政策を施行した。政策は2015年まで実施。 新政策の対象となる都心部は、中山、西崗、沙河、甘井子の各区と高新園区。これまでは購入額が80万元以上に限られていた。住宅購入のほか投資による戸籍取得も条件を緩和し、これまでの150万元から120万元に引き下げた。

地域の開発を行い、その地域にうまく人を誘導する。 なるほどね。 自国民に戸籍まで買わせるのか・・・  いいのかなぁ~ ? 



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家電としての機能

2012年07月30日 | 比較文化

既に大連も夏だと思うのだが、相変わらず、湿度が高く、すっきりしない日が多い。 夏らしくしゃきっとしてみろ。 この湿度は実に大連らしくなく、汗かきの私は洗濯物が溜まって仕方ない。

学校でのこと、個人授業で部屋は狭い。 中に扇風機がおいてあるのだが、いきなりビューッ! どう考えても日本では最高速度。 

『先生、いくらなんでも、最低でお願いします。』 『これが最低なんだけど。』 うそ~っ 見せて見せて。 ボタンは三つある。 では最高はどれ程の威力か? 押してみたが大して変わらない。 結局、ボタンは三つあるがスピードは一つという事?  壊れてる? 本来こんな扇風機? 寝る時には絶対使えない。

部屋のエアコンなのだが、シャワーの前には除湿をつける。 しかし、どう考えても効果は冷房級。 もしかしてこれも一緒? 温度調整をまめにしないと風邪を引く羽目に。

家電製品を買う時は、必ず購入品に電気を通して動作確認する必要がある。 販売する方も、必ずと言っていいほどやってくれる。 それが、きれいに梱包されている商品をわざわざ出す訳で、どう考えても、戻す時は大雑把にやるはず・・・・・  つい、『いいよ。そこまでしなくても』とやってしまう。 そのくせ、店を出て急に不安になるのだ。 やはり面倒でもその場で確認してもらうべきだろう。 後のクレームはややこしくなる。

日本の家電メーカーは機能、使いやすさを追及してきた。 むろん、価格も相応に高くなる。 中国でそれが受け入れられたか? むろん、評価は高い。 それはそうだろう、使ってみればその差は歴然としている。 でも、その分高いのだ。 結果、機能よりも本来の機能があれば安い方を選ぶ。 その背景は、家電は壊れるものと言う前提があると思う。 毎年進化する家電だが、寿命も5年も、10年もある必要はない。 使い捨て感覚で、いい商品を見ても、正しく評価出来るはずもない。 ただ、価格がありその評価基準は明らかにちがうようd

しかし、それが度を超えるととんでもない商品が出来てくる。 せめて扇風機の風速は3段階は不可欠だろう。 




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目先の対処

2012年07月27日 | 比較文化

中国で生活して非常に気になるのが“目先の対処” その場が解決すればよしとし、先のことは知らない、その時にという考え(対処)。 

部屋の内装工事はこれが明確に出る。 見た目がよければ裏は総手抜き工事。 これまでの経験、洗面器の落下事件。 ドアを閉めたら、枠板が倒れた。 今回のガラスの自然破壊 掃除の時に当たっただけで、壁のカバー(名称?)が外れた。 細かい所まで言うときりがない。 全体の見た目はいい、形は出来ている。 だが、ひとつひとつの工事は実に雑、機能的でない。 

工事以外の日常生活でも、いろんな場面や状況でこれに類する行動がみられる。
車の駐車、もちろん自分の車を停めればいいのだが、区切り線をまたいで停める。 最悪、通路に停める。 海に行って砂浜(石の浜だが)にひまわりの種の殻を平気で捨てる。 ゴミは部屋の外の通路に置く。 目の前にゴミ置き場はあるのにだ。 

思考回路は簡単。

《 それでは壊れるよ。⇒ その時直す。》
《 そんなことしたら他の人が迷惑するのでは ⇒ それはその人が考える。》 

工事においては、技術が乏しい、やり方を知らない部分も確かにあると思うのだが、その前に意図的な“手抜き”としか言いようがない。 結構みんな器用さはある。 知らなければ知ってる人に聞けば、できるはずだ。 自分の理屈で、これこれだからこうしたと強く主張する。 この、“人に聞く”事をしないし、逆に、“人に教える”のも嫌がる。 『わからなかったら聞けよ。』 『知ってるなら教えろよ』

中国の一般的な商習慣として、建物代金や設備、機械代金の支払は、その10%は一年後。 保証金として残す。 相手がやるならお互い様だ。 当然の自己防衛策。 

中国人同士では 『そんなものですよ。』 と納得するからこれまた不思議。 いいわけないだろう・・・・ 私は納得できない。 物事には程度がある。

使えるからいいでしょ。 壊れたら直せばいいし。 
掃除の人が片付けてくれるからいいよ。 それが仕事だし。 
仕方ない、私は急いでいるから。 
人(客を含む)のことまでは・・・ 



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あなたは中国人に期待する?

2012年07月23日 | 比較文化

無愛想・・・ 中国人に対してよく使われる。 しかし、“愛想”に関して、外国人が日本人を見た時に、『ニヤニヤして気持ち悪い』とも言われた。 この逆の立場からすれば、それは当然の結果ではある。 しかしそれにしても“会釈”位いいだろうに。 慣れたとは言え、言いたくもなる。 バスには最初から期待しないが、タクシーは・・・ せめてスーパー、コンビにの店員は・・・ 

では、社員は? こちらは慣れてはいけない部分だが、まさか自分に挨拶、会釈しろとも言えない。 私はともかくお客様には・・・・  (客も客だが) 

朝会ってもあの態度。 このやろうっ と思うのである。 ただ、社員一人一人に私がしてるか? お互い様と言われてしまうかもしれない。 (ちなみに一部の社員)

サービスは? いいはずがない。 客よりも自分たちの雑談が優先。 少しは気を使って欲しいものだ。 ただ、日本人のサービスは世界一の評価がある。 ある記事によれば、客との絶妙な距離感が最高だという。 なるほど・・・ そうなんだと改めて思った。 

売り込みはあれだけ出来るのにサービスは無視。 その場で売れればいい、リピーターを増やそう、そんな不確定なことに努力はしない。 これは商売上手? 私は“へたくそ~”と思うのだが。
 毎日毎日、その場限りの一発勝負だ。

次にやっとくるのが基本的なマナー。 これもよく言われる話。 日差しが強くなると、上半身裸、Tシャツを胸まで巻くり上げ、でかい腹を突き出して歩く男性。 過剰なまでに露出する女性。 これもマナーなのだろうが・・・・ 家でやってろと言うしかない。(期待しない) 

でも、最近は並ぶようになってきた。 割り込む人にクレームをつける人(日本人以外)も出て来た。 と言うことは、今後期待できるかも。

大連地区、やはり日本人に限らず外国人が多い街。 他の地区よりも進歩している地区だと思う。 確かに以前よりは改善されてきたとは思う。 最近、お釣りを投げて渡されたことはない。 (買い物した食品は投げられたが・・) 愛想・サービス・マナー。 日本レベルとは言わないが、やはり客として扱って欲しい。

そう言えば、
部屋のインターネットが過日復旧した。 さすがに引込み線の修理までは気づかずに大苦戦。 修理の人・・・ 私の部屋は普段素足で使用。 むろんそれなりにきれいに掃除もしている。 玄関に靴が脱いであったら普通、靴を脱ぐだろう。 そこから、一般的にはスリッパなのだが、私は裸足。 その部屋に靴にカバーを付けて入ってきた。 足が臭いよりはいいか・・・・  工事が終わると、作業した周辺はゴミだらけ。 むろん、移動した家具を戻すはずもない。 “好了”で帰っていった。 大丈夫かこいつの工事は? 

空港のイミグレーションでは、手続きの後、『私の仕事を評価して下さい。』と音声が流れる。 満足・不満・・・ 4個のボタンから選ぶのだが、明確に誰が押したかわかる訳で、ここで不満を押しても記録に残されたらたまらない。 業務評価は自分達でやってくれ。 

でも、こんな意識があるのならと通るたびに思うのだ。 


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人として、親として 

2012年07月20日 | 比較文化

中国では、発展する地域に出稼ぎに出のはごく普通の事。 父親だけではなく、母親もだ。 子供たちは親元の田舎に残される。 いわゆる“留守宅児童”である。 我が社でも、子供を生むと親元に預け、週末のみ子供たちと過ごす夫婦がいるのだが、仕事とはいえ、子供からて、育児、親の義務はこれでいいのか心配でならない。

過日知人が大連より車で3時間ほどの地に事務所を構え開業した。 夜電話が入り、『 ここは若い人は誰もいない。 いるのは年寄りと子供だけ。 やることなくて面白くない。』 独身のこの御仁、自分の出身地ながらも、電話の先で叫んでいた。

テレビでも再三留守宅児童が取り上げられている。 幼い子供が親と会うのは年に数回と言うから、かわいそうな現実だ。 田舎の子供達はほとんどが泣きながら親を待つ子供達。 親が改めて旅立つ時の子供達の表情は目に焼きつき忘れられない。

ある工場での話だが、17歳の女性が仕事をしていた。 内モンゴル出身という。 3年目と言うから、中学を卒業してすぐ来たはずだ。 やはり留守宅児童で、親は出稼ぎ、家にいても親はいない。 今度は自分も外に出たということになる。 

話では、友達の女の子は親戚に貰われたそうだ。 男の子は大切にもされるが、田舎の女の子はどうしてもこうなる。 誕生日にプレゼントどころか、電話もなかったとか・・・ かわいそうでならない。 そんなまだまだ子供達ががんばって仕事をしている。 生活の為とはいえ、子供を残す親も大変だが、子供達も相当な苦労している。  

こんな人たちが労働力となり中国は急成長をしている。 普段は、“人件費が上がる”と嘆く立場ではある。 『給料のことを細かく交渉するな』と言う人間だ。 しかし、人として、親として、こんな一面も理解すべきなのかもしれない。 




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戦略的結婚

2012年06月20日 | 比較文化

毎週末、爆竹(結婚式)が続く中国だ。 特に開発区は若者の街、当然といえば当然なのだが、相手選びも大変なようだ。 日本と結婚観が違うことはこれまで紹介してきたが、所得格差はますます拡大、前提条件となる家は高くて買えなくなってきた。 実際は新郎の親が家を援助、新婦の親が車とか・・・ 親のすねを髄までしゃぶっている。 一人っ子ならでは。 

いずれにしろ、収入、家を第一、第二の条件とすれば、対象者は限られてくる。 意外と適齢期(?)を超えてくると、一時的かどうかは知らないが、結婚放棄の人も少なくない。

今日のニュースに面白いものを見つけた。

「中国企業家単身倶楽部」というのがあるそうだ。 男性会員の条件: 個人資産1億元以上か大企業の董事長・総経理クラス。 年会費20万元(約250万円) おみごと。 ここが自ら主催し、自分たちのお見合い相手を全国から探すと言うから、本人はともかく、娘を持つ親、親族は興味を持って当たり前。

お見合いを希望する女性を集めた面接試験が上海で行われたそうだ。 19歳から43歳までの196人が参加。 職業は大学生、会社員、モデル、キャビンアテンダント。 これは一時選抜。

7月に広東省広州市のホテルで開催する集団お見合いに参加する女性を選ぶため、広州、成都、上海、深センで面接を実施。4都市から計100人選抜。 この100名には、家庭訪問を含む詳細調査を行い、家事能力や誘惑抵抗力、緊急対応力などの二次選抜。最終的に投票で28人に絞るという。 それでお見合いで結果は??

家事能力は理解できるが、誘惑抵抗力とは面白い。 どんな試験があることやら?

テレビでもカップル探しの番組をやっている。 こちらは女性が強い立場。 待ち受ける20~30名ほどの女性が男性を切り捨てていく。 ほとんど“桜散る”で終わる。 女性の理想はどこまでも高い。


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微妙な違い

2012年05月04日 | 比較文化

学校での事。 “お金を稼ぐ”=“仕事をする” について話をしたことがある。 先生は同じ事だというのだが、そうかなぁ~ ?  中国語を勉強しているのだから、イメージはその通りなのだろう。 こんなところで日本(語)的感覚を差し込む事はない。 

中国人は必ずそういうであろう。 仕事に対して過剰の二乗評価して給料交渉を展開する。 実に細かい。 日本人がそうしたら、お金のことばかり考える(言う)最も嫌われるタイプであり、“せこい”と言われること間違いない。 文化の差、仕事に対する考え方の微妙(大きい?)な差がある。 

せこい人間に囲まれて、日本人が総務系の仕事に係るとストレスが上がって仕方ない。 窓口は中国人に限る。 アドバイス: 日本人が社員を見る時には、一人のわが社の社員ではなく、家族を背負った下請け業者の社長とみれば気が楽。 下請けならば切ればい。

日本人だってお金のために仕事をしている。 給料が出ない会社で仕事をするだろうか? (実は私は経験があるのだが) 同じ会社での仕事が長くなればなるほどすでにそこに立場、役割が明確になり、お金のため、給料=仕事の感覚は薄れていくような気がする。

サラリーマンであれば誰しも、ほぼ100%、一度は給料の不満を口にしたことがあるだろう。 今の時代、日本で新人社員がそんなことを言おうものなら、 嫌なら辞めろ ⇒ 即失業  不満もいえない現実だが。 でも中国人ははっきり言う。 私はあえて、「 あなたは優秀です。 よその会社がいいかもしれないと」と薦める。 

なぜこうなった? 本来、中国はかつては全て国営、公営企業と考えれば、本来、仕事自体ボランティアみたいなもの。 逆のような気がするのだが。 拝金主義は完璧に浸透したということか。 

話は変わるが
日系企業で仕事をしている中国人と話をした際に、「会社に日本人は何人いるの?」 これに対して、「知らない。」 そこまで無関心なのかと驚いた。 金儲けの為の会社であり、仕事はどう考えているのか? 期待はしないが興味は少しある。



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