Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

KAN オールシッティングライブツアー 2006 ZEPP SAPPORO

2006-09-30 23:08:04 | ライブ
先週9/24、恥ずかしながらKANのライブに行ってまいりました。本人やずっと応援してきた人には失礼だがなんでこんなに恥ずかしいんだろう(笑)。

やはり愛は勝つの一発屋イメージがデカすぎた。
その昔、KANが担当していたアタックヤング(北海道のローカルラジオ番組)を聴いていて、自らの曲もOAしていたので自ずとファンになった。愛は勝つ以前にも、Regrets、東京ライフといった名曲もあって、当時洋楽(というかビートルズ)しか聴かなかった俺も気に入っていた。ところがその後のアルバム発売後、徐々に愛は勝つが売れていき、そのうち尋常じゃない売れ方をしていった。そのせいで、それ以前の曲をおすすめしても、愛は勝つのイメージで敬遠されたこともあった(哀しい事実)。

というKANだが、15年前に一度ライブを見たことがある。STVの無料イベントだが、1時間30分くらいはあった。その頃KANが通常のツアーでやっていた、ある曲で舞台にセットが出てきて演劇が入るというようなコーナーを抜いただけで普通のライブと変わらないものだった。
愛は勝つが売れて、その次のアルバムを出した頃だと思う。これを見た後にアルバムを買ったのでそれなりに感動した。なにせ、J-POPのアルバムを買ったのは彼のが初めてだったのだ。
それから、アルバムごとにいい曲が3,4曲は入っているので買っていたが、かねてから思っていたサウンドがショボいことに我慢ならなくなった、ウジウジ系の歌詞に全く共感できなくなった、そういえば毎回同じような構成のアルバムだ、ということに気づき、9年くらい前からついに買わなくなった。
その後、KAN自身もフランスに移住したりして活動を休止していたらしい。

そんなことがあって今年、久々のアルバム発売とツアーが発表された。
バンドでのツアーは5年ぶりということ、昔からツアーは面白いらしいと知っていた、最近知ったのだが、ポール・マッカートニー&ウイングスの76年のツアーのオープニングのパロディをやったことがある(”ボーナス&ナース~ロック試練の恋~Get”のメドレー 以上全てオリジナル)と知り、もうこれは行くしかないでしょうと、15年ぶりのライブに行くことにした(金払っていくのは初めて)。

会場がZEPPSAPPOROであるものの、椅子が用意されていた。最近はずっとスタンディングばかりだったが、椅子があると楽で良かった。年齢層も割と高めなので良かったんじゃないでしょうか。もちろん立つべき所ではみんな立ってました。

感想は・・・いや~笑った、と言いながら会場を後にしたのは初めてだ(笑)。
あれほど客のことを考え、楽しませてくれる人もいないだろう。オープニングはヘビメタ風。幕に長髪のギタリストのシルエットがうつり、ギターソロを弾いたと思ったら、カツラが吊られて上に上がっていくという演出からライブがスタート・・・。アースウインド&ファイア風の曲では全員アフロのズラをかぶる。そのズラがデカいのなんの。ビートルズ風のハモリをする曲の歌詞が「おっぱいぱい」だったりしたり。
極めつけはアンコールに出てきたニセ浜省。

浜省風の曲がニューアルバムに入っているというのはラジオで聴いていたのだが、風貌、MCともに浜省が出てきました。誰のライブに来たのか一瞬わからなくなりましたが異常に盛り上がってました(笑い声で)。

もちろん音楽的に高度な技術者が揃っているということ前提でこんなことをやっているわけですが。
そういえば前半、なんかバンドの演奏がしっくりいってないように思い、原因を考えた結果、ドラムがヘタなんだ!と納得していたが、なんとメンバー紹介でそのドラマーが古田たかしだと発覚(^^;)。民生のバンドでずっとやってきた人で、俺もとても好きなドラマーなので自分の耳を疑った。
その後注意深く聴いて、PAが悪いとの結論に達しました(笑)。
KANと古田たかしっていい組み合わせだと思いますよ。夢の組み合わせでした。

セットリスト
WHITE LINE~指定場所一時不停止~
ロック試練の恋
いっちょまえに高級車
だいじょうぶI'M ALL RIGHT
カレーライス
キリギリス
遥かなるまわり道の向こうで
東京ライフ
東京に来い
東京熱帯SQUEEZE
星空がCrying
Regrets
まゆみ
愛は勝つ
Disco 80's
RED FRAG
Oxanne~愛しのオクサーヌ~
世界でいちばん好きな人
-アンコール後-
エンドレス
適齢期LOVE STORY
!本日のダイジェスト!
50年後も


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