Burning Pavilion Part3

日常のもろもろ

Paul & Me part0.5 ~『ザ・ビートルズ』

2006-03-16 20:33:18 | ビートルズ
ポール・マッカートニー・ソロアルバムの解説の前にビートルズの話を。
時は1988年、当時13歳でした。その年はビートルズデビュー25周年に因んで全アルバムがCD化され始めた翌年。全てのアルバム・シングルがCD化された年でした。また、一般にもCDが普及された来た頃かと思います。我が家にCDデッキが来たのもこの年でした。
音楽に興味を持ち始めていたので、ビートルズとの出合いはまさに必然と言えました。

そんな矢先、CD化記念の特番がTVで放映され、映像と共にビートルズを聴いてノックアウトされた。こんな衝撃はこれが最初で最後だろう。
これがきっかけでCDを買い始めた。

その後は66年の武道館公演がTVで放映されたり、映画イマジン公開絡みでソロ時代のジョンを目にしたり、現役で活躍するジョージがいたり(トラベリング・ウィルベリーズ旋風)、一気にハマる環境が出来ていった。

ビートルズの曲では圧倒的にポールの曲がすんなり入ってきた。その後しばらくはジョンに傾いて、イマジンのサントラ(ベスト版)を買った。ソロ時代も名曲揃いだった。
ではポールはどうか。ビートルズ時代にあれだけの名曲を作ったポール。ある程度ビートルズが揃ってきたところでソロも聴きたくなったというわけだ。
そこでレコード屋で見てみると、あるのはバンド・オン・ザ・ラン、ヴィーナス・アンド・マース、USAライブ!!、タッグ・オブ・ウォー、パイプス・オブ・ピース。ウイングスというバンドと一緒の名義のものもある。あまりに単純なバンド名だったので、こういう有名なバンドもあって、ポールはスーパースターだからバックバンドに雇ったんだろう、と勘違いしていた。
しかしどれも帯とか裏ジャケのデザインが古くさい。しかも価格が高い。3,600円もする。USAライブに至っては2枚組で5,400円!?高っ。


そこで目に留まったのが『オール・ザ・ベスト』。これが当時一番新しいアルバムだった。
Paul & Me part1 ~『オール・ザ・ベスト』につづく…




Paul & Me part0 ~満を持して

2006-03-16 20:04:03 | ビートルズ
カテゴリ分け機能が付いたので、やってみたかった企画を始めます。
永遠のヒーロー、ポール・マッカートニーの全アルバムのレビューです。結構色々な人がやってるとは思いますが、ここでは聴いた順に書いていきたいと思います。

ポール・マッカートニーは20世紀を代表するバンド、ザ・ビートルズのメンバーとして、Yesterday、Let It Be、Hey Judeを初めとする数々の名曲を産み、解散後もソロとして30年以上に渡ってヒットを産み続けています。63歳になった今も現役として活動中です。

聞き手の数だけ解釈があります。ソロ活動の全貌を知った後ではみんな条件が同じですが、いつの時代から入るかによって、途中経過は全く違うと思うし、聴き方も若干違うと思うのです。そんなところもこの連載を始めることによって醸し出せるのかもしれません。

1988年から、18年にわたって聞き続けていますが(今年でソロ活動36年になるので、88年はちょうど折り返し地点にあたるのですね…そんなに経ったか)、これだけ長い間になると、初聴きの印象、10年経ってみた印象、現在の印象、変わったりしているものもあるし、変わっていないものもあります。好きだからこそ辛口になる場面も多々あると思いますが、こういった見方から面白い再発見ができるといいなと思います。
これを読んで聴いたことの無い人も、聴き続けてきた人も、「聴いてみたいな」、「久々に聴いてみるか」などと思っていただければなお幸いです。

普段の通りの日記を続けつつ、数日おきに書いていきますのでお楽しみに。