ターコイズ別館・読書録

――図書館へ行こう。

81 暮らしを支える「ねじ」のひみつ 門田和雄

2010-02-07 15:00:55 | か行
 図書館より。ソフトバンク・クリエイティブ、サイエンス・アイ新書。

 工業高校の生徒にも読めるように、オールカラーでわかりやすく説明した決定版。とにかく写真と図解で見せることを徹底した。

*ねじのプラスの穴は十字穴、マイナスのそれはすりわりという。すりわりが潰れることをカムアウトという。
*アメリカで見られるインチねじは正式にはユニファイねじという。
*めねじなしで直接ねじ込めるねじをタッピンねじという。(いわゆる木ネジのことか)
*レンチはアメリカ英語、スパナはイギリス英語で同じもの。日本では先端が解放されたものをスパナと呼ぶことが多い。(モンキーレンチは例外か)

80 せいぞろい へんないきもの 早川いくを

2010-02-07 14:49:38 | は行
 図書館より。バジリコ株式会社。なんだこの社名。

 おもしろい! まず動物がおもしろい。ドクターフィッシュ、ジャンボタニシ、プラナリア、ミミックオクトパス、ツメタガイ、レウコクロリディウム……。
 出るかも、と思っていたハダカデバネズミも当然のように出た。スケーリーフットも装甲巻き貝という名前で登場する。

 文章が最高におもしろい。キンチャクガニは「ゴドラ星人似」、アイアイは「悪魔の使い」でサケビクニンは「虚無的な表情」。
 まだまだこんな愉快な文章を書ける人がいたのか。チェックしてみよう。
 寺西晃の絵も気が利いている。いいコンビです。