日々の記録

ほどよく書いてきます。

MILA-3000修理

2008年02月18日 09時58分28秒 | その他雑記

 アルバックの作っている卓上型ランプ炉のMILA-3000を修理した。修理に出したら良いのだが、2月というと色々時間的なゆとりが無いので、自前で処理してしまいました。
 前々から冷却水の流れは悪かったのですが、ある日冷却水が流れないレベルにまでなってしまいました。剥離したスケールが詰まったか。水道の圧力でもぴくりとも流れなく、流量計のスイッチも入らず、炉に通電できなくなる始末。

 まず、研究室の方々が試した方法が酸で除去するという方法。環境に流しても問題ないだろうと言うことだろう、酢酸でチャレンジしたようだ。臭いだけで終わった。流れがないんじゃ配管の中まで酸が入っていきませんよね。
結局教授の許可の元、冷却水配管を分解し、中に針金を入れてグリグリ掃除してやりました。

 配管の一部はストレートで気持ち良く掃除できますが、もちろんとぐろを巻いている部分もあるわけです。その辺はスケールを落としきることは出来ずに終わってしましました。
 つまり具合は凄く、10cm程のストレート配管でも向こう側が見えない程にスケールが堆積していた。針金を突っ込んではコンプレッサのエアで飛ばしを繰り返して地道に掃除を実施。スケール取り切れてませんが、しょうがない。水が流れないよりは流れるほうが冷却もいい。しかし壁面にスケールが積もると熱伝導も悪くなり、色々悪さがありそう。

 詰まった内容物、おそらくは炭酸カルシウムだろうと思うが、希硝酸に浸け置きしたら溶解したので、やはり酸により溶解するようです。クエン酸などでも時間をかけたら溶解するでしょうから、定期的な酸洗いが良さそうです。

 分解清掃再組み立てに必要な時間はおよそ2時間でした。

研究室のMILA-3000は水道水を流して冷却するシステムでした。チラーの用に冷却水循環装置があればスケールもたまらないでしょう。

スケールは地域により多い少ないがあるので、スケールでよく詰まってしまうようでしたらこまめな清掃が必要かもしれません。水が流れなくなってから対処では遅い。水が流れるうちに酸を流し込んで溶かしておくのがよい。配管を溶かす程の酸はだめですけどね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PX-238の中身

2008年02月18日 04時53分12秒 | 電子工作
どーーーーしても、温度一定機能付きの半田ごて、PX-238の中身を見たくなってしまったので分解しました。イモネジゆるめて、中身を小手先の方向に引っ張ると臓物があらわになります。

パッケージにノイズのでないゼロボルトスイッチと書いてあったのですが、こういうコトだったのですか。はじめはトライアックでも使っているのかと思ったけど、トライアックがONに成った瞬間にノイズでるよなーと思っていたら!!

ってのは、ICの型番で調べたらでてきましたとさ。μPC1701というICですが、ここをごらんに成ればその仕組みというか、スイッチのさせ方がわかるかと思います。位相制御だとトライアックがオンに成った瞬間にノイズでそうですね。ですが、このICをつかうとそれがないー!!

でだ、分解して見ての感想だが、案外部品が少ないと思う。

そして、ボリュームがありますね。それは、つつつまり!!!

ま、多くは語らないが、きっとこのボリュームがミソなのだろうな。くりくり回したい衝動に駆られたが我慢した。サーミスタがセラミックヒーターの中に入っていて、分圧する所に可変抵抗が入っているのだろうから、この抵抗を回したら小手先の温度を変えることができるはずだ。ジャンパスイッチか何かにしてあって、いくつかの温度を選べるようになっていたら便利かもしれないね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする