松村知也、猫が大好きな爺さん

自身の忘備録です、日記風の記述だが政治的な意見や専門領域(電子工学・品質管理)の記述は意図的に避けています。

シュトットガルト

2010年02月06日 | 日記
運刻斉は都合7年間ドイツに駐在しました、日本企業には珍しく3都市を移動、ということはドイツ国内で2回引っ越しをしています。1992年最初の赴任はシュトットガルトです。この町の名前は中学生のころからよくレコードで聞いたカール・ミュンヒンガー指揮のシュトットガルト室内管弦楽団(ふっ古い)くらいしか覚えていません。この町はまるで周囲を外輪山で囲まれた火山の旧噴火口のように町全体が盆地になっています。南ドイツですから言葉も標準語とは違います、方言なのですがシュベービッシュ(シュバーベン語)といってこの地方の本屋さんに行くとドイツ語との間の辞書を売っています。この町の人々はよくいえば質実剛健わるく言えば吝嗇、とにかくお金にうるさい人が多く現地人を雇用すると必ず給与でもめ事が起こるという土地柄です。体も北方の白皙金髪のゲルマンとは違って彫が深くなく、黒髪で比較的背が低く、一言でいえばブリューゲルやヒエロニムス・ボスの描く百姓の顔つきをしています。食べ物はワンタンか餃子に似たマウルタッシェという郷土料理があります、ビールが美味しい土地柄ですが、ワインも収穫できます。