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PADDY PHIELD RETURNS!

1977年、パンクロック勃発直後のロンドンへ渡った日本人ドラマー、パディが駆け抜けた激動の日々を記録するページ(管理人)

幻惑とダンディズムの宴!THE TRICKS『Scorpio Rising #6』

2022-12-22 12:15:34 | In Japan 2022

1119日、池袋手刀で開催されたTHE TRICKS企画『Scorpio Rising #6』。ボーカル EIJIROSSOのバースデイ間近イベントということで、パディもお祝いに行ってきました。

 

出演の全5バンド、独特の世界観を持ったバンドばかり。たくさん刺激を受けました⚡️  以下、パディの感想です。

 

ポップでアヴァンギャルドなレザニモヲ(京都)

「複雑なことしてるんだけど、すごくチャーミングで聴いてて楽しい!」

 

妖艶エキゾチックな DOT

「雰囲気あってステキだった〜。ボーカルの人の独特の動きもキレイ

 

久しぶりのLiQuid ButterFly(京都)

「マーチンの歌とパントマイムとカリスマ性!バンドとの一体感もバッチリ❣️

 

黒魔術の儀式のようなPHAIDIA

「前にMadmanをセッションしたHarryさんのベース、好きなんだよね。ドラムの吉田さんもすごかったよ!」

 

ダンディで刺激的なTHE TRICKS

「気合い入って最高にクールだった!お客さんもめちゃくちゃ盛り上がってた💕」

 

DJはSatosicK

「バンドの余韻を生かして音楽空間を作るのが本当に上手 終演後もみんな帰らないで踊ってたよ🎶

 

知り合いがたくさん、記念撮影も楽しくて♪

 

お会いした皆さん、ありがとうございました!

All photo by Rudy (Cuddly ToyZ)


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イベント『おっさんをなめるなよ!!』で再会いろいろ♪

2022-12-21 20:55:54 | In Japan 2022

11/13の夜は、博多発のイベント「おっさんをなめるなよ!!(通称おつなめ)東京渋谷頂上編」で渋谷ラ・ママへ。

 

パディの大好きな unclose!

最初にライブを見たのがコロナ前の2019年。「また、見たいなぁ」と言ってる間になんと3年も過ぎてしまい……。

その間に uncloseの音源やグッズを入手して、この日のパディ、コートの下はunclose Tシャツ着てました。

 

uncloseのステージ、爆音とせつない歌声が、パンドラの箱が開いた終末世界に鳴り響く世界……美しかったです

今回はBass/Voの零さんとお話もできました❣️

この日、ラ・ママに入ったらすぐ、EBYさんがパディを見つけて声かけてくれました♪

EBYさんは9月に札幌で共演した碓氷武志さんのキズヅラダンディのドラムで出演、カッコよかった!⚡️ 碓氷武志さんの書く曲、『蟻』とか『君の声』とか良いんだよねー。

 

さらに、MAD大内さんのTha pino noir(ドラムとギターのユニット)も観られたし、再会がたくさんあった楽しい夜。

良いバンドいっぱいの『おつなめ』、楽しんできました!😊


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パディ、寺山演劇を観に行く。『仮面劇 犬神』

2022-12-18 18:17:41 | In Japan 2022

1113日、パディとスタッフはACM : : : (エーシーエム)のケビン君が音楽を担当しているお芝居、昭和精吾事務所の『仮面劇 犬神』(寺山修司作品)の昼公演を観にザムザ阿佐谷へ。

入り口で靴を脱いで入る芝居小屋(自分の靴を入れる袋を渡される)、昔、アングラ演劇(唐十郎の赤テントや寺山修司の天井桟敷etc)が大好きだったスタッフには懐かしくてしょうがない! 役者さんが客入れをしていて、いつの間にか舞台上に演者が増えていて、外の現実世界と切り離される感覚とか、あー、これこれ!って。

因習、呪い、血脈、死といった初期の天井桟敷の世界と、舞台上のバンド(ケビン君、a_kiraさん、吉田達也さん)が放つサウンドの一体感、とってもよかった!

役者のセリフや演出のタイミングで音を出していく繊細さ、大胆さ。とてもスリリングでした。(下の写真は撮影OKタイムの時)

パディは日本のこういうタイプのお芝居を観るのは初めてだったけど、グイグイ引き込まれいき、終演後、「すごくおもしろかった!また観たい!」と大絶賛してました。

 

ケビン君とa_kiraさんと記念撮影♪


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『ヘッドロックナイト』でNo Future🎶

2022-12-18 17:56:31 | In Japan 2022

116日は、夏にUFO CLUBで知り合った原点君のバンド、ハテンコウを見に、ラ・ママ『ヘッドロックナイト VOL.143』へ。

ハテンコウ、初期PUNKのエッセンスをギュ~ッと詰め込んでいて、勢いよく弾けたステージ、爽快でした❣️ 「NO FUTURE, NO FUTURE 」って曲があって、パンクバンドはいつの時代も気分は「No Future」なんだよねー😉

 

対バンも楽しくて、写真ないけど、カラフルなアンドロイドみたいな美里ウィンチェスター、ぶっ飛んでて面白かった🌈✨

 

ポジティブなグルーヴ感のRHETORIC。

すごく楽しそうに演奏してて、こちらも多幸感に包まれる

THE DIGITAL CITY JUNKIES、イカしてた!

ポップなキャッチーさとヒリヒリする疾走感⚡️⚡️

暴動天国、すごかった~!

キャリアの長い大人が真剣に遊び倒すカッコよさを目の当たりにしました。

そして、ラ・ママといえばソフトクリーム!

楽しい夜でした❣️


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『AUTO-MOD 時の葬列 覚醒のレゾナンス』

2022-12-18 16:56:43 | In Japan 2022

オートモッドのジュネさんとパディは、70年代末のロンドンで出会った古い友人。1978年末~1979年、オートモッドを始める前のジュネさんがロンドンに8ヵ月くらい滞在して……というお話は、去年、高木完さんのラジオ番組でも紹介されてましたね。

ジュネさんon高木完さんのラジオ

https://blog.goo.ne.jp/paddy_phield_returns/e/5ee6b519da8e89c9c0cae2b5d13c492f

 

今、ジュネさんは新生AUTO-MODをスタートさせて、11月3日、高田馬場CLUB PHASEで『AUTO-MOD 時の葬列 覚醒のレゾナンス』を開催。パディも駆けつけて、圧倒的な光景を目撃しました!

 

最初にジュネさんと渡辺貢さん(PERSONZ)のユニット、AUTO-MOD clas-six。

初期のAUTO-MODの名曲をポップでエレクトロなサウンドにアレンジ(ジュネさんはギターシンセ)、懐かしくて、新しい世界でした🎶

(写真がないのでイベントのフライヤーを)

次に登場したのは、最近ジュネさんと組んでライブをやっているノイズ系アイドル、沖縄電子少女彩。

電子ノイズを調教師のように手なずけて、歌い踊る姿が美しかった。パディも「沖縄音楽の旋律を盛り込んでいるのが面白いねー」と興味津々。

 

そして、新生AUTO-MOD

ヘヴィなプログレバンドへと変貌していて圧倒されました!

旧曲が別の次元に入って、別の様相を見せていたし、新曲「IN THE MATRIX」の大迫力は、本当にすごかった!! 「さっすが、ジュネだねぇ!」と盛り上がるパディ。

 

会場には久しぶりにお会いする方々がたくさんいて、おしゃべりも弾みました💕

 

楽屋にて、ジュネさんとラパンナジールのドラマーMIMEさんと🎶

 

AUTO-MODのギター TAKさんと🎶

 

たくさん届いていたお花もオートモッドっぽい毒々しい美しさ🌹✨

これからのオートモッドの展開にワクワクします!


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ハロウィンの夜、ロッキーホラーショーLIVEへ✨

2022-11-11 16:15:00 | In Japan 2022

10月31日・渋谷。ハロウィンの狂騒をかいくぐって、パディはクラブクアトロへ!

今年はじめ、パルコ劇場で上演したミュージカル『ロッキーホラーショー』(以下、RHS)に登場したスペシャルバンドの単独ライブ!💋👻🎃✨

リーダーがROLLYさん、ドラムが小畑ポンプさん、ギター・吉本匡孝さん、ベース・HOTORIさん、コーラス・原田千栄さんと高中尚子さん、キーボード・おおくぼ けいさん、ピアノ・大塚茜さん、という錚々たる顔ぶれ。

 

2月に観劇した時の記事はこちら↓

ロッキーホラーショー@渋谷パルコ劇場 - PADDY PHIELD RETURNS!

ロッキーホラーショー@渋谷パルコ劇場 - PADDY PHIELD RETURNS!

2月21日。パディの大好きなロック・ミュージカル『ロッキーホラーショー』を観にパルコ劇場にきました💋🎶キレの良い演出、魅惑的な役者さんたち、スペシャルバンドの音楽、舞...

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パディは、ロンドンでも日本でも舞台版『ロッキーホラーショー』を観ていますが、「今まで観た中で最高!」だったのが、芝居に合わせてロックバンドが爆音で演奏する今年2月の公演😍✨ そのバンドの単独ライブですから、そりゃ駆けつけます。

会場内はRHSコスプレのファンがたくさん。あちこちに素敵なマジェンタやコロンビアがいて、パディの前にはブラッドとジャネットのカップルも!

パディはお気に入りのサングラス、RHSグッズのマスクやライトを持ってきました。

ライブはRHSの物語に沿って、ROLLYさんの歌とセリフで一人芝居風に進行。バンドも曲だけじゃなく芝居の効果音も出すし、マジェンタやジャネットの歌は原田千栄さんが、コロンビアの歌は大塚茜さんが担当し、8名が全力で「RHSライブ」を作りあげる様子が素晴らしく、本当に感動❣️

ほとんどのお客さんは「RHSの客としてプロ」みたいな方々だから、脳内に映画や舞台の「そのシーン」を再生しながら、目の前の歌と演奏を楽しむという、とても贅沢な時間を過ごせたと思います。

 

最後にスペシャルゲストとして、RHSの舞台でロッキー役だった武田真治さんが登場! 通常、武田さんのようなスターは華やかに現れ、ゴージャスにキメて風のように去って行くんだと思ったら、「この場に1秒でも長くいたい!」という武田さんのRHS愛、すごかった…!

「1曲だけ?」「俺だけ、先に帰れと?」「じゃ、記念写真、撮らない? お客さんも入れて」(撮影タイム)→「舞台の出演者で会場にきてる人、誰かいるでしょ?」(マジェンタ役をやったフランク莉奈さん手をあげる)→「莉奈ちゃんも一緒に、もう1曲やろう!」(タイムワープ再び)→「もう1回、莉奈ちゃん入りで写真撮ろう!」(撮影タイム再び)……という怒涛の流れ、楽しかった~!(これで30分押したらしいけど😆

 

そういえば、ROLLYさんが舞台から「今日、パディさんも来てくれてますね〜。ロンドンで70年代に、カドリートイズで活動されたドラマーの方です」と紹介してくれてビックリ! 喜んで手を振っちゃうパディ👋💕

 

終演後、コーラスの「むっちりシスターズ」と記念撮影(スマホカメラ不調で画像が粗い😅)。

このお二人、パディもよく見に行く『マーク・ボラン追悼グラムロック・イースター』で、毎年グリッターな歌声を響かせる「ちえぞう&なおちゃん」です。衣装も歌もゴージャスでした

 

若き日のROLLYさんが大きな影響を受けたというRHS。その舞台に初出演してから今年で26年だそうです。それ以降、いろんな役で関わってこられたライフワークのようなRHSを、自身の手でシアトリカルなロックショーに仕上げたのが、この日のライブ。それを体験できて嬉しかったです。

願わくば、毎年開催してくれたらいいな❣️(多分、武田真治さん、絶対来る…😊


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シブちゃんBirthday GIG@くじら号

2022-10-08 15:39:16 | In Japan 2022

923日、パディはThePink'99のシブちゃんの「50th Birthday Gig」で、大久保のくじら号に行って来ました!

 

Cuddly ToyZのルディと現地で待ち合わせしたら、すでに前飲みしてご機嫌。

ゲストのお嬢(らいむらいと)はNEW YORK DOLLSのTシャツ♪

 

初めて行く「くじら号」、居心地の良い空間でした。

自作のイラストに囲まれて歌うシブちゃん🎶

この日は看板のイラストも自分で描いたそうです。

 

最初のゲストは、お嬢。

ジュンスカの曲を2人で歌って、めちゃ楽しそう!

「声がなくなるまで」とか、懐かしいなぁ😊

 

次のゲストは、マルキ・ド・サリーさん(24thDecember)。

クールな歌声かっこいい! シブちゃんとの掛け合い漫才みたいなトークも楽しくて。

 

最後に、24thDecemberのムレさんが景気良くシャンパンの祝砲!🎉🍾

その場にいた全員で乾杯しました🥂✨

 

Happy birthday、シブちゃん!(ちなみに正確な誕生日は9月8日だそうです🎂


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UK SUBSのチャーリーさんに会ってきた!

2022-10-01 22:00:36 | In Japan 2022

札幌ツアーを終えて東京に戻ったパディ。ちょうどUK SUBSのチャーリーさんが来日中で、9月11日はツアー最終日。急遽、会いに行くことにしました!

70sロンドンのパンクシーンでUK SUBSとRAPEDは仲が良くて、よく対バンしていたそうです。パディのスクラップブックにも切り抜きがありました。

というわけで、Cuddly ToyZのルディと渋谷チェルシーホテルへ。

チャーリーさんは日本のパンク仲間と「Charlie Harper & Ceramictions」名義でUK SUBSの曲を。会場は超満員!

今年で78歳のチャーリーさんは「世界最年長パンク」って言われてますが、アグレッシブな歌声は変わらず、すごくカッコよかった!「Warhead」はトリハダものでした⚡️

パディは懐かしくて、どんどんステージ近くへ進んじゃいます。

見に行くことは連絡していなかったのですが、あとで楽屋に挨拶に行ったら「パディが前の方に来たの、すぐわかったよ!」と言われました😆

「あの頃と全然、変わってないね!」と言い合う2人🎶 チャーリーさんと奥さんは翌日にイギリスへ帰るということで、ギリギリのタイミングで会うことができて良かったです。次はロンドンで会おうって約束しました😊

UK SUBSを始めた当時、チャーリーさんは30歳を超えていて、10代のパディにとっては「お父さんみたいな存在」だったそうですが、チャーリーさんは「あの頃、パディにはすごく世話になったんだよ〜」と言います。

当時、UK SUBSのドラマーはドラムセットを持っておらず、ギグの時は仲間のバンドに借りていて、パディも自分のドラムセットを何回か貸し出していたとか。このブログ内の過去の記事にそんな話も書いていますので、読んでみてくださいね。

チャーリーさんと再会(1) 2007年5月
https://blog.goo.ne.jp/paddy_phield_returns/e/15c44be81f76527865d37df7238f5307

チャーリーさんと再会(2) 2007年5月
https://blog.goo.ne.jp/paddy_phield_returns/e/015cf43633030d35239fb917c6c9ee29

チャーリーさんと再会(3) 2007年5月
https://blog.goo.ne.jp/paddy_phield_returns/e/aa7893ee71d35366d55386aea458de31

UK SUBS ライブ観戦! 2009年11月
https://blog.goo.ne.jp/paddy_phield_returns/e/45c4a0fad357a5580aca4e0a6116ce0f

 


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パディ、土方歳三・最後の地、函館へ

2022-09-29 21:39:32 | In Japan 2022

楽しかった札幌2daysのライブのあと、新選組の土方歳三が大好きなパディは函館まで足を延ばして観光してきました♪

まず、札幌駅から函館駅へ。

 

幕末から明治にかけての戊辰戦争で、新政府軍と戦いながら函館で戦死した土方歳三のこと、パディは「Rebel Warrior(反乱の志士)、ある意味パンクだよね」とリスペクトしていて、五稜郭タワーや戦死した場所を回りました。

 

夜は風が強くて函館山に行くロープウェイが運休したので、夜景は見られなかったけど、次の日はよく晴れたのでベイサイドを散策。函館港を一周する遊覧船に乗ってご機嫌!

 

すももさんに教えてもらったラッキーピエロでチャイニーズチキンバーガーやパフェを、五稜郭前のラーメン屋さん「あじさい」では、函館なら塩ラーメンだと思うんだけど、なぜかカレーラーメンを選択するパディ(笑)。

 

最後は回転寿司の「根室 花まる」へ。札幌にも(多分、東京にも)あるけど、大人気でいつも行列ができてるお店。函館では時間が早かったのでスムーズに着席。北海シマエビ、タラバガニの軍艦など、全部おいしかった! パディは筋子の握りとホタテの二階建て(ネタが2段重ね)に感動してました。

 

この小旅行でリフレッシュして、元気に東京に戻りました✨😊✈️


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ギロチンシアターのこと

2022-08-13 21:21:44 | In Japan 2022

9月3日と4日、Cuddly ToyZ 札幌ツアーのイベント名を『札幌ギロチンシアター』にしてもらいました。これは、英Cuddly Toysの1stアルバム『倒錯のギロチンシアター』へのオマージュです。

1977年、パディがロンドンに行って加入したのがパンクバンドRAPED。
RAPEDが音楽性を広げてバンド名を変えたのがCuddly Toysで、1979年10月、『倒錯のギロチンシアター』でテイチクから日本先行デビューしました。英国盤『Guillotine Theatre』は1980年にリリースされています。

ボーカルのショーンとパディがバレリーナの格好でポーズをとる写真が衝撃的すぎて(何やってんの、君ら…)と思わざるを得ないアルバム・ジャケット。でも、人の記憶に残るという点では、ある意味、成功している…のかな?

パディによると、バレエ『白鳥の湖』に想を得たショーンのプランで、「ギロチン劇場という架空の劇場で、悪人に迫害される悲劇の白鳥の物語を上演している」という設定だそうです。撮影はロンドンの古い劇場を借りて行ったとか。

その後、Cuddly Toysはパディの滞在ビザの問題でメンバーチェンジ、活動停止。アルバム『倒錯のギロチンシアター』はデヴィッド・ボウイとマーク・ボラン共作の「Madman」が収録されていることもあり、一部のグラムロック・マニアの間でレア盤として取引されておりました。

そして2007年、ついにCD化!
リマスタリング、ボーナストラック追加、当時のプロモ映像や秘蔵インタビューを収録したDVDもセットされた2枚組『倒錯のギロチンシアター スペシャル・エディション』として蘇りました。

長く行方不明だったパディが動き出した時期とも重なり、VIVID SOUNDから出た国内盤はインタビューの対訳をパディが担当、ヤングパリジャンのツネグラム・サム氏がライナーノーツを書いてくれました。

2007年8月11日には新宿スモーキン・ブギ(現在の新宿UNDERGROUND Azzitto1224)にて、アルバム発売記念ライブを開催。その企画名が『新宿ギロチンシアター』で、パディはたくさんの人たちの協力のもと、セッションバンド「PADDY & FRIENDS」を組んで出演したのでした。

あれから長い時間が過ぎて、今、日本で作ったCuddly ToyZで活動するパディを、パンクバンド IDOLの矢吹さんが「札幌に呼びたい」と言ってくれたのは2020年の初め。日程を決め、ハコも押さえてくれたのに、コロナ禍で緊急事態宣言が出るなどライブ自体が困難な状況になりました。

このまま話が流れてもおかしくない状況でしたが、矢吹さんや北海道の皆さんのご協力のおかげで、2022年9月、ついにCuddly ToyZの初ツアーが実現!

あの『新宿ギロチンシアター』から15年。

パディは今、『札幌ギロチンシアター』の開催を心待ちにしています。


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