春の日の花と輝く

中小企業で働く女性の日記です。
ぼんやり子づくり→治療開始→なんとか出産

料理本コレクターの苦悩

2011年03月30日 11時21分24秒 | 日記
 「料理本コレクター」という言葉をネット上で発見して、「ああ。私のことだ」と思う。

 元々、食べることが好きだ。

 食べ歩き系のブログをいくつもお気に入りに登録し、毎日巡回しては、更新されていないとガッカリする。

 B級グルメも好きだし、高級レストランでフルコースの食事をするのも好き(実際はどちらも滅多に食べないけれど)、もちろん家庭料理も好きだ。

 転職して職場が陸の孤島となり、毎日配達してくれる430円の仕出し弁当に飽きたころ、世の中は空前の「弁当ブーム」に沸き立っていた。

 昔から家にあるベターホーム出版の「作っておくと、便利なおかず」や辻料理専門学校のレシピ集を見ながら作った弁当は美味しくて、時間があれば弁当を作って会社に行くようになった(実は一番おいしかったのは「家で炊いたお米」だったんだけど)。

 食べ歩き系のブログが好きで、そういう雑誌(dancyuとか)も好きでよく買っていた私が、おいしいものを「作る」ことに興味を持った段階で「料理本コレクター」になるというのは、考えてみれば当然のなりゆきだった。

 まず最初に集めたのは、弁当の本。

 そのうち、通常のおかしやおかずの本など、コレクションの対象は増え続けた。

 ここで問題なのは、私にはそこまで料理にかける時間がなく、アトピー体質のためもともと炊事はそこまで積極的に出来ないということなのだ(家にいる時間の大半は酔っぱらっているということもなかなか大きな問題である)。

 料理本にかけられる費用は増幅していくものの、その本から生み出される料理というものがほとんど無いのだ。

 相変わらず弁当は持って行っているけど、ほとんどは「ごはん+夕飯の残り(母親が作った or 買ってきた)+日曜日に大量に作ったひじきの煮物的なもの」という組み合わせで、素敵なレシピを活用する機会には恵まれない。

 たまりゆくレシピ本を横目に、「新入社員も入ってくることだし、会社でシェアできたらいいな」などと考えているのだけど、使った形跡のない(読んではいるけど…)レシピ本を公開するのはなんだか恥ずかしい気がする(ちょっとした見栄です)。

 でも、このまま家に置いておいても、もうスペースが無いのよね…。

 実はそれが一番の悩みだったりして。

 ここはやはり善意の提供のふりをして会社に置くべきなんだろうか。


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