ららぽーとにある紀伊国屋の書籍検索機械を見つめたまま、じっと立っている男の子がいた。
身長からすると小学校1年生くらい。
私が検索機を使い始めると、その子が近づいてきて「なるほど」と言った。
タッチパネルの初期画面で「和書」「洋書」「和雑誌」「洋雑誌」のどれかを選択すると、本のタイトルなどを入力する画面に進むことを理解したようだ。
「『和書』ってなんですか?」と、その子が話しかけてきた。
「日本語の本」と私は答える。
「『洋書』はなんですか?」
「英語の本」
「マンガは和書ですか?」
「…たぶんね」
私は検索を終えて機会を離れる。
男の子は自分で検索を開始した。
…こういうとき、普通は手伝ってあげるものなのかもしれない。
丁寧語で話す小さな男の子には、丁寧語で返すべきだっただろうかと、変なことが気になってしまった。
身長からすると小学校1年生くらい。
私が検索機を使い始めると、その子が近づいてきて「なるほど」と言った。
タッチパネルの初期画面で「和書」「洋書」「和雑誌」「洋雑誌」のどれかを選択すると、本のタイトルなどを入力する画面に進むことを理解したようだ。
「『和書』ってなんですか?」と、その子が話しかけてきた。
「日本語の本」と私は答える。
「『洋書』はなんですか?」
「英語の本」
「マンガは和書ですか?」
「…たぶんね」
私は検索を終えて機会を離れる。
男の子は自分で検索を開始した。
…こういうとき、普通は手伝ってあげるものなのかもしれない。
丁寧語で話す小さな男の子には、丁寧語で返すべきだっただろうかと、変なことが気になってしまった。