oteshio日記

oteshio店主の日常

oteshioの着物 その3

2009年02月15日 | oteshioの着物
今回は、江戸小紋です。去年の12月に江戸小紋の展示会をした時に誂えたお着物が出来上がって来ましたので、ご紹介します。

 
細かい柄なので、右側の写真は大きく写したものです。さて・・なんの模様でしょうか?そう・・月の満ち欠けになっているのです。満月から新月まで、繰り返し繰り返しが模様になっています。素敵ですよねー
よく見なければわからないのですが、とっても女らしい柄かと思います。


帯も同じく江戸小紋になります。珍しいですよね!
矢絣の柄の中に、これまたよく見ると、鮫・行儀・角通し等々の柄が入っています。本当に細やかな手仕事で頭が下がります。とてもいい帯に仕上がりました。
お誂えは、とても贅沢ですけれど、仕立て上がるまでのあのワクワク感・・・あれを一度味わってしまうと・・ちょっと、やめられないですよね!本当に危険ですので、皆さん!注意してくださいね(笑)


 
さて、次は月に蝙蝠です。カッコイイですね!
蝙蝠は、不吉な印象ですが、中国では、縁起のよい動物で御めでたい柄になります。こちらの帯は、古い綴織りで蝙蝠がリアルに飛んでいます。とてもいい仕事をしています。江戸小紋ともピッタリです!!


oteshioでは、アンティーク着物という言い方を止めようと、思っています。
oteshioの着物は、アンティークの着物をそのまま店頭に出すことは、ほとんどありません、八掛けを変えたり、寸法・袖丈・裄等を直したり、帯も布から作ったり・・三分紐・帯揚げもオリジナルの色を出してもらっています。少しづづですが、古くて良いものをいかしつつ、新しいもの、自分たちの年代の人たちが着たい着物を提案していきたいと、思っています。そうなると、アンティーク着物ひとくくりは、ちょっと、つらくなってきました。oteshioは、あくまでも、オリジナルそして、決してoteshio風ではなく、おひとり、おひとりに似合うお客様風の着物を提案していきます。



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