oteshio日記

oteshio店主の日常

72候 大寒・末候 鶏初めて乳く

2014年01月30日 | oteshio72候
72候 大寒・末候 鶏初めて乳く(にわとり はじめて とやにつく)

いよいよ、大寒の末候になりました。
春の到来を感じた鶏が卵を産み始める頃です。
鶏は、鳥の中でもいち早く、春を感じる事が出来るのでしょうね。



着物は、屑繭を集めて織られた紬。
帯も、屑の糸を布のした名古屋帯。
ザックリと呼ばれるものです。
どちらも、何度も、人の手を歴て再生したもの。
日本人の「もったいない精神」ですね。

帯締は、ここでは紅色。
春待ちの気分を託しました。



江戸小紋とは・・ その2

2014年01月28日 | oteshioの着物


写真は、伊勢型紙です。
大きさは、幅40センチ×縦20センチ~30センチ
のA4くらいの大きさです


一枚の着物を作るのに、
この型紙を繰り返し、繰り返しズレない様に繋ぎ合わせて
染めて行くのです。
男性でも、根気と体力のいる仕事です。目も使います。
岩下江美佳さんは、女性で初めての
染の伝統工芸士ですが、同性として、感慨深い物を感じます。


写真は、2008年に岩下さんが、oteshioにて実演を
してくれた時のものです。


最近は、プリンターで染めた江戸小紋も
出回っています。

oteshioで扱う江戸小紋は、写真のように、すべて手作業で仕上げたもの。
プリンターで染めた江戸小紋と差別化する為に
白地の生地には、あえて地紋を入れて、染めづらくしています。
手作業でなければ綺麗に染まらない工夫を生地にしているのです。




江戸小紋とは・・ その1

2014年01月26日 | oteshioの着物

江戸小紋 伝統工芸士 岩下江美佳作  

「江戸小紋と女流作家三人展」

2月14日(金)~16日(日)
午後1時~7時



江戸小紋と
九谷焼きの赤絵作家 織田 恵美さんと
江戸切子の作家 小川 郁子さんの新作の帯留も
合わせて展示します。

期間中は、伝統工芸士の岩下江美佳さんが、在店しています。
職人ならではの、お話も聞くことが出来ますので、
是非、いらして下さい。



よく聞かれるのは、「江戸小紋」とは・・・・
そこで、江戸小紋について、
何回かに分けて、お話しをしたいと思います。

でも、その前に、
どうしてoteshioで江戸小紋を扱う様になったかと言いますと、
最初、oteshioは、アンテーィクの着物を中心に展開していたのですが、
年を追うごとに、アンティークの着物の価格は高くなり、良いものがだんだん
手に入りづらくなってきました。
そこで、初めてoteshioのお客様が、着物を誂えるとしたら、
普段着としても礼装としても着られる江戸小紋が最適なのではと
気づき、それから本当に色々な方に相談して2008年から扱うようになりました。









71候 大寒・次候 沢水腹堅める

2014年01月25日 | oteshio72候
71候 大寒・次候 沢水腹堅める(さわみず こおりつめる)

沢の水が厚く氷り始めるころです。
まさしく、腹を堅める頃なのでしょうか・・
大寒の次候、まだまだ寒さの油断は出来ませんが、
寒さにそろそろ、疲れて来ました。




着物は、藍染の上代紬。
帯は、オールドバテックで作った名古屋帯。
oteshioのオリジナルになります。

寒いですけど、冬至を過ぎたので、少しづづですが、
日は強くなってきました。

沢の水のように藍が揺らめいている紬に
あたたかな赤を合わせたくなりました。
バテックの帯は、よく見ると市松の中に
花や鳥がいる手染のもの。
帯締めも、市松で楽しげに。



赤絵の帯留

2014年01月24日 | イベント
本当に寒い日が続きますね。

「きねやの和装小物とotesioの帯展」
お寒い中お起こし頂き、誠にありがとうございました。

帯の方は、まだございますので、
寒いですけど、お時間のある方は遊びにいらして下さい。

次の展示会は、「江戸小紋と女流作家三人展」です。
昨年同様、今を時めく女性作家三人の展示会です。


それに先駆けて、
九谷焼、赤絵作家の織田恵美さんの帯留です。




美しいですよね!
本当に綺麗なものは、裏まで綺麗なのです。


「江戸小紋と女流作家三人展」

2月14日(金)~16日(日)
午後1時~7時


女流江戸小紋作家の岩下絵美佳さんが、期間中在店しています。



70候 大寒・初候 蕗のとう華さく

2014年01月22日 | oteshio72候
70候 大寒・初候 蕗のとう華さく(ふきのとうはな さく)

大寒です。
寒さもピークです。本当に寒いですね。



着物は、絵羽付け下げ小紋。なんだか良くわからないですね(笑)
訪問着と小紋の中間のかんじです。
帯は、濃紺の繻子地に梅鉢文袋帯。
梅鉢模様が銀駒刺繍されています。

先日のoteshioの新年会の装いです。
梅は、一年のうちで一番最初に咲く花です。
桜とはまた違った意味で、家紋に使われたりして
大切にされていた花です。

一足先に、帯の中でさいてもらいました。

2014年 新年会

2014年01月19日 | イベント
昨日は、oteshioの新年会でした。

皆さん、それぞれ素敵にお着物を着こなしていらっしゃいました。
ご参加の皆様、ありがとうございます。


写真は、昨日、会場に行く前にoteshioに寄って下さったお客様。

  


  

お顔を見せられないのが、残念ですが、
その方の雰囲気にピッタリで、とても、勉強になります。

今年は、皆さんでお着物でお出かけする機会を
増やしていこうと思っています。




今日から「きねや和装小物とoteshioの帯展」です。

2014年01月17日 | イベント
きねやさんの、帯締・帯びあげ・半衿・帯留・三分紐と
綺麗な色がたくさん揃いました。

今日も、すごく寒いですねー
綺麗な色や物を見て、あたたまって下さいね!

        



「きねや和装小物とoteshioの帯展」

1月23日(木)午後1時~7時
期間中は無休です。


お待ちしています


尚、明日はoteshioの新年会ですので、6時までの営業となります。
申し訳ございません。