oteshio日記

oteshio店主の日常

17候 穀雨・次候 霜止出苗

2014年04月28日 | oteshio72候
17候 穀雨・次候 霜止出苗(しもやんで なえいず)

穀雨の次候になりました。
この時期になりますと、この地でも、春が目に見えて来ました。
まず、コブシが咲き始め、待ちに待った桜がほころびかける頃となりました。




着物は、青磁色の無地の結城紬。
帯は、オールドバテックの名古屋帯。
それに、同じ生地で作った数寄屋袋。

帯を作った時に生地があれば、一緒に数寄屋袋も
作るようにしています。
ですが・・
だんだん、数寄屋袋を作る職人さんが少なくなりました。
こういう何気ないモノこそ、作る人がいなくなるんです。
本当に、危機感を感じています。



『日本のおしゃれ』出版記念イベント

2014年04月25日 | イベント
今日も暖かいと言うより、暑いですねー

もう明日から、ゴールデンウィークですね。
サラリーマンを辞めてから、まったく縁がなくなりました。
5月2・3日、東京の「カワウソさん」でイベントを開く事となりました。
スカイツリーが綺麗に見える隅田川沿いの、少しoteshioの匂いがする(笑)
素敵なギャラリーです。
私自身、ゆるい感じでおりますので、
お時間のある方は、ゆるい感じでいらして下さい。
お待ちしています。



写真ギャラリー凹凸舎カワウソ(東京都台東区駒形)にて、
5月2日(金)、3日(土) 11:00〜18:00


『日本のおしゃれ』の出版記念イベントを開催いたします。
期間中「oteshio」セレクトショップとして
着物や手仕事の布、古いもの。これからはじめる方や、
大人ビギナーのための浴衣・着 物などが展示販売いたします。
勿論、『日本のおしゃれ[七十二候]』(WAVE出版)も販売いたします。
トークイベント 「着物おしゃれ相談」
日時:5/2、3両日共 16:00〜17:30
座主:着物コーディネーター・上野淳美
アシスト:写真・大沼ショージと編集・おおいしれいこ
(お茶とお菓子代600円)  
ご予約受付中 outotsusha@gmail.com

  
〒111-0043
東京都台東区駒形2-1-8  楠ビル201 03-6231-7289
凹凸舎カワウソ

夏帯が入りました。

2014年04月24日 | new
今日は、ものすごく暖かでしたねー。

浴衣にも、締めれる夏帯が入りました。
6月の単衣の時期から締める事が出来ますので、
今から準備しておけば、今年の夏は、大活躍しそうです。


手織りの紗八寸博多帯。


麻の絣帯。


紗献上博多帯。


手織りからむし名古屋帯。

浴衣は、竺仙になります。

価格も、お手頃ですので、ぜひ、ご覧になって下さいね。




16候 穀雨・初候 葭始生

2014年04月22日 | oteshio72候
16候 穀雨・初候 葭始生(よし はじめてしょうず)

穀雨です。穀雨とは「百の穀物を潤してくれる雨」という意味で、
春の雨が恵の雨となって植物達の成長を促してくれます。



着物は、琉球絣。
帯は、紅型。宜保聡さんの作品です。

私にとって初めての宜保さんの作品です。
柄の切り取り方が面白いのと、その中に
沢山の沖縄のいい物が染め抜かれている楽しい帯です。


5月9日(金)~15日(木)まで
「琉球絣と紅型展」を開催します。

連休明けですが・・
沖縄から、丸正織物工房の大城さん、
(昨日21日のNHKのお昼の番組に出てましたねー)
紅型作家の宜保さんも、お見えになります。
お二人とも、とても楽しい、うちなんちゅう(沖縄のひと)
なので、作り手として、色々なお話を聞くことが出来ると思います。
作る側と、着る側が出会えるoteshioで、良い物に出会って下さい。



明日は、「サワラビテラス」です。

2014年04月18日 | イベント
明日は、「日本のおしゃれ 72候」の本のイベントで、
サワラビテラスさんに行って来ます。

サワラビテラスさんでは、去年は、本作りとタイミングが合わず
行けませんでしたが、それまでは、年に1回、お邪魔しています。

本当に広い緑いっぱいの中に、ぽつんとある素敵なお店です。
窓から見える景色が、広々として、ここで本のお話が出来るなんて・・
今から、とても楽しみです。

  

明日は、お着物でJRに乗ってお伺いします。
オーナーの廣瀬さんを始め、皆さん!
よろしくお願いします。



15候 清明・末候 虹始見

2014年04月17日 | oteshio72候
15候 清明・末候 虹始見(にじはじめて みる)

大気が潤い出すと、虹が現れ始めます。
虹は、中国では大きな蛇に例えられます。
それで、虹という字に虫編が付くのです。
空にかかる大きな蛇、まさしくそれは龍ですね。
空いっぱいに掛かる虹、沢山の人を同時に一瞬で幸せにしてしまいます。



そこで、龍の帯の登場です。
帯は、中国の漢服を帯にしたもの。
すべて刺繍で五本爪の龍は特に位が高い人が着た漢服のようです。
宝尽くしの空に舞い上がった龍、
五雲の中から正しく虹の様な龍が出ている様に見えます。

結構インパクトがある帯ですが、
締めると意外と品があります。下品ではありません。
それは多分、素材と仕事の確かさによるものだと思います。

久しぶりのキタラ

2014年04月16日 | キタラ
昨日は、本当に久しぶりにキタラに行ってきました。

デイヴィッド・ジンマン指揮
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団とヴァイオリンのギドンクレーメル


ギドンクレーメルは、たしか、2011年に
キタラでコンサートの予定でしたが、
あの震災でキャンセルになってしまいました。
そのリベンジと思い昨日、曲目も確認せずキタラにいったのですが・・・
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番を聞くとは思いませんでした(苦笑)


特にトルコ風が良かったですが・・
私は、アンコールのイザイをもっと聞いていたかったです。

デイヴィッド・ジンマン指揮は、今回が最後のコンサートと
言うこともあって感慨深いものがありました。

本当に久しぶりにオーケストラを聞きましたが、
やっぱり、いいですね!!
やっと、oteshioの何時もの(笑)日々が戻ってきたようです。



出版記念パーティー

2014年04月15日 | oteshio72候
去る13日
φ(ファイ)にて、「日本のおしゃれ 72候」の
出版記念パーティーを開催しました。

本当に皆様のお陰をもちまして、楽しい会となりました。
ありがとうございます。



写真は、2次会の様子。
皆さん!かなりいい感じで、写っています。

1次会のパーティーのもようは、プロの方に撮ってもらいましたので
後ほど、お届けしたいと思います。


そのパーティーで
一緒に本を作った「おおいし れいこ」さんから、
出版によせてのメッセージを頂きました。
その中でも、一番伝えたいメッセージが書かれていたので
ご紹介したいと思います。

本づくりにあたって
「七十二候」という切り口で構成することで企画が通ったのですが、
この本をつくるにあたって私とあっちゃんは、
単に「きれいな着物をみせる」とか「こんなに着物もってます」的な
自慢本でなく、着物が身近になるメッセージを込めようと話し合いました。
まず一つ、
北海道から発信するおしゃれ本であることを大事にすること。
上野さんが着物を着ながら感じてきた自然感、生活感を
コーディネートのお話に織り交ぜることもテーマとしました。
ファッション誌は東京中心のものだけど、着ている人は東京に限りません。
そもそも衣服と環境はとても密接につながっているんだから、
土地ならではの季節感にあわせたコーディネートは、当たり前といえば当たり前ですね。

「七十二候」という構成が、この本の豊かな個性になったのは
やはり北海道という豊かなバックグランドあってこそだと思います。
食べるものと同じく、自分の暮らす地の自然とリンクできるおしゃれが、着物。
東京を向いておしゃれを考えるのじゃなく、北海道で、あるいは九州で大阪で四国で……
この本を手にとってくださった読者の方々が自分がいる土地の七十二候の季節を感じて、
着物の楽しみを見いだしてもらえたらうれしいなと思ったのです。

長くなりましたが、
この本を通じて、私が一番言いたかった事を
れいこさんが、綺麗にまとめて下さいました。
これから、それぞれの72候のお手伝いが出来れば嬉しいです。








4月のコハゼ店長

2014年04月12日 | コハゼ


ここのところ、やっと暖かくなりました。
oteshioの店長のコハゼです。

明日は、出版記念パーティーがあるそうですが、
基本的に、人見知りなので、
店長の私は、自宅でお留守番をしています。

多分、オーナーは、夜遅くにグタグタになって帰って
来ると思います(今から先が思いやられます)が、
気づかれないように、先に寝ていようと思います。

それでは、皆様、良いパーティーになります様に
私の分も、楽しんで下さい。


14候 清明・次候 鴻雁北

2014年04月10日 | oteshio72候
14候 清明・次候 鴻雁北(こうがん きたす)

冬鳥が北へ帰るころ。

先日、静岡へ行ってきましたが、
自宅から千歳空港へ車で行く途中で
白鳥を見ました。



まさしく、鴻雁北(こうがん きたす)
北へ帰る途中でした。




着物は、ロウケツ染の縞を藍で染めた袷。
この着物は、oteshioのお客様が、お買い上げ下さったもの。
この時期にピッタリなので、本の撮影の時にお借りしました。
帯は、綿に大胆な竹の輪が織り出された名古屋帯。
とにかく、意匠の大胆さが好きで買い求めたもの。
寒露・初候でも使った帯です。
着物を変えてコーディネイトしてみました。
リング&ストライプのリズムの良い図案のせいでしょうか
着物を変えても新鮮な感じがします。



お知らせ。


13日(日)の出版記念パーティーですが、
午後6時からスタートです。
午後5時30分より受付をいたします。
特に、お着物でおこしのお客様は、プロよる写真撮影も
お願いしていますので、少し早めに来て頂ければ嬉しいです。

会場の方はまだ、若干空きがございます。
お天気も、良くなりそうなので、
お着物でも大丈夫かと思います。
お時間が合えば、ぜひ、いらして下さい。

あと、当日着付けの方は、早めにご連絡下さい。
そちらの方も、まだ、若干余裕がございます。

特別ゲストもみえる予定です(笑)
カジュアルで楽しい会になりそうです。