oteshio日記

oteshio店主の日常

nunoteshio 展 vol.10 開催中

2014年03月27日 | イベント
今日は、本当に暖かいですね。
やっと、春が来たみたいです。





岡崎さんが、ティモール、インドネシア、ミャンマー、中国、ベトナム
ラオス・・で、出会った布達。
ただの旅行者では、絶対たどり着けない渾身の布を
今回も、惜しみもなく私達の手元に届けてくれました。
そうなんです。
いい物は、手放さないと、手に入って来ないのです。
oteshioにある物は、すべて、そのような物です。
次のいい物を見つける為に、苦しいけど、楽しい展示会なのです。

29日(土)まで、開催しています。
期間中は、無休です。

まだまだ、素敵な布が待ってます。




















11候 春分・次候 桜始開く

2014年03月26日 | oteshio72候
11候 春分・次候 桜始めて 開く(さくら はじめてひらく)

桜前線が北上し、日本全国、桜は今か、今かと待ち焦がれる時期です。
季節のモチーフは、先取りがカッコイイとされていますが、
ここ北の地に住んでいると桜は、なかなか難しい意匠です。





帯は、手書きの唐子の名古屋帯
お太鼓の柄がたっぷりあるので、
帯枕の位置で、桜を見せたり唐子を見せたりと
楽しむ事が出来ます。

唐子は、子孫繁栄の吉祥文。
春から、おめでたい文様を身につけると
いいことが沢山待っているような気がします。


やっと、このあたりも暖かくなりました。
暖かいって・・こういう事だったんだ~て、
思い出しました(笑)

糸さんの帯

2014年03月25日 | 日本のおしゃれ


日本のおしゃれ 72候」の本の帯は、
作家の小川糸さんに書いて頂きました。
前に、ほんの少しだけ、お逢いしただけなのに
本当に気持ちよく、帯を書いて頂く事を承諾して下さいました。

そして・・

「四季折々、うつろいゆく着物姿に、
       何度もため息がこぼれました。」 作家 小川 糸


私は、糸さんの帯の文章にため息がこぼれました。
糸さん、本当にありがとうございます。





小川糸さんのブログ糸通信
「日本のおしゃれ 72候」を紹介してくださいました。








10候 春分・初候 雀初めて巣くう

2014年03月23日 | oteshio72候
10候 春分・初候 雀初めて巣くう(すずめ はじめて すくう)


雀が枯れ草や毛を集めて巣をつくり始める頃。
春分になります。春半ば太陽が真東から昇り真西に沈み、
昼と夜の長さが同じになります。




着物は、たんぽぽ色の結城紬。
帯は、紅型の名古屋帯(宜保聡さん作)


この辺りで見かけるたんぽぽは、
ほとんどが、背の高い西洋たんぽぽですが、
茎が短く、地を這うように咲いている在来種の
たんぽぽを見ると、
「頑張れ!」とひそかに声をかけています(笑)



nunoteshio 展 vol.10

2014年03月19日 | イベント
nunoteshio 展 vol.10



3月21日(金)~29日(土) PM1:00~7:00

10回目のnunoteshio(ぬのてしお)展を開催します。

今回も、岡崎真奈美(テキスタイルダイバー)さんがティモール・ラオス・ベトナム
ミャンマー等など・・行きたいところに行って集めてきた布達。
来るべくしてきた布達がoteshioに集まります。
一期一会の布の出会いを楽しんで下さい。

21日(金)~23日(日)は、岡崎さんが在店していますので、
布の話、旅の話、色々な思いの話を聞いて下さい。
お待ちしています。




9候 啓蟄・末候 菜虫化蝶

2014年03月17日 | oteshio72候
9候 啓蟄・末候 菜虫化蝶(なむしちょうと なる)


ここ北の地でも、ようやく暖かくなって来ました。
今日は、高校の合格発表があったりして
世の中は、春に向かって動いているようです。

 菜の花にまぶれてきたり 猫の恋 (一茶)

小林一茶のお茶目な句です。猫の恋は、春の季語。
多分、猫のあの声が聞こえると、ああ・・春だなぁ~と、
思うからでしょうか(笑)



猫が染めてある帯揚げです。
私は、帯揚げをあまり見せない方なので
帯の中で、こっそり猫可愛がりをしています。




3月のコハゼ店長。

2014年03月14日 | コハゼ


今日あたりから、
「日本のおしゃれ 72候」が本屋さんに並ぶ予定です。


実は、店長の私も少しだけ参加しています。
さぁ~どこにいるでしょうか?

隠れていたつもりですが・・
顔が出ていました。



追伸。

誠に申し訳ございません、
本は、まだoteshioに届いていませんので、
出来ましたら、お近くの本屋さんで
お買い求め下さい。
よろしく、お願いします。












8候 啓蟄・次候 桃始めて笑

2014年03月11日 | oteshio72候
8候 啓蟄・次候 桃始めて笑う(ももはじめて わらう)

桃の花が咲き始める頃。
花の咲く事を笑うと言うのですね。

ひな祭りは、旧暦ですと、4月初旬頃で
まさしく「桃の節句」ですね。
桃を見ながら、女の子の成長をお祝いしたようです。



着物は、首里織り
緑色をベースに黄色、紅色、胡粉色等、使われていて
とても凝ったもの。
帯は、紬地に後染で縞を染めたもの。
お太鼓の柄が女の文字になってました。






7候 啓蟄・初候 蟄虫戸を啓く

2014年03月06日 | oteshio72候
7候 啓蟄・初候 蟄虫戸を啓く(すごもりむし とをひらく)

蟄虫(けいちつ)とは、冬ごもりした虫達が、這い出して来るこの時期
さすがに、この辺りでは、外で虫達を見ることはありませんが
戸をひらくとは、洒落た言い方ですね。
私も、春の日に誘われて、戸を開きたい気分です。



着物は、国産糸で織ったお召に
角通しの大小を染めた江戸小紋。
帯は、手織りの博多帯。

この帯で金色に織られている糸は
屋久杉で染めたもの。
長い年月育った屋久杉の色は、上品な輝きの糸になりました。