都立高専交流委員会ブログ

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都立高専 中西先生より 「中小企業家経営塾」 受講生 海外派遣基金 の ご提案

2007年07月01日 | Weblog

  都立高専 中西先生より 「中小企業家経営塾」 受講生 海外派遣基金 の ご提案

 数年前より、都立高専「中小企業家経営塾」の受講生より
 成績優秀な学生を選抜し、海外研修の機会を与えることについて
 高専の先生方と検討してきましたが、
 
 いよいよ本年度より実施に移すことになり、
 東京中小企業家同友会大田支部でもその予算を計上し
 高専同窓会、学校の先生方、中小企業家有志に呼びかけて
 学生を、「海外インタ-ンシップ」に派遣する基金を創設することになりました。
 
 以下は、この件についての都立高専・中西先生よりのご提案です。
 
 
                                             平成 19 年 4 月 16 日
 
中小企業家経営塾生優秀者の外国企業視察派遣基金の創設 (仮題)
 
      提出者  都立産業技術高等専門学校 産学公連携統括 教授 中西 佑二
 
     1. 趣  旨
 
 中小企業家経営塾は、高専のものづくりに励む学生に、同じようにものづくりで起業している中小企業の社長から、ものづくりにかける思い、経営とは何か、またこれまでの苦労話などをエピソードを交えてお話いただこうと、当時の西村尚校長と中小企業家同友会都立高専交流委員長井上製作所井上忠道社長との発案ではじまったものである。
 平成 18 年度には第 5 期を迎え、これまで延べ 25 人の講師をお招きし、約 150 人の塾生を修了させている。平成 18 年 12 月には文部科学省監修の月刊誌「文部科学時報」に紹介され、全国に知られるようになった。
 経営塾の塾生募集、日程、及び会場は産学公交流センター教員が行い、講師の選定を同友会の委員が行うという役割が決まり、年度初めに方針を打ち出し、 9 月には日程と講師の人選が決まり学生の募集を行う。第 4 期経営塾からは、 5 回のうちの 1 回を講師の会社に出向き、会社を見学してから講義を受ける企画も取り入れるようになった。第 4 期経営塾では北島絞製作所を見学し、へら絞りの学生への技能伝授と講義を惜しくも先月亡くなった北嶋一甫社長にお願いした。第 5 期経営塾では(株)ディスコ本社を見学した後、講義を関家憲一名誉会長にお願いした。
 さて、5 年間中小企業家経営塾の運営に携わり、25人の講師の講義を聴いて思うことは、必ず外国のことが話題になることである。工場進出、技術移転、部品調達など、お話は多岐にわたり、外国の様子が語られる。そこではお話として聞くだけで、学生は実感がわかない。ものづくりのお話は経験があるので難しくても何となく実感できるのだが外国のお話は受け取り方が違うのである。
 そこで、6 年目の中小企業家経営塾の企画として、塾生の中から優秀者を外国へ派遣し、直に外国の企業を自分の目で確かめる、また日本の海外工場でインターンシップを経験するなどができないか。そのことにより全国的に注目を集めるようになった中小企業家経営塾の塾生のモチベーションを高めることができる。中小企業家経営塾の趣旨にも合致しているのではないか。
 また、講師の先生から推薦図書が話題になる。図書館に中小企業家経営塾コーナを設置して頂き、中小企業家経営塾報告書とともに、講師の勧める推薦図書を寄贈するなど、経営塾のアピールの場としたいと考えている。
 以上、平成19年度の企画として提案致します。

 以下は同窓会に提案した内容です。

      2. 企  画
 
平成 19 年度中小企業家経営塾   平成 19 年 10 月より 5 回開催する。
 優秀学生の選出  毎回の講義からレポートを書いてもらい、その内容から同友会委員、講師、資金拠出者代表からなる選考委員会により選出する。
 選定人数      3 人
 費 用        1 人あたり    万円(手続きに必要な費用は学生負担)
 基 金        30 万円(派遣費用の一部)
 派遣場所      中国、韓国、タイ、ヨーロッパ、アメリカなど(基金の集まり具合で場所を決定)
 派遣時期     春休みまたは夏休み(5~1週間程度)
 帰国後報告会を開催


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