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日々の気になる出来事を私なりの切り口で動物たちに報道させます。
時事ネタ、エンタメなんでもありの駄ブログです♪

シンドラー製エレベーター事故から思うこと

2006年06月09日 | THE NEWS[時事ネタ]
安かろううまかろうなんて存在しない

<エレベーター事故>原因はブレーキパッド劣化 警視庁捜査
以下記事引用
東京都港区のマンションで都立高2年、市川大輔(ひろすけ)君(16)がエレベーターに挟まれて死亡した事故の原因として、事故機のブレーキの不具合が焦点として浮かんでいる。警視庁捜査1課の調べで、かごの昇降を止めるブレーキパッドが劣化していたことが新たに判明。構造的な欠陥があったか、保守管理に問題があるとみてブレーキ部分に重点を置いて検証していく。
引用ここまで


小学校での防火シャッター事故しかり徹底的に原因究明をしてもらい、
全国の同社製エレベーターの総点検の上、
自社の製品が世界で認められている安全な製品だと自負するくらいなら
この事故を"何万分の一の確率で起きたもの"などといったすり替えをせず
責任もってすべての自社製品の部品交換など率先して取り組め。


それとマスコミはこのメーカーの事故件数だけでなく
国産メーカーの事故件数も同じように調べて
もっと大々的に比較して公平に報道しなさい。
それができないなら変に事故件数ばかり煽って
この会社だけを叩くような報道はするな。

※ちゃんと比較報道してる所はごめんね

ということで、脳内冷却

色々報道聞いてると思うのは
やっぱり安全面に対する考え方が日本と海外のメーカーで違うのかなぁ・・・。
このシンドラー社製のエレベーターは海外ではかなりの死亡事故が起きていると報じられてる。
これは日本では「これでもまだ安全面には多少考慮していた」というのだろうか?
一概には言えないとは分かってても、
アメリカのBSEに対する消極的な姿勢にも言える事で、
事故が起きたら起きたときって考え方がどこかにあるんだろうね。

でも何よりも言える事は「安かろううまかろう」ばかりじゃ無いって事で。
この会社のエレベーターが公共施設に多いのは国産メーカーよりも安いから入札に勝つ。
安いということは安いなりに例えば保守を定期的にしっかりしなければならないとか
5年に1度ですむ部品交換を2年に1度にしなければならないとか
色々からくりがあるはずなんだ。

昨年の耐震偽装マンション事件に対しても同じようなことをオイラは記事にしたけど
国や検査機関のお粗末さや建築業界と国会議員の癒着の問題も当然だけど、
何より「安いことが一番、安ければ目に見えない部分はごまかせる」
という意識がいまだに残っているのが問題なんだよね。
そしてそれは転じて同時に消費者側にいえることなんです
何でもかんでも「安ければいい」という考え方は気をつけないといけないよね。

消費者金融の話じゃないけど最終的に「事前に確認」しか身を守るすべは無い。
もちろん確認しても守りきれないものや悪質な人間に引っかかった場合は別だとしても
国民全体でそういう意識を優先すればきっと国も変わらざるをえなくなる。

税金が高くなってもいいからスウェーデンみたいな
本当に豊かな国になるためにまずは国民の意識改革は必要不可欠。
何でもかんでも「国が悪い国が悪い」と言ってるうちは、
「自分で選んで一票を投じた政治家が悪いことしちゃう」
の繰り返しだと思うのです。

あくまでこれもオイラの勝手な考え方です。
ムカついた方、ごめんなさい。

「全国のシンドラー製エレベータが採用されてるマンションやビルの人は
みんな階段使ってるのかな・・・」
「年寄りにはこたえるのじゃ・・・・」
「で、シンドラー社のビルのエレベーターは日本のメーカー製だったりして」