響鬼さん・・・其の三十一(仮面ライダー響鬼四十三之巻)

鬼に変わって人助けをするヒビキさんに出会ってから
僕、安達明日夢の中でジャリっと何かが変わってきました。
今日も鬼の修行です。
最初の頃はきつかったんですけど、毎日体を動かしているせいか
なんだか力がついてきたような気がしています。
ですからヒビキさん、もうちょっと僕をかまって下さい。

今日桐矢君がヒビキさんの弟子を辞めると言い出しました。
トロフィーやら賞状やらバッグから取り出す彼の姿は痛かったです。
でも、彼の気持ちも考えてみれば少し分かるんです。
彼は運動音痴で体力もなく、
かといってジョギングの先回りにタクシーを使うという
古典的な頭脳しか持ち合わせていないんです。
おまけに彼は中途採用のレギュラーで、視聴者からも非難が集中。
あまつさえ意地悪な性格の上にやることなすこと空回り。
本来ならヒビキさんの修行を受けて、
彼こそが生まれ変わるチャンスだったと思うのですが、
結局最後は立つ鳥跡濁しまくりで逃げ出しました。
近年まれに見る救いようのないキャラに嫌気がさしたのも
何となく分かる気がするんです。
彼は一体どこへ行ってしまうのでしょうか。
え？あ、はい、僕はもちろんこれで慢心せず、
どこかふんわりした当たり障り無い優等生として今後も頑張ります。

そうそう、トドロキさんが再起不能と聞いて
凄くショックを受けました。
ザンキさんや日菜佳さんの声も受け入れられないようです。
でもトドロキさんもそんな自分から逃げようとしたけど
どこかで自分に勝とうと必死なんですよね。
ますます桐矢君が惨めに思えてきました。
僕は・・・・いつ自分に勝てるんでしょうか？

でも日々の修行はなんだかとっても充実してます。
母さんにはまだ鬼の弟子になったとは言ってませんけど
擦り傷つけて帰ってくる息子をニコニコ迎えてくれて
わんぱくでも逞しく育って欲しいと思ってくれているようです。
ただ、先日も腕の擦り傷に傷薬塗ってくれたんですけど・・・・


傷口に激しくすりこみ過ぎです

患部を強く押してます。
これは修行よりとっても辛いです。
桐矢君も痛いけど、こっちは本当に痛いです。ペインです。

あ、もっちー、パネルシアターの朗読やってたんだね！
いや、それはもちろん凄いけど何だかいきなりで困っちゃったよ。
ついついあきらさんと一緒に行っちゃった。
ところでトドロキさんの見舞い行った？？

::仮面ライダー響鬼::～四十三之巻より