大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

秋のシジミチョウ

2007年09月26日 | スケッチブック
シラカシの枝を剪定したら
ゼフィルスのきれいな卵がいくつか。
穴のあいたのも、まだあいていないのもあります。

玄関の、ヤマトシジミのさなぎのいる鉢の横に、
枝をコップに入れて生けてならべます。数時間後、
いないと思っていたムラサキシジミの幼虫が、顔を出しました。

昨日、幼虫は9匹いました。
透明なグレープフルーツ色で、まんなかが紫色で、とても美しい。
ヤマトシジミと比べて、足の速いのに驚かされます。
成長も早く、ヤマトシジミの倍ぐらいの大きさになります。

まだ小さめの幼虫は、若葉を食べたいようだったので
新たに庭で剪定してきて、新しい枝につけてあげました。

ところが、数時間後、幼虫たちは、葉っぱから落ちてしまうのです。
体を何回もくねらせて、苦しそう。
葉っぱにつけても、すぐ落ちる。
1週間前に、殺虫剤(ベニガX)を木にまいたのですが、
どうやら、そのせいらしいのです。雨でも、流れなかったみたいです。
幼虫にとって、致死量は、ものすごく微量なのだとおもい
農薬についても、いろいろ考え込んでしまいました。

結局、5匹が死んでしまい、残ったのは4匹となりました。
チャドクガを駆除するために、悩んでまいた薬でした。
チャドクガも、かわいらしかったですから。
チャドクガは駆除して、シジミチョウは生き残らせようなんて、ムシがよすぎました。

小さな幼虫には、昨日芽をふいた若葉をつんできて、あげました。
これは、だいじょうぶのようで、よく食べてくれました。


きょうは、さなぎになる前らしい終齢幼虫が、何度も脱走をはかっています。
枝ぶりが、気に入らないらしいです。
でも、庭にあるのは薬の残った枝。
いまある枝でさなぎになってもらうしか、ありません。

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