大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

美術の教科書にスケッチが載りました

2019年03月03日 | スケッチブック
みなさま こんにちは!

高校一年生の美術の教科書にスケッチが載りました!
『高校生の美術1』(日本文教出版)の「身近なものを描く」という章です。
「10月の虫と花」というタイトルで載せてもらっています。

何年か前の10月に、午前中、庭にいたら、虫や花が生き生きと楽しかったので、
ざざっとスケッチをしたものでした。
編集者さんによれば、「ちゃんと描かなくてもいい」というのがポイントのようです。
たとえば、キチョウ(黄色い蝶。現在はキタキチョウと呼ばれています)の羽化は、
数分で終わってしまうので、書きなぐりのような感じで描いています。

3月になり、春めいてまいりました。
みなさんも、ぜひ好きな自然のスケッチを。
自然でなくても、人工物でもスケッチもおすすめしたいです。
適当に描いても、あとで見ると楽しいですよ。
ちゃんと描かなくても、意外に特徴をとらえているものかもしれません…!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実家での夏休み

2015年10月15日 | スケッチブック
8月末に実家に帰ったときのスケッチ。
庭の花と、落ちていた柿の葉です。
なぜか一枚だけちょっと紅葉していました。
この柿は、そのむかし、狩野川台風で倒れたのですが、
また根本から生えてきた…という木です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月初めの秋の庭

2015年10月12日 | スケッチブック
みなさま こんにちは!
きょうも秋のさわやかな一日でしたね!
きょうのスケッチは、今月初めの庭です。
忙しくてぜんぜん手入れをしていないのですが、
虫も植物も「ようやくいい気候になったね~」という感じで、元気いっぱいです!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先月の庭のスケッチ

2015年10月11日 | スケッチブック
おはようございま~す!
秋の雨の一日みたいですね。
先日は、自然を描くネイチャーイラストレーターの方がたのグループ展を見て、
そのあと絵本作家で鳥の巣研究家の鈴木まもるさんの個展を見てきました~。
これはすごい!キレイ!感動!やってみたい!無理!
など、自分にできることとできないことが明確になって、たいへん勉強になりました。
きょうの絵は、先月の庭のスケッチです。
毎年、秋からスケッチが増えるのですが、暑くないので、外にいられるってことなんですね。
ネコもひなたぼっこしたり、チョウを目で追いかけたりしてごきげんでした。
私にできる自然への取り組み方について、チャレンジ中です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラの巣立ち

2015年07月23日 | スケッチブック
先月末に、シジュウカラが巣立ちました!
わたしはその瞬間にいなかったのですが、
2羽のひなが巣穴からとびだし、
翌日に残った1羽が出ていったそうです。

数日後、巣箱を解体して洗いました。
スケッチは、シジュウカラの両親が作った、
ひなのためのベッドの絵。
コケをしきつめたまんなかに、
ふわふわの羽毛みたいなものがしきつめられています。
今回は、フンが1個だけ落ちていましたが、
最後に残された1羽のひなのフンかなあ、なんて話し合いました。
(いつもは、フンは親鳥が外に運び出していました)
かえらなかった卵も1個ありました。
いつも、1個、かえらない卵があるのです。

☆☆☆
さて、『つばさ』を出して以来、
もう絵を描くのはやめよーっと
(文章と一緒に描くのは難しいので、文一本にしぼるため)
なんて思っていたのですが、
先日、美術の教科書にスケッチを載せていただく件で、
編集の方とお会いしたら、とーってもお話がおもしろく、
また描いてみよう!なんて思うようになったのでした。
みなさまの応援は貴重ですね~(^o^)。
このスケッチとメモが私のスタイルでもあるかもしれない!とも気づき、
日々こまこまと描いております。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラが育っております!

2015年06月21日 | スケッチブック
シジュウカラのひなが、10日前にふかしたようです。
最初は「シシシシ」なんてかすかな声だったのが、
部屋の中にいても「ミミミミ!」と大きな鳴き声が聞こえるようになりました。
ところが昨日、門の内側に一羽のひなの死体を発見。もう冷たくなっていました。
その日の午後、門の外にまたもや死体を発見。なんとなくあたたかい感じもしました。
そしてきょう。小雨の中、シジュウカラの親たちがひっきりなしに虫を巣に運んでいる様子を、鳴き声だけ部屋の中で確認しては安心していたさなか、
巣のほうで「ジキジキ!」と二羽の異常な声。
窓にかけつけると、モズが巣箱の上に乗っているのです。
人がこちらから見ていても平気。なんとかおっぱらうと、親たちもジキジキ鳴きながら追っていきました。
うーん、二つの死体はモズのしわざでしょうか。

しばらくして、戻ってきた親シジュウカラたちは、ジキジキ鳴きを繰り返し、巣箱のまわりを飛び回っていました。そして、これまでは近所の畑で虫をとってきていたのが、遠出をしてはまずいと思ったのか、うちの庭ですませるようになったのです。
キチョウの幼虫らしき青虫、ビオラの葉影でもうさなぎになろうとしていたツマグロヒョウモン幼虫など。雌シジュウカラが、ツマグロをくわえてきて、塀の上にたたきつけて半分くらい食べるのを見てしまいました。親もお腹がすくんですね。

はたして、うちのキチョウたちはどうなっただろうかと庭に出てみると、ハギの枝に朝は6匹はいた終齢の幼虫が、一匹もいません。きっとシジュウカラたちに狩られたのでしょう。
そこへ、シジュウカラ雄が、門の上をホッピングしてきました。私の顔を見て、ジキジキ鳴きます。あっちへ行けよ、か、モズをどうにかしてくれよ、かどちらでしょうか?

その後、こんどは、電線で、雄シジュウカラがピチチ!ピチチ!と、今まで聞いたことのない声で鳴き出しました。その下を見ると、黒猫がそそくさと歩き去っていくところでした。

ツバメは人通りの多いところでよく子育てをするのを見るけれど、神経質なシジュウカラはどうでしょうか。とにかく今回は、あと一週間、モズにひなを持っていかれずにがんばってほしいです。
と、この文章を書いているあいだにも、モズが来て、次にはちがうシジュウカラが巣をのぞきにきて、3羽でバトルチックな追いかけっこに。シジュウカラの世界もたいへんですね。

☆イラストは、今朝の庭のスケッチ。左のひなが、門に落ちていたものです。きれいな体でしたが、背中にくちばしのあとのような傷がありました。ここに描いたキチョウ幼虫は、いなくなっていました。コミスジ幼虫は地味なためか、みつからずにすんだようです。下北沢のカフェ「ダーウィンルーム」で購入したミニルーペも活躍してます!この大きさで16倍。皮膚のしわがよく見えます。

☆ところで。このイラストではないのですが、こんな感じのイラストが、2、3年後の美術の教科書に載ることになりました。出版社さんからそのような連絡がありました。なんの気なしに、でも楽しんで描いたものを使ってもらえるなんて、こんなうれしいことがあるでしょうか~(^^)! みなさまも、ぜひ、身近な記録をスケッチや文章で!

☆『つばさ』大島理惠著 文研出版刊 発売中です!☆

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスイブのメジロ

2014年12月24日 | スケッチブック
メリークリスマス!
いかがおすごしでしょうか。

先日、取材で訪れた女子校で、クリスマスのミサに参加させてもらいました。
ページェント、賛美歌、どれもすばらしかった!
とてもすてきな夜をすごすことができました。

ところできょうは、ご近所の窓にメジロが激突して卒倒していたのを預かり、
メジロを観察した1日となりました。
観察後のメジロは保護した場所から放鳥。
私たちの上空をキュリキュリ鳴きながら一周して、おとなりの畑へ飛んで行き、
仲間のメジロと合流していました。

おもいがけないプレゼントをもらったイブでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シジュウカラ巣立ち(2013.5)

2013年05月09日 | スケッチブック
みなさま こんにちは!

けさは、庭の巣箱のシジュウカラのひなが全部巣立ちました!
ヒトの家のシジュウカラの話などおもしろくないと思われますが、
毎日、観察してきた身にすると、感慨もひとしおなので、報告させてもらいます。

今回巣立ったのは、たぶん5羽。
現場を見逃したので(惜しい)わかりませんが、裏のお宅の庭に5羽いたし、
巣箱からは声もしないので、5羽ということにしておきます。
両親は、オスのBちゃんとメスのAちゃん。
なぜメスのほうがAなのかというと、Aちゃんは、去年の6月から
うちの庭にきていたヒナだったからです。

去年の6月28日、庭に来るようになったAちゃん。
毎日観察しているうちに、緑色の羽は少しずつ黒くなり、
おとなのシジュウカラっぽい外観になりました。
秋になると、太いネクタイのBちゃんが登場。
このころは、ぎざぎざネクタイのCちゃん、細ぎざぎざネクタイのDちゃんなどもいたのですが、
だんだん、BちゃんとAちゃんで安定してきました。

はじめてAちゃんが庭の巣箱をのぞいたのは、春のきざしのみえた2月20日。
巣箱に入ったのが、あたたかい風の吹いた3月18日。
3月19日には、巣穴をコンコンつついてカスタマイズ?するAちゃんの姿がありました。
シジュウカラはメスが巣作りをするようで、
3月20日から、Aちゃんがひとりで巣材を運び始めました。
スズメに巣箱をおそわれそうになると、
ヒナの頃からの気の強さで、ひとりで応戦。

そんななか、4月19日、ようやくBちゃんが働きはじめます。
虫をくわえて、巣箱をのぞき、虫をくわえたまま、去っていきました。

そして4月20日、巣箱から「シシシシ…」とヒナの声が聞こえました!
新米ママのAちゃんは、ひそかに卵を生み、あたためていたんですね。
前日のBちゃんの行動は、ヒナがまだかえっていないということだったのでしょうか?
小雨のなか、夕方までに、ヒナの声は複数になりました。

それから、Bちゃんはおおいそがしです。
ヒナのごはんである虫を、何度も巣に運びます。
虫の大きさは、初日は1センチ以下の小さなものだったのが、
だんだん、1.5センチくらいになり、「いもむし」とはっきり認識できる形になりました。

4月25日には、巣からヒナのフンをくわえて持ち出すAちゃんの姿が。
それからは、夫婦で虫さがしです。
虫の種類も、シャクガ(たぶん)の幼虫、クモ、ガなど、さまざまに。

虫をくわえてきたBちゃんが巣箱に入ろうとすると、
同じく虫をくわえたAちゃんが、となりの枝で羽をふるわせていることもありました。
去年までヒナだったので、ヒナ時代を思い出してしまったのか???

家の前の電柱に天敵カラスがじっととまり、夫婦は巣箱に近づけないこともありました。
やむなく、人間が窓から手を出してカラスを追い払うと、
待っていたように、二羽が飛んできました。
(ツバメは人通りの多い場所を巣に好むということですが、住宅街のシジュウカラも???)

孵化から14日目、夫婦は朝からおおいそがしですが、
ときどき、Aちゃんが、Bちゃんに対して羽をふるわせてジージー鳴きます。
この行動は、巣立ちの2日前までひんぱんに見られました。

孵化から18日目、おもに働いているのはBちゃん。
Aちゃんはというと、虫をとってきても小さいのだったり、もってこなかったり、
朝、数粒出している皮むきヒマワリを餌台からもってきて、
巣箱の横で自分だけで食べていたり、
そしてBちゃんが来れば、羽をふるわせます。
これは、もう次の繁殖のことを考えているのか???と頭が?でいっぱいになった、翌日。

19日目。天気もよく、朝から気温が上がっていきます。
大阪万博公園の記録では、シジュウカラが巣立つのは孵化から18~20日ということで、
きょうあたりが巣立ちか?とこちらもそわそわしながら窓の外をのぞきます。
ところがこの日、Bちゃんの姿が見えません。
虫をもってくるのは、朝からAちゃんだけ。
きのうまでのやる気のないAちゃんとはちがう鳥のように、2分おきに虫をゲットしてきます。

とうとう、Bちゃんの姿は見えませんでした。
死んでしまったのでしょうか。

Aちゃんは午後からの強風のなかも、機械のようにいったりきたりで虫を運んできます。
運んできては、フンを持ち出す。
その間、ヒナたちは、巣穴から外をのぞき、鳴くようになりました。
もう、シジュウカラの顔をしています。
ヒナの声に引き寄せられたのか、スズメやメジロが巣箱をのぞきにくると、
Aちゃんはすかさず追い払います。
カラスの声がすれば、すっとんでいって様子を見、
うちの猫のしっぽが窓から見えれば、仁王立ちで目を丸くして見、
いそがしいこと、このうえありません。
Aちゃんの奮闘は、この日の18時すぎまでつづき、夜は、巣箱は静かでした。

そしてきょう、孵化から20日目。
気になって5時30分に起きて、窓をあけても、ヒナの声は聞こえません。
あれ、巣立っちゃった?と思っていると、
窓の開く音に気づいたのか、畑からすっとんできたAちゃん。
ママの羽音を聞いて、ヒナたちも、「ジジ」と小さく鳴いて目覚めたようです。

それにしても、まだAちゃんは虫をもってくるので、
もう1回寝てから観察、と思って寝ていると、
7時前、急に巣箱がさわがしくなりました。
ヒナの声が大きくなり、Aちゃんらしき親鳥の「ピツピツ!」という声が聞こえます。
Aちゃんの声は巣から離れたところで何回も聞こえます。
もしや巣立つ?と思ったとき、
2階の窓の外に、横切る鳥の影が。

巣箱の見える部屋にいってみると、もう巣立ったあとでした!
孵化してから20日目で、一瞬のうちに、巣立ちは決行されたのです!

3年前、はじめてヒナが庭で巣立ったときは、
孵化から14日目(と思ったのですが、もうちょっとたっていたかも)、
巣立ちの時間も最初のヒナから最後のヒナまで、30分かかりました。
そのときの巣箱は底が浅かったので、
ヒナが穴からとびだしそうになる姿がよく見られました。
やむなく、早めに巣立ってしまったのかもしれません。
ヒナたちは、まだしっぽが短く、ヒナ顔で、
飛べないで地面に落ちるものもいて、
けっこうはらはらしたものでした。

今回は、そのような心配はありませんでした。
ヒナたちは、Aちゃんの誘導のもと、無事、裏のお庭に移ることができました。
カラスにもみつかりにくいし、Aちゃんの懸命さがみのったかたちでしょうか。

新米1年生ママの奮闘にはおつかれさま、と、
姿を見せなくなってしまったBちゃんの奮闘にも、よくがんばったね、どうか無事で、
と祈りと敬意をあらわしたい、初夏の朝でした。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつまでも夏型・キチョウたち

2012年10月09日 | スケッチブック
みなさま おはようございまーす♪

庭はキチョウラッシュとなってきました。
この絵は先週のものですが、まだまだたくさん蛹になり、羽化しています。
いや~ みんなハギが好きなんですねえ!

先日の「色の薄いチョウは日陰、濃いのは日向育ち」という私の考えた仮説は、
ネットで調べると「色の薄いのはメス、濃いのはオス」とか(^^;)
またひとつ、発見でした。でも、ちょっとがっかり。

さて、それにしても秋なのに夏型(黒い紋がある)ばかりが羽化します。
毎朝、期待しながらハギを見に行くのですが、
「全身黄色い。いよいよ秋型か」と思うと、羽を開いたら夏型。
一回のシーズンで秋型も出てきたらおもしろいのに…

しかし、本日は、「紋の幅の狭い」チョウも出現しました。
晩夏型とか、あったりして。

いまごろ羽化するチョウたちは、なんとなく飛び方も弱い感じですが、
どうなのでしょうか…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

落ちたキチョウさなぎの羽化

2012年10月08日 | スケッチブック
みなさま こんにちは♪

先日、こちらに紹介した、
ハギの枝ごと落ちてしまったキチョウの蛹、
玄関先で無事、羽化しました。

手で拾ったときのふっくらした感じ、
いまも感触が残っています(^^)

絵の「おばあさん」は、庭で他のキチョウをなんとなく観察していたら、
通りかかった方で、とても興味深そうでした。

この日も、何羽かが羽化したので、
せっかくたくさんいるんだからと、色を観察してみました。
キチョウの羽は、Y100C10といった感じの(印刷色のことです)黄色です。
薄い色のと、濃い色のがいたので、
『薄い色は日陰育ち」「濃い色の子は日向育ち」
と仮説を立ててみました(笑)。
どうなるでしょうか…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする