大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

ピアノのイラストが名刺に♪

2016年02月13日 | イラスト(水彩)
みなさま こんにちは!

きょうは、ピアニストでピアノ講師の保坂 幸音さんのご紹介です。

私が何年か前に描いた「黒いピアノ」というイラストで、
ご自分のピアノ教室の名刺を作られました。

このイラスト、私もとても気に入っていたのですが、
どこに発表するあてもなく放置しておいたのが、
すばらしい名刺に使われ、息を吹き込まれました!

「音が聞こえてくるような絵」をさがしておられた保坂さん。
きっとすてきなお教室でしょうね。
生徒さんたちのピアノの音が聞こえてくるようです。

写真は、保坂さんから贈られた日光のお菓子です。
とてもおいしかったです!

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どこだって砂上の楼閣

2012年02月08日 | イラスト(水彩)
友人(編集者さん)から本を送ってもらいました。
その内容に衝撃をうけ、そのなかの写真(齊藤さだむさん)にインスピレーション得て
ひさしぶりに描いてみた絵です。

「ひとのあかし」清流出版

福島のことを県外の人々は忘れはじめている。
でも、なにもおわっていない。
福島だけでなく、どこでもおこりうることで、
どこだって砂上の楼閣だと気づかされる本でした。

いい里山だな、と思う地域に原発がある。
ダッシュ村にもありました。
すごくおいしい漬け物をつくっていたり、
変わらない等身大の暮らしを守っている人々がいる。
ウミガメの産卵地であるところもあります。
どれも、忘れられないことだし、
原発によって変わらないでいられる里山でも、
そのことを知る前と同じように、いつまでもずっと大切に思えます。
そのことを忘れないでいたいと思って描いた絵です。

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1月の鳥たち

2011年01月11日 | イラスト(水彩)
1月にはいると鳥の食べものが少なくなるので
うちの庭でも餌の争奪戦がはじまります。
今年はシジュウカラには皮をむいたひまわりの種、
メジロにはミカンをあげていますが、
これにスズメが加わったり(ひまわりを食べるのではなく、餌入れから落としていく)
ちがうシジュウカラやメジロがきてなわばり争いが起きたり
そのあいまには凍っていない水皿で順番に水浴びなど、大盛り上がりです。
そうそう、ウグイスも久しぶりに来てました。

そうするとガラスにぶつかる鳥もでてきて、
多くは、メジロとスズメが争いながら飛んできて、
メジロが鋭角にガラスにぶつかるのです。
里山ではガラスにぶつかる鳥は多いらしいですが、うちの場合、
景色が映り込むこともたぶんなく(隣と接近しているので)、
単に狭いのでぶつかるらしいです。
なので、重傷にはならないみたいです。

このあいだもすごい音がしたのでふりかえると、
メジロがぶつかったらしく、枝にとまりなおして、
目を丸くしていました。
脳しんとうでも起こしたみたいでした。
ふつうなら、人に接近してみられたら逃げていくものですが、
じっと丸くなってこちらを見たまま、回復を待っているようでした。
つい、だいじょうぶだった?などと窓から声をかけてみますが、
だいじょうぶなわけないですね。
狭い庭でガラスに鳥がぶつからない工夫はないでしょうか。

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新年は明るいニュースで

2011年01月10日 | イラスト(水彩)
といってもわたしのことではなく、
各地の児童養護施設へのタイガーマスクさんからの贈り物のことです。
素直に、心が明るくなりました。
わたしは今回のことを、以下のように推測しました。
最初の人は、施設で育って社会に出た人じゃないのかなあ。
施設というのは18歳になったら出なくてはいけないらしいので、
社会に一人で出て行くときに、社会に助け合える仲間がいるんだよ、
と思わせてもらえることは、希望になるんじゃないかなあと。
(施設にいる当事者の子たちに聞いてみないと、どうだかわかりませんが)

いろいろ思う事もありますが、
(子どものほしいのはランドセルよりも家庭では、とか)
以前、友人がいいコメントを残してくれたのですが、
子どもは特定の大人と愛着関係を結ぶのがよいらしいので、
みんなが、実親や里親のもとで暮らせたらいちばんと思うけど
現実にはそうじゃないから施設で暮らす子はいるし、
まだ里親のもとで暮らせる子は少ないらしいし、
児童養護施設で年末年始を迎える子どもたちがいるということを
わたし自身、考えていつも思い出すことができます。

特定の大人との信頼関係について。
わたしは親元で育ったので一緒にしては失礼ですが、
わたしは家庭でなにかを学んだ覚えはたぶんなく、
人として大切なことは社会で学びました。
会社の人たち、仕事相手の人、結婚相手とその親族の方がた、友人などなど、
いまでも教えられっぱなしです。
それでも、特定の大人との関係は大切だと思います。
わたしは、結婚して、中年になってから、親との関係を築くことができました。
子どもの頃は両親に期待していなかったから、
何も言えなかったし何もしてもらえなかったけど、
反発はいつもしていたし、それは甘えさせてもらっていたということでもあるし、
いまでは「お母さんもっと母親らしくしてよ」とかも老親に平気で言ってますし
そういうことを言って
受け止めてくれる人(変わってはくれないけど(笑))の存在は、
血がつながっていてもいなくても、ありがたいです。

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水彩イラスト

2010年04月02日 | イラスト(水彩)
※月刊「倫風」4月号/掲載イラストより

昨日は、家ですごした4月1日でした。
強風で、チョウが道ばたにとばされていました。
初めて見るウラギンシジミ、♀でした。そして今年初認のチョウでもありました。
ウラギンというのは、羽の裏側が光沢のある白、だからでしょうか。
いままで、興味もなかった種ですが、あらためて見ると、
琳派の絵のようにシンプルかつゴージャスで、美しいです!

1月から3月まで、ドイツリートのクラスに通っていました。
有名な、そして暗い(笑)、シューベルトの「冬の旅」を習っていたのです。
冬の旅は、孤独が深く、1曲1曲に個性があり、日々はまってしまう歌集でした。
このクラスで出合わなかったら、一生聴く機会も、興味をもつこともなかったジャンル。
先生とクラスのみなさんに感謝。
これからも冬の旅は練習したいし、
素人ながら、細く長くでもドイツリートとつきあっていきたいと思いました。
たとえば月に1曲と決めて、全24曲を歌ってみるとか。。。
その前に、ドイツ語の辞書買わなきゃ、なんですが・・・。
以前は、メロディの印象だけで好き嫌いを決めていたのですが、
ドイツリートは詩が命、だそうで、詩を考えながら歌をつくると、
なんか今までとは違う世界が見えてくるんですよね。

みなさんの新年度1日目は、どんなでしたか?

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水彩に挑戦!

2010年02月26日 | イラスト(水彩)
先日、イラストのお仕事を、
はじめて水彩のみでしあげてみました。
上のイラストは、その部分です。
なかなか、よい感じにできたなあ~と思っています。
(雑誌刊行しましたら全体像をアップします)

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あかいろの童話集

2008年05月19日 | イラスト(水彩)
アンドルー・ラングの童話集が
あお、あか、みどりと創刊されているそうです。
友人がそのなかのいくつかの短編を翻訳しているので
わたしも読んでみました。

んー! 目が離せない! です。
まず、ななめよみができません。読みやすく、わかりやすい文章ながら
情報が密なので、次の行の展開が予想がつかないのです。
電車のなかで、駅を歩きながら、ついつい読み込んでしまいました。
読み応えがあります~ おもしろい!です。

装丁も、中世の雰囲気がすてき。
装丁者をみると、こちらも20年来のお知り合いの、柳川貴代さん(fragment)、
ではないですか!

ハーメルンの笛吹き男のように、なんとなく知っているお話から、
知らなかったお話まで、いろいろ収録されています。
まだこれから、ほかの色も刊行されるそうで、楽しみです。

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砂浜のもよう

2008年05月13日 | イラスト(水彩)
横須賀の、観音崎の砂浜におちていた(うちあげられていた)、
人工的ななにかです。
浜に人工物があるとがっかり ですが、これはこれできれいなのでした。

浜も、場所によって色合いがちがいますね。
三番瀬(千葉)は、マテガイや白、紫の貝殻が、
ほぼ形をとどめてちらばっていました。

ちなみにさきほど、上記のなにかをプレゼントした友人から
これはシーグラス とおしえてもらいました。
すてきな呼び名があったんですね・・・。
そうです。絵だとなんだかわかりませんが、ガラスなのです。

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横須賀の海

2008年05月07日 | イラスト(水彩)
はじめて行った横須賀の、海です。
友人から横須賀美術館のチケットをもらったので
おもいたって、行ってみました。

この絵は、美術館の庭から海をみたもの。
いろいろあるのは、ワークショップで子どもらが描いたらしい、魚です。
海は国道をはさんですぐそこにあるので、
美術館→海→美術館→海となんども往復しました。

海は、なかなかきれいでした。
浜には、赤や緑の海藻がうちあげられています。
水まんじゅうのようなものがいくつかあり、
あとで調べたらアカクラゲでした(手でさわらないでよかった!)。
海は生命の源だな、とかんじました。

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黒いピアノ

2007年11月24日 | イラスト(水彩)
ある音楽系の編集部に売り込みにいくことになって
そのはずみでできた絵。
音楽が頭から離れなくなって、
突発的に、こういう絵が描きたいと思って
25年ぶりに水彩を出して、絵の具のフタがあかないのでお湯につけて
色鉛筆、木炭鉛筆と透明水彩で描いてみました。
汚れるのと散らかるのが嫌いな私が、自発的に水彩絵の具をひろげるのは、
自分でもおどろきでした。

アシスタントを時々させてもらっていた、キッズアートの影響もあるとおもいます。
そこでは、講師の先生が、子どもたちにいろんな画材と素材を用意します。
体を使って紙いっぱいに描いたり、はったり、素材を探しにいったりすると
頭も元気になるのかもしれません。

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