大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

2023年あけましておめでとうございます

2023年01月04日 | ごあいさつ
みなさま
あけましておめでとうございます。
昨年はお立ち寄りくださり、ありがとうございました。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
良い年となりますよう!
良い年にしてまいりましょう!!

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2022年、あけましておめでとうございます

2022年01月02日 | ごあいさつ
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくおつきあいくださいませ!
※写真は冬至過ぎ頃から朝だけ壁に映るスペクトルです。この時季、恒例の風物です(*^^*)

昨年のことをまとめました。お仕事関連です。

〇『日本児童文学』(11・12月号)に、掌編「影の猫」を掲載していただきました。
飼っていた猫の死をなんとか形にしたくて、とびつくように応募したものです。

〇「受賞後第1作」は、2018年から3年たち、4~5回(自分でも覚えていません…)書き直し、引き続き改稿中です。
プロットを書く、プロットに沿って書くという勉強になった年でした。
これまで、自分の感じたことや見聞きしたことをずるずると書きたいタイプでしたが、それをやっていると作品の幅が広がらず、ひとつの物語にすることも難しいということが…ようやく実感としてわかりました。
実感としてわかったということは、自分なりの書き方がわかったのかもしれません。

〇受賞作の担当さんが編集長になられたため、新しい担当さんに変わりました。
これまで、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

〇本はよく読みました。物語に入っていく楽しさも実感できました。

〇以前、取材して書かせていただいた『科学感動物語』(3巻・「ドングリで、地球の命を守る・宮脇昭」)の植物生態学者、宮脇昭先生が亡くなりました。
宮脇先生は、1970年代から「木」の大切さを説いてこられ、ご自分でも各地に植林(ドングリを種から植える)をしてこられた方でした。私の実家の近くにも「宮脇昭の森」がありました。

〇『107小節目から』大島恵真(講談社)、『つばさ』大島理惠(文研出版)、上記の「ドングリで、地球の命を守る」大島理惠(学研教育出版)は、昨年も模擬試験などに使っていただきました。ありがとうございました。


今年の予定。お仕事関連です。

〇新刊を出していただけそうです。今年上旬となるようです。
〇高校美術教科書に、新作スケッチを掲載していただきます。


昨年の、私的なできごとです。

〇夫が手術から5年目を無事に迎えられ(難治性のがんでした)、本も上梓することができました。健康で、目標をもち、それをやり続けることの幸福を、身近で見ていて感じました。

〇8年を過ごした猫のノアが、5月に亡くなりました。
 新しい猫、のわを10月に迎えました。

〇ピアノは独学2年目、ハノンをなんとか39番までやってみました。長い付き合いのドラマーの友人がコロナ禍でクラシックピアノを始め、今なにやってるの?と刺激しあい、励みになりました。

〇保育園時代の友人がスクールカウンセラーとなっていて、その友人が主宰している心理学のズーム勉強会に参加しました。今の子どもたちの現状を、少し知ることができました。


今年の、私的な希望です。

〇本を、なんとか2冊(1冊はありがたくも決まったところです)出したいです。

〇こどもたちへ本を書いていくということを、きちんととらえ、頑張りたいです。
 自分のこれまでの人生を書きたいときは、来年以降、おとなの文学にチャレンジです。

〇読書は引き続き、楽しみたいです。書評ブログも準備中です。

〇心理学(発達心理学、認知心理学の分野)を独自に勉強していきたいです。
学校に通いたいと思いましたが、お金がかかるので今は断念。

〇ピアノは、2曲(バッハのインベンション1番と4番)を、動画で撮って「独学の歴史!」として公開したいです(笑)。クラシック音楽が子どもの頃から好きでしたが、発表の場がありません。練習を続けるモチベーションとなるのでは、と期待しています。はずかしいですが…。
クラシック音楽をモチーフにした小説の作品も、来年以降、挑戦したいです。

〇昨年末から染色にはまりました。今年もぼつぼつと、楽しく染めていきたいです。


本年もどうぞよろしくお願いいたします!
みなさまも、どうぞよいお年をお過ごしください!


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2021年、本年もありがとうございました

2021年12月30日 | ごあいさつ
本年も、おつきあいくださりありがとうございました!

写真は、著書をお送りした小学校の子どもたちから感想をいただいたので、クリスマスカードにして書いたお返事です。
お返事のメッセージを一文字書くごとに、「これから、がんばろう!」と思えてきました。
みなさん、ありがとうございました!

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2021年にやりたいこと

2021年01月04日 | ごあいさつ
みなさま、こんにちは!

毎年、「今年は本を出して音楽をやってそれで…」など漠然と思うのですが、あっというまに一年が終わります。
そこで、夢を具体的に書いてみました。夢ですから、大きくいってみます!

○本を出す
・講談社児童文学新人賞佳作受賞後の1冊を、出したいです(私が書くのが遅く、というか考えるのが遅いため、2年間、出せないでいました)。
・それに続き、2冊は出したいです。
それ以上は無理ですので、合計3冊です!

○友人と絵本の案をつくる
・友人と、絵本の案があがっています(私が絵)。これまで10年近く絵の仕事からは離れていましたが、今までとは違ったスタンスで絵にも取り組めそうです。実現はまだ先になるかと思うので、あたためておきます。
・色に特化した赤ちゃん絵本を、いつか出せたらと思っています。

○音楽をやる
・ピアノのレッスンを再開する。2年前にピアノを習いだしたとたんに、事情で独学になっていました。
・余裕があればバイオリンも。うまくなったら市民区民オーケストラに入りたい。
・声楽のレッスンも再開したい(第九が歌えるように)。
・シブヤ音楽大学というのが、ゴーストライター騒動で知られた新垣さんが学長となって開校したようです。月額980円など、興味あり!音大は憧れでしたから…!

○自分自身の学び
・発達心理学を学びたい。なぜかというと、「自分はなにものなのか?」というのに興味があるからです。
きっかけは、自分の子どもの頃からの「やりたいこと」が、「音楽」だったことです。親には絵を習わされ、一度就職してから美大に入学もしましたが、それはとても大きな経験だったものの、音楽のように「ゆさぶられるような好き」にはなりませんでした(音楽に代わるものは、唯一「文学」でした)。やっているから好きになるというわけでもないんだとわかり、それはなぜなのかを考え、子どもにとっての志向とは何か、どんな道が子どもの幸せになるのか…につなげていきたいと思います。

たくさんになってしまいました。
この中のどれか一つでも実現できたら、ばんばんざいの2021年です!

※photoのバッグは、20年前にマンションのお隣さんからいただいたものです。持ち手がとれてしまったので、新たに作ってつけてみました。じょうぶで、たくさん入りそうです。夢もたくさん入れました!

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2020年、昨年は…

2021年01月03日 | ごあいさつ
みなさま、こんにちは!

昨年2020年の振り返りを、していませんでした。してみようと思います!

○コロナ禍で在宅に
私は執筆とは別に、個人事業主として仕事をしています。肺に持病があるため、昨年は2月から在宅にしてもらい、ずっと家にこもっていました。家にこもるのは、ほぼ5年ぶりでした。もともと、フリーランスとして家で仕事をしていたので、元に戻った感がありました。

○執筆がはかどった
仕事は半分近くに減りましたが、執筆がはかどるようになりました。近くにいる人や環境に順応する性質のためか、外にいればいるだけまわりになじみ、それはそれで楽しいのですが(にぎやかなのは好き)、何を書いていたかも忘れがちに。
今年は、家族以外の人に会わないことのためか、2か月に1作のペースで執筆が進みました!
課題は、仕事時間と執筆時間をしっかりと分けることですね(これは、リモート解除後にもいえることかも)。

○実家の片づけと家族の再生
母が亡くなって一年が過ぎ、コロナ禍の中で4カ月に一度実家に帰って片づけを行いました。絵日記や賞状、受験時代の大量のデッサン…、母がぜんぶとっておいてくれました。一人での片付けはつらかったのですが、母も父なきあと一人で家を守って暮らしていたことを考えると、母の気持ちを追体験することにもつながり、ようやく、母はいま自分の中にいる、と思えるようになりました。毎朝、母の写真に手をふっています。

ずっとやりとりのなかった兄にも手紙や形見分けの遺品を送り、電話でも話すことができました。誕生日と干支が同じ兄に、一度も誕生日プレゼントを贈ったことがなかったので、送りました。これまでは、迷惑かな、と思っていましたが、人生は短いし、自分の気持ちを優先してみようと思い、おもいきって。

○一度も気管支炎にかからなかった!
昨年の年末年始は、例年行事の気管支炎になり、夫と猫と帰省した実家で、一人でゲホゲホやっていました(救急車を呼びたいと思ったほど)。しかしその後、一度も気管支炎にならず!手洗いなどの基本的な感染防止が大事なのだと思い知りました。

みなさまも、どうかお気を付けてお過ごしください。よいお年になりますよう、お祈りいたしております!




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あけましておめでとうございます!2021年

2021年01月02日 | ごあいさつ
みなさま、あけましておめでとうございます!
昨年も当ブログにお立ち寄りくださりありがとうございました!
本年もどうぞよろしくお願いいたします!

今年は自家製梅酒をそえました。

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本が模試などに使われました

2020年03月19日 | ごあいさつ
みなさま こんにちは。

これまでに書いた本が、模試などに使われたそうです。
作品の使用管理を管理団体におまかせしているのですが、先週、その明細がとどきました。

使われた作品は
「つばさ」大島理惠著・文研出版刊
「宮脇昭 ドングリで、地球の命を守る」(科学感動物語・3)大島理惠著・学研刊
「107小節目から」大島恵真著・講談社刊
です。
それぞれ、教材や、公開模試に使われたようです。

なかなか、うれしいです。
ふだん、どなたが読んでくれているのかなあ、と心許ない気分でいますが、
たとえ教材や試験問題であっても、それがおとなが選んだものであっても、
読んでもらえるわけですから!

作品を読まれた(問題を解いた)みなさま、いかがでしたか?

私も、教科書や問題になっている作品を読むのが好きでした。
いきなり違う世界に入るようで…。

試験でもよい結果が出るとよいですね。
(私も一度、過去に載った自分の作品を解いてみたけれど、まちがえていたりして…(汗))

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2020年もよろしくお願いします

2020年02月01日 | ごあいさつ
みなさま、本年もよろしくおねがいいたします!
年末年始とあわただしく、ごあいさつもできないまま2月となりました。

昨年の夏、母が亡くなりました。
一昨年は、母にがんの疑いがわかり、
その前の年は自分が雪道で転んで骨折し、
その前の年は夫にがんが発覚して手術でした。
毎年いろいろ起きていますが、今年からは、ハプニングや悲しみに負けず、
日々、少しの時間でも小説を書いていこうと決めました。
これからもいろいろとありそうですが、そのたびに止まっていたら、何も出せなくなりそうです。

今は、月に数回、実家に帰って片づけをしています。
誰もいない家にいるのは、なかなかつらいものがあります。
身近な人の死に加え、
その人の不在、残ったさまざまな物の処分を自分ひとりで決めること、
うちには子どもがいないので、この家の歴史が自分で終わってしまうことなど、
同時にいろいろな思いがわきあがります。
その重さを解消すべく、片づけに励んできましたが、片づけても時間も人も戻ってきません。

この半年、一人で考えた結果、生きている人との縁を大切にしようと思いました。
話す、気にかける、尊重する。
簡単そうですが、けっこうないがしろにしてしまう日々だったと思います。
そのことを自覚した年開けでした。

みなさまにも、よい一年となりますよう、お祈りいたします!
本年は受賞第二作目をなんとか、という思いもあります。
また、のぞきにきてくださいね。

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2019年の講談社児童文学新人賞授賞式に参加しました

2019年09月16日 | ごあいさつ
みなさま ごぶさたしております。
今年に入って私生活でいろいろとあったため、すっかり更新できなくなっておりました。

ようやく秋の入り口となった今月なかば、
恒例の講談社児童文学新人賞・絵本新人賞の受賞パーティに参加してきました。
恒例の、とはいえ、呼んでいただけるのは数年。
同期の受賞の方々や先輩作家さん、受賞のみなさんとお会いできるすばらしい場です。
ふだん、横の繋がりがあるようでない立場ですので、
進捗状況やお悩みを聞いたり聞いていただいたり、
活躍される方のお話を聞けたりと、脳も心もどんどん活性化!

二次会では、担当編集さんとも打ち合わせでき、
(関西など遠方の作家さんは、その日のお昼などにすでに打ち合わせを済ませている)
なんとなく進んでいけばいいや…と思っていた作品に、いっぱつ喝を入れていただきました。
個人的には、なんとなく進んで、でもなかったのですが、
自分だけで考えているとどうしても客観的になれませんので、
プロの編集者さんの意見はたいへん貴重でした!

台風の被災地からいらっしゃった受賞者さんも。
どうか、ご自愛くださいませ。

来年は、受賞されたみなさまの作品が、続々刊行されることでしょう。
新刊を読めるのを楽しみにしつつ、私も心機一転、がんばります!

※イラストは本文とは関係なく、ずっと前に描いた絵です。でも、今の気分をあらわしているかも!


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児童文学評論で紹介していただきました

2019年02月04日 | ごあいさつ
新刊児童書のメールマガジンの「児童文学評論」で、作家のひこ・田中さんが、『107小節目から』を紹介してくださいました。つたない作品ではありますが、たいへんうれしかったです!
うれしいことは最初から最後までですが、主人公の由羽来が「本当は音楽をやりたい」と書かれていることは、そう、それがいちばん書きたかったんだ、と心にすとんと落ちて、ありがたかったです。

この作品は、前述したとおりつたなく、それは、自分の家庭内DVの体験をほぼそのまま書いたものなので、ベースが「物語ではない」というところです。
もっとひどい(書けない)こととかもあり、そこをどう物語にするかに悩んで、矛盾点を解消していったらページ数が初稿の三倍くらいになってしまい、そこからまた削りました。

この作品の前にも、絵本、児童書を出させていただいており、これからの方向性も決まっていたところに、急に、これを書きたいと思い、書いてからわかったことは、ここがゼロ地点なんだということでした(最初に同人の合評会に出したときは、『ゼロ地点から』というタイトルでもありました)。

過去にも、カルチャースクールの小説講座に通って、同じようなテーマで書いたら、ほとんどの方から、「こんなので絶望したと思うな」「自分はもっとひどい目にあっている」とさんざんに言われ、そのときは、私はただ自分の悲しみと家族の愛しさを書きたかっただけなのに、他の人は関係ないのになんで?と不思議に思ったものでした。

悲惨なテーマというのは、読者の方を何かしら刺激するのかもしれないと気づきました。
私が思ったのは、人の悲しみや悩みは、相対化できないということで、ある人にとってはそんな程度で…と思うことでも、本人にとっては、一回、ゼロ地点に落ちて悩みまくらないと、前に進めないものでもあるのだろうということでした。

しかし、過去でも現在でも、いろいろな反応があって、はじめて気づけることもたくさんあります。いろいろ言ってもらえるのは、やはり、感謝感謝です。今回も小説として本になって多くの読者に読まれるのだから、なるべく明るく、楽しく、希望をもって読み終わってもらえるよう、5回くらい改稿しまくっていました。
成功したかどうかはちょっと不安ですが…、笑っていただける要素もあったらうれしいです。

また、私の経験したDVや貧困はそうたいしたものではないかもしれないけれど、私は、同じ経験をした人や、そういうことを加害的にしてしまう人の気持ちも、少しはわかるかもしれないと思いました。
そういう人たちに必要なのは、心を言語化して整理することだとも思います。
私の書いた本を誰に読んでほしいかといえば、自分と同じような経験をした子どもですが、おとなの方にも読んでいただけたらうれしいです。

次作目は、まったくちがうエンタメをめざしていますが、同じ人間が書くので、ある程度貧困とかは入ってくるかも…。
音楽は、これからもずっと書いていきたいと思っています。
音楽と文学があって、私は救われました。あとは、友だち、社会に出てからの人々、たくさんの人に救われました。

今後は、ここをゼロ地点として、楽しい世界を書けるよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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