大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

さなぎのさびしさ

2009年06月25日 | スケッチブック
*イラストは、今年からつけている生き物日記

飼育ケースのナミアゲハが2匹とも、さなぎになりました。
前蛹(さなぎになる前の、準備段階)までは、いいのですが、
朝、のぞいてみて、さなぎになっていると、なんともさびしいんです。
まるで、娘がお嫁にいってしまったようなさびしさ?です。
前の日まで、あんなにもぐもぐ食べていたのに、
葉っぱがほしいとうろうろしていたのに、
もう、その姿は見られないんですねえ。

ナミアゲハは、さなぎになる前は緑色の幼虫ですが、
その前は、黒い姿をしています。
今回、いちばんかわいいな、と思ったのは、
卵からかえって3日目くらいに、5ミリにも満たない大きさなのに、
黒地で、背中に白いVのもようがうっすら見えたときでした。
小さくても、ナミアゲハだな~ と。

ムラサキシジミたちは、がんばって大きくなっています。
冬場は見たことがなかったので、毎年、北上するのでは?なんて思ってたんですが、
きっとそうではないんでしょうね。
枯れ葉色の羽で、どこかでまとまって越冬しているんでしょうね。


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夏至の虫たち

2009年06月22日 | スケッチブック
梅雨本番ですが、夏至でしたね。
ここ数日が、1年でいちばん昼が長いのか~
と思うと、雨の毎日も、なんだか感動的です。

長雨にもかかわらず、虫たちが元気です。
先週、剪定した梅の枝には、テントウムシ3種が。
(コクロヒメテントウ、ダンダラテントウ、キイロテントウ)
ナミテントウ幼虫を育てたおかげで、テントウムシの幼虫ということはわかりましたが、
模様が違うため、ネット検索したら、上記3種とわかりました。
ネットはすごいですね。
キイロテントウは、白地に黒い点のある、おしゃれさんです。
うどんこ菌を食べるのだそうで、貴重です。

昨日剪定したシラカシからは、ムラサキシジミの小さな子どもたちが
10匹程度、みつかりました。
みんな、静かに若芽の中にいるもので、よく見ないと
ゴミに出してしまうところでした。
しかしこれで、ムラサキシジミが常駐していることがわかりました。
前年までは、9月頃にならないと現れなかったので、
南の県から北上してくるものと思っていましたが、
東京で、冬を越していたんですかね~。

けさは、卵から観察していた
ツマグロヒョウモンとナミアゲハが前蛹に。
ナミアゲハは、おとといから加わったミニナミアゲハに、
体にのっかられたりして、不快な思いをしていたので、
誰にもみつからないように、ケースのフタのところで
ひそかに糸をかけていました。

*スケッチは、以前にのせたものを使用しています。

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クマたち

2009年06月09日 | 本の装画の仕事
*月刊誌「中学受験・進学レーダー」みくに出版 の表紙イラストより

このクマたち、「進学レーダー」という雑誌の、キャラクター「レッツくん」です。
編集部さんから、好評でしたよ~と連絡もらったので、まとめてのせてみました。

むかし、アートディレクターさんから、
こういう絵を描かないかといわれ、(中学受験なんだから、こういう元気な感じだな)
と、それらしいラフをいくつかつくりました。が、「無理してる」といわれ、
自分がほんとに、カワイイとおもえるラフを描いてみたところ、OKがでたものです。
それは、鉛筆書きだったので、そこからデジタル用につくって、
現在のようなスタイルとなりました。
いいディレクションや、エディションをしてくれる人がいて、
はじめて、潜在的な力が発揮できるものですね。
書店でみかけたら、お手に取ってご覧ください。

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コリアンダーの花咲く

2009年06月06日 | イラスト(ペン画)
かすみ草のようにきれいな花が咲きました。
中華料理なんかによく使うコリアンダー(香草)です。
ルッコラもバジルも、白い花を咲かせています。
梅雨どきに、なかなか可憐です。

ブラックベリーは大きなピンクの花をつけました。
黄色いお尻のマルハナバチが、ぶんぶん飛んできています。
今年も実が期待できそうです。
ミニトマト、ブルーベリーも実がつきはじめました。

さなぎからかえった5匹のナミテントウが、
あぶらむしを食べてくれているみたいです。
ナミテントウは、模様がいろいろあるようですが、
かえった順に、1番目は黒地に黄色の4紋タイプで、
あと4匹は黒地に黄色の2紋でした。
同じDNA?でも、模様が違うんだとおどろきました。

現在、コクロヒメテントウの2匹のさなぎがいます。
昨年は、足の速いカイガラムシ! と冷淡に扱っていましたが、
(カイガラムシそっくりの幼虫なので)
今年はビンで飼ってみました。
なかなか、けむくじゃらがかわいく、テントウ界のマルチーズ、な幼虫でした。

このほか、キチョウがさなぎになっていたり、
ナゾの毛だらけのまゆから黄色い小さなガが羽化していたり、
6月の狭い庭は忙しい毎日です。
ある辞書では、Juneというのは、
バラの香りとともに社交界が活発になる時期だそうです。
そう言われてみると、すてきな月ですね。

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