大島恵真(おおしま・えま)の日記

児童文学作家・大島恵真の著作、近況を紹介します。
絵本作家・大島理惠の「いろえんぴつの鳥絵日記」もこちらです。

なくなったブルーベリーと青い羽

2009年07月19日 | イラスト(色鉛筆)
むし暑いですね。みなさまいかがおすごしですか。

先日、朝、外に出てみると、せまい庭のかたすみに、青い羽が落ちていました。
20センチくらいの長さの、ほそい羽です。
日本の野鳥の羽とは思われません。
ブルーベリーの鉢を見ると、きょう収穫する予定だった4粒が、ありません。
かなり大きく、紫色になっているだろうと、楽しみにしていたのに。

これは・・・だれのしわざでしょうね。
私には、思い当たるいきものがあります。
東京を中心に繁殖している、ワカケホンセイインコです。
あの青い羽は、彼らの尾羽だと思います。
その推理を裏付けるように、昨日の夕方、
1羽のワカケが、お隣の電線にとまりました。
こっちを見ている感じ。
すると、大きく旋回して、こんどは反対側の隣家の電線に。
青緑の尾羽を大きく広げて、ばっさばっさと飛び回ります。
上空を飛んでいるときは細い十字に見えるだけですが、
間近でみると、きれいです。それに、かわいいです。

朝と夕方、上空で、キキキキ! という黄色い?声がきこえたら、
空を見上げてみると、
ワカケホンセイインコが、焦ったように、どこかに飛んでいくのを見る事ができますよ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年はじめてムラサキシジミ羽化

2009年07月12日 | スケッチブック
みなさま こんにちは。
きょうは都議選、みなさまは誰にいれるんでしょうか。
うちのまわりは畑なので、選挙カーも1日1回くるだけで、静かなものです。

けさ、ムラサキシジミが2羽、羽化していました。
秋の蛹は羽化までに時間がかかりましたが、さすが夏、早いです。
秋の羽化組よりも元気いっぱいで、しっかりした足で壁をつかんでとまっていました。

2羽(2頭というのか?)の関係は、牽制しあいのシビアなものです。
ケースの中をぱたぱたはばたいて、2羽で隣接すると、
バタバタ、お前来るな! アンタこそ! と もうたいへんなさわぎです。
幼虫時代も、みんな、接近しあうと、お尻をビク!ビク!とあげて威嚇していました。

明日羽化組もちらほら(蛹の色が部分的に紫色になり、前日には真っ黒になります)。

鮮やかな紫の羽を開いてはくれませんでしたが、
羽をとじている地味なシルエットも、シジミチョウらしくておもしろいです。

ベランダから放したら、電柱にそろってとまりました。
スズメにみつかりませんように!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツマグロヒョウモンの誕生

2009年07月02日 | スケッチブック
温暖化の申し子といわれる、ツマグロヒョウモンです。
知らないうちに、さなぎから、こんなりっぱなチョウになっていました。
輝くひとつの命です。
夫が撮影してくれました。一眼はきれいですね。
指にのせてもバタバタせずに、パタ、パタ、とゆっくり動く優雅な子です。
幼虫時代の面影は、羽の色に名残りがみえますが、
あんなにたくさんあった足はどうしたんでしょうね。

さなぎの内側では、すごい変化がおきていたようです。
価値観が転換してしまいそうなとき、
自我の崩壊しそうな状態にあるとき、
産みの苦しみを味わって煮詰まっているとき、
明日はチョウになるという、さなぎの気持ちになれば、のりきることができるかも!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする