遷都最適地
乞う、ご期待。平成23年11月 から連続投稿!
あなたはどう生きるかに応える
現代人渇望の感動と知的話題の書
改定 「日本海時代の首都実現に燃えて」 -4-
--それでも私はなぜ出馬するのか-― 西川 攻著
まえがき
本編は、平成6年前後に執筆したものを、今日視点を考慮し、加筆訂正し改訂版として新たに書き直したものです。
目次は初版と同じです。従って2011―5―22日投稿
(逞しいしいふるさとづくりは西川攻にお任せください)済みの、ブログを御参照下さい。
尚、初版の3頁に亘るまえがきは、諸般の事情により割愛しました。ご了承の程・・・。
第一章 首都奪還!日本海時代実現に向けての第一歩
4・遷都最適地
東京一極集中の弊害が指摘され、いっとき、
遷都論が白熱し大いに話題に登りました。
すべての機能が、東京に集約され、その便利さ、効率のよさを考えたらこんにちまで、進展の無いまま時が経過したのも無理からぬことです。
しかし、東日本大震災前後の地方住民対する中央の不手際、手ぬるさは酷すぎます。
重要なことは、官僚的視点で無く政治的視点から見た場合、国内の不公平感の元凶とも言える
一極集中化を、言い換えれば、地方に封じ込まれている潜在能力をこれ以上放置すべきではありません。
東京にすべての能力が吸収され、地方が手足の役割しか担えない現状では、将来にわたって真の積極的民主政治を育むことは出来ません。
子供を東京の大学に出すために地方の低収入の中を夫婦ともに懸命に働きようやく卒業したが
郷里にしかるべく職場が無く東京近郊に留まざるを得ないのが現状です。
その結果、親たちは孤独な老後を送り人生を終わる例はあまりに身近に多く散見されます。
勢い郷里に留まる人々はただ黙々と収入のためのみに生きることを余儀なくされ、このことがすべての基準となり選挙のときでさえ、いまだに悪しき因習となって住民に浸透しております。
地方の主体性と活力を育成するには多極分散型国土を形成し最終的に東京並みの所得確保が出来るような形を造る必要があります。
遷都はそれに先んじてもっとも優先させなければならない問題として、実現に向けて着手しなければなりません。
歴史的・地理的必要条件を基本に最適地は決定されるべきではあります。
加えて、少なくとも東京に準ずる既存の大型都市をその候補地とすることは、何の意味もありません。将に、遷都の自殺行為です。
明治維新後まもなく、新政府は首都所在地をめぐって、大久保利通の大阪遷都論に対し前島密は江戸東京をと建言しました。
結果、日本国の中心地である。江戸庶民がばらばらになる危険をなんとしても防ぐ。
などの理由から前島の構想力によって首都東京が確定した経緯があります。
以上のことにも鑑み、今日視点に立脚するなら、たとえショッキングな地域であっても従来、陽の当たらなかった地方をその照準とすべきと考えます。
日本を一新するとの、抜本的見地に立ってまず最適地を地方に特定するは、歴史的使命です。
日本全国民の活力、能力をみなぎらせる、新しい日本の夜明けとすべきです。
但し、首都東京から余りにも離れていては、
機能の分散が著しく、あらゆり連携が遮断され、支障や障害やロスも計り知れない件は留意が必要です。
戦後の日本の復興はアメリカを中心とする太平洋時代の窓口となった首都東京です。
逆に、世界情勢はアジアの時代を軸に確実な動きを見せております。
従って、東京から1番近く地方のシンボルともいうべき日本海沿岸の地域が望ましいことになります。
すでに東京はその役割を十分果たし、むしろその弊害が日本全体に及ぼしている面は否定できません。
東京に出なければ、文化的にも経済的にもトップになりうるだけの高度な刺激や人脈や新鮮な情報などを確保することは至難のことです。
種種の事情から潜在能力を発揮し得ないまま地方の一私人として人生を送らなければならなかった人たちに今後は光を大きく当てるべきです。
さらにこれを契機に、同じように能力のある若いアジアの留学生に対して日本が優遇措置を講じて大量に受け入れることも必要です。
日本が将来アジア同胞諸国に誇れる真に生きた海外援助として定着させる時です。
殊に、中国・韓国・北鮮を中心とする東南アジア全土にわたって将来を担う若者たちに勉学のチャンスを与えやすい、
日本海沿岸のこの地が、最短距離に当たる、新首都になる意味は大きいものがあります。
さらに、現在多くの留学生は、東京の生活費の高さにあえぎ、勉学に専心出来ない悪環境下にあります.
そして何故か1年も経過すると対日感情が募りはじめているといわれます。
新たにこれから開かれた新首都として世界の人材をも育てるに最適な水・土地の豊かなフロンテアとして、記述の如く日本海沿岸の地に遷都実現は急務です。
アジアを中心とする多くの留学生が
心身ともに安心できる環境を提供することは日本の国際貢献の画期的努力の現われとして、国際評価は高まるでしょう。
まさに日本の新しい時代の夜明けは遷都と同時にスタ-トすると言っても過言ではありません。
早期実現の必要性を納得できるだけの国家国民の見識と先見力が望まれます。
同時に、着実且つ大胆にその実現に行動する力強いリ―ダ-の誕生が緊急の課題です。
平成23年12月15日 西川攻
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