やあ。私の名はオメガ。よろしく。 | |
私の主人は、いまひとつ垢抜けしない、この男。 | |
そして主人の相棒は、愛嬌のある、この男。 | |
対照的な両者だが、なぜか大抵、一緒にいる。 | |
この男は明るく外向的で、誰にでも好かれるのだが(昨日も今日もモテモテだった)、 | |
他方、私の主人は、内気で引っ込み思案なのだ。 | |
媚びるのが苦手で、寂しがり屋だ。 | |
そんな主人は、今日も、草花と静かに語り合っていた……。 そんな主人を、私はいじらしく思うのだ。 私は一生、この主人に仕えるつもりだ。 |
どうも最近ぱっとしないチッチである。両手をぱっと開いてみても、やはりぱっとしないのである。 | |
なぜなら、彼は先月、とても恥ずかしい寝言を、あこがれのミーコさんに聞かれてしまったからである。それ以来彼は、ミーコさんと顔を合わせるのを避けるようになってしまったのである……。 | |
「ああっ、ミーコさんだ、ど、どうしよう、かかか隠れなきゃ」 | |
こそこそ 「変ねえ、チッチがいたようだけど。気のせいかしら」 | |
こそこそこそっ 「え? あたしの後ろ?」 | |
「あらチッチ、そこにいたの」 | |
「わわーっ! 見つかっちゃったぁ!」 | |
ばたっ |
私は縞々シスターズについて更に理解を深めた。 | |
縞々シスターズのメンバーは三匹、つまり縞々トリオなのだ。(実際に生物学的な意味で姉妹なのだろうか?) | |
というわけで、縞々トリオのメリーちゃんを、あらためてどうぞよろしく。 | |
また、頸部に怪我をしているのが、ナナちゃんである。(私は、このナナちゃんと、もう一匹のメンバーであるサクラちゃんとを、混同していたのかもしれない。) | |
傷は、実に痛々しい(ように見える)。現地では、エリザベスカラーを付けてやる可能性も検討されているらしい。 | |
もっとも、本人はのんきな顔をしている。傷の見かけは酷いが、さほど深くはなく、もう直りかけているのだ。 |